No.21ベストアンサー
- 回答日時:
五木寛之の「晴れの日には鏡を忘れて」です。
ブスの旅館従業員が自殺を装って失踪し、整形して美人に変身して世界中を旅行しながら幸せに暮らすうち、ふと昔を懐かしむ時があって、失踪から1年後に偽装自殺現場の断崖絶壁を見に戻ってくる・・・・
・・・とまあ、ここまでは大まじめに語られるシンデレラストーリーなのですが、そのあとが凄い。
断崖から海を見下ろす主人公のところに、突然、"縄文人のような"ぼろぼろの服をまとった男が駆け寄ってきて、「おまえ、顔は変わってるけど○○子だろう」なんて言うんです。
その男も旅館従業員で、女に惚れていたのですが、女の自殺は嘘だろうと思い、女が帰ってくるのを、なんと、断崖絶壁のすぐそばの洞窟に隠れて生活しながらずっと待っていたんですと。
なんで男までが旅館を黙ってやめちゃうわけ?
洞窟で1年も生活する必要があんの?
いくら五木センセイが大御所だからってさ、それはないんじゃない?
読了後、私は怒りのあまり本をびりびりに破いてしまいました。
御礼が遅くなってすいません。
>断崖絶壁のすぐそばの洞窟に隠れて生活しながらずっと 待っていたんですと。
五木センセイ無茶しすぎ~!いくらなんでもこれはないですよね。大御所の五木センセイがここまで無茶なことを書いているとは驚きでした。世の中には、まだまだ知らないすごいことがあるんですね。いや、ほんとに笑わせていただきありがとうございました。
No.20
- 回答日時:
こずかた治「悪のマルチ商法」です。
マルチ商法について調べようと思い読んだのですが、
誰が主人公かわからないという究極のダメ小説でした。
この作者の本は、株とかを題材にしているので一見役立ちそうに思いますが、その内容はトンデモ小説なので気をつけましょう。ある意味笑えますけど(笑)
参考URL:http://eigakinenbi.at.webry.info/200507/article_ …
御礼が遅くなってすいません。
>誰が主人公かわからない
えっ? 主人公なしでどうやって小説書くんでしょうか?こずかた氏は小説書くつもりがないんですか?プロットとか考えないで勢いだけで書いちゃうタイプなんでしょうね。本屋さんで見かけても手を出さないように気をつけます。
No.19
- 回答日時:
自分の主観ではありますが、一つ挙げますと、
「デルフィニア戦記」シリーズ 茅田 砂胡 著
です。どうやらこの本は人気があるらしく、もしかしたら、manabooさんも読んだことがあって、好きな本なのかもしれません。が、自分にとっては嫌いな本です。
一応、内容を超軽く紹介しておくと、異世界からやってきた少女が命を追われている若い王と一緒になって冒険する、といった感じのストーリーなはずです。
で、なぜ腹が立ったかというと、
I.二人にピンチが訪れている感じがしないところがムカつきます。
II.先述の少女(名前はリィ)が異世界では男だったのに、今いる世界では体が女になっているという事です。
私にとって、こんなに気持ち悪いものはないです。自分の意思で女性の体になったのではないというのが嫌で堪りません。発狂したくなります。つまり、No.16さんが紹介した小説みたいだと個人的に思うわけです。
III.北上次郎氏の解説。「十二国記」と比べるな!と思ってしまった。「十二国記」の興奮と金庸のダイナミズムをたして2で割らないおもしろさと書いてあったから買ったのに・・・
なんか愚痴をこぼしてるみたいな文章ですいません。
参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/ …
御礼が遅くなってすいません。
僕の読んだ事のある本、2冊目登場です。No.17さんのところでも書いたように、あんまり好きじゃありません。
理由
(1)同人誌臭ただよう、作者のお気に入りをいっぱい出して、みんなに活躍してもらいました的なご都合主義小説だから。
(2)戦記と銘打っている割に、戦記ものにつきものの、野戦シーンの描写がへたくそ。世界設定もあまい。そのせいで、外交上の駆け引きや謀略が場当たり的。多分、他国の設定(暗殺団のところは別。多分ここは以前から考えていたっぽい。)は書き続けるにつれて必要に迫られて間に合わせで考えたように見える。などなど。
特に(2)は、僕にとっては致命的でした。そもそもこの作者は戦記を書くにあたって下調べをした形跡がまるっきりないのが許せない。まあ、もともとキャラクター路線を突っ走るつもりで書いただけなんだろうけど、それにしてもある程度はリアルっぽさも出してもらわないと納得できません。だからといって、ガチの戦史に近い合戦シーンを描けといっているわけじゃないんです。(実際の武士は馬から降りて徒歩で合戦していたからと言って、徒歩で戦う武田騎馬隊なんて誰も見たくないでしょ?)そうじゃなくて、本当の戦いではこんなことはないと分かっているが、少量のリアルに大きな嘘というエンターテインメントに徹してうまく料理することが必要ということなのです。田中芳樹氏なんかは、史実をよく読みこんだ上で、三国志演義的なご都合主義を適度にちりばめて、エンターテインメントに徹した大ボラ合戦シーンを「アルスラーン戦記」なんかで書いているわけです。
茅田 砂胡 氏には、もう少し勉強しなさいと言いたいですね。
>十二国記」と比べるな!
確かに十二国記に失礼ですね。小野不由美氏はこの小説を執筆するに当たりかなり世界設定を綿密にこしらえていますね。こういう“世界”ものは設定がしっかりしていないと後半になればなるほどグダグダになっていくんですが、(デルフィニアはまさにそのとおりなんですけど)十二国記は、逆に締まってくるんですよね世界が。これは世界観が確固としてあればこそですよね。
それだけに、小野氏には続きを書いてもらいたいですね。
No.18
- 回答日時:
西尾維新の著書。
良いところはあると思いますが、反理系小説のようで肌に合いません。どんなよい頭も方向性を間違えると危険だということを感じます。
一部内容を紹介。重要人物の一人が統計学を全否定し、マーフィーの法則をオリジナルのように振舞っている描写があります。
滑稽です。
またおすすめなのは、「Add 機械仕掛けのホムンクルス」(角川スニーカー)です。シリーズもので現段階で三作出ています。表紙の絵がきれいなので手にとってみるとよいでしょう。
本に火をつけたいという気分を味わえます。
御礼が遅くなってすいません。
>西尾維新の著書
本屋さんで結構広いスペースを割いてヒラ積みされているので前から気になっていたんですよね、この人の小説。
で、書評を見てみたら結構、評価高いですね。まあ、ミステリとしてはやや難があるみたいですけど、支持者は圧倒的にキャラクターの面白さを挙げていますね。それと、合う人には合うし、合わない人はとことん合わないとも書いていました。worldofsfさんには、とことん合わなかったみたいですね。これだからキャラクター路線の小説は怖いんですよね。好き嫌いがはっきり出るから。
キャラクター路線には結構苦い思い出がありまして、僕は昔、田中芳樹の大ファンだったんですよ。20年位前に銀英伝の1巻を読んで、その重厚な雰囲気にしびれてそれからずっとファンだったんです。でも、銀英伝の後半からやや怪しい雲行きになり、創竜伝で三流キャラクター路線に堕落し、それでもまだ希望はあると思っていたところに薬師寺涼子シリーズが始まるに至りついに堪忍袋の緒が切れ、ファンをやめました。個人的には、作者が「うる星やつら」のLD(ビデオだったかも)シリーズを全巻集めた頃からおかしくなったと思っています。
才能的にはすばらしい作家だと思っているので、ぜひ復活を遂げてほしいと思っています。
No.17
- 回答日時:
トム・クランシーやロビン・クックなどの人気作家
でもあたりはずれがありますね。
私のお勧めは、「亡国のイージス」です。
何かと今年評判になってる作家なので、
読んでみたのですが、
荒唐無稽
奇想天外
自分勝手、つまり設定に無理がありすぎ
自分でもよく最後まで読んだなと思いました。
御礼が遅くなってすいません。
おおっ。とうとう僕が読んだことのある作品が出てきましたか!! 最初に断っておきますが、結構僕は楽しんで読めました。
>荒唐無稽 奇想天外 自分勝手、つまり設定に無理がありすぎ
確かに、そのとおりだと思います。ガチの戦史好きや軍隊好きの人(文章から推察するに、umi-nariさんは軍隊、戦史好きとお見受けしました)には、拒絶される点が多々あると思います。でも、まあこの作者がやりたいと思っていたのは、日本を舞台にした「ダイハード」みたいなアクションエンターテインメントで、それを出来る舞台は日本では自衛隊を持ってくるしかないということで、あの設定が出来ているわけです。で、エンターテインメントであるからには、あまり現実をガチガチに持ってくるとえらく不自由なことになるので、一般人が
読む分にはリアルに見える程度に意図的にルーズにしているんじゃないかと。
でも、自分のテリトリーというか、お気に入りの物事について、適当な書き方をされると作品世界に入っていけないし、腹立たしくもありますよね。僕にとってそれは、No.19さんが挙げられている「デルフィニア戦記」なんですけどね。
No.16
- 回答日時:
はじめまして。
25歳女性です。ミステリーはあまり読まないとのことですし、手に取る機会もないとは思いますが、
乾くるみ「Jの神話」講談社ノベルズ
が、私が今まで読んだ中で一番腹立たしかった本です。
いや、他にもあるかもしれないけど、もう覚えてないのかも(笑)
ストーリーは、たしか全寮制の女子高で女の子が一人死んで、そのなぞを解くとか言う学園もの(?)なんですが、
(この先ネタバレですご注意ください)
その真相と言うのが、なにやら女性の性器に寄生する謎の生物がいて、寄生した状態だと男性器のようになり、性交することで麻薬物質のようなものを分泌し相手の女性を虜にし、新しい宿主を選ぶんだか、子孫を作るんだか。。。
で、その虜になってる女生徒達が生徒会ならぬ「性奴会(せいどかい)」とやらを組織していて、秘密を知った女の子を殺した(いやその生物に操られて自殺したんだったか)とかいうスバラシイオハナシです。
別にアダルトアニメや18禁ゲームのあらすじならそれでも一向に構いませんが、普通のミステリーのノベルスでこんなもの出版するなよ、講談社。
ちなみに、私は女性ですが、格別性描写自体には嫌悪感はありません(レイプとかはイヤだけど)ですがこの本の描写はなんだか「醜悪」な感じで、たとえ男の人でも、こんなもので興奮できるだろうか?と疑問な感じでした。
ちなみに、この本を買った経緯は、当時私は講談社のメフィスト賞受賞作家(森博嗣が有名ですね)の作品を読み漁っていて、この人も受賞作家だったのでブックオフで買いました。
。。。購入金額が100円で、せめてもの幸いでした。定価で買ってたら、と思うと。。。いや、やりきれない^^;
ちなみに、山田悠介は「ヒドイ」という話を良く聞きつつ、売れてるらしいし「間違った日本語探し」とまで言われると興味があってぱらっと読んでみたいとも思うんですけどね。。。
でもいざ、書店で手にとって見ると、どうしても買う気はおろか読む気が起きなくて未読です^^;そういえば「DEEP LOVE」シリーズも同じ理由で未読だなぁ。。。
御礼が遅くなってすいません。
>その真相と言うのが、なにやら女性の性器に寄生する謎の生物がいて、寄生した状態だと男性器のようになり・・・
すごい真相ですね・・・。これだけを読めば、ものすごいドンデモ本を予想しますが、書評を読んでみるとそれほどでもないようですね。でも、確かに普通のミステリーノベルスでこんなのを出版するなよと思いますね。
「DEEP LOVE」僕も未読です。あれは正直やばそうです。あれは、ねえ、その、あれです、本の形した対人地雷ですよ、精神攻撃用の。近寄っちゃだめな種類の本だと思います。
No.15
- 回答日時:
3分の2ぐらいまで読んでそれ以上読み進められなかったので“読後に怒りを…”とは言えないんですが、村上龍さんの『限りなく透明に近いブルー』です。
簡単に言ってしまえば、若者の麻薬とセックスの話って感じでしょうか。この本のファンの人に叱られそうですが。
すごく有名な作品だから一度読んでみようかと思ったのですが、乱交シーンとかが気持ち悪くて、何とかがんばったのですが結局最後まで読めませんでした。想像が膨らんで吐き気がしてしまって。
村上さんの他の作品では好きなものもあるんですけどね。
『リアル鬼ごっこ』ってばかばかしいとか批判が多いようなので読んでみようかなーと思っていたのですが、本をたたきつけるほどつまらないなら読まないほうが良さそうですね。
>『限りなく透明に近いブルー』
僕が小さいときにかなり話題になっていた記憶があります。一度読んでみようかなとも思っているのですがまだ未読です。村上作品は数冊読んでいますが、あの暴力の開放感を是とするか否とするかで好き嫌いが分かれる作家だと思います。『半島を出よ』はかなり興味があるので読むつもりですが、それを読んだ後に『限りなく透明に近いブルー』も読んでみようと思います。
>本をたたきつけるほどつまらないなら読まないほうが 良さそうですね。
ネタとしてなら読んでも良いと思いますよ。史上最低のベストセラーはある意味読む価値ありです。もし読むなら単行本をお勧めします。ぼくが読んだのは文庫本ですが、これは大幅な加筆、訂正の入ったスケールダウン版なので面白みに欠けるらしいです。(それでも怒りで手が震えること請け合いですけど)よりサプライズを求めるなら全く手の入っていない単行本がベスト!すばらしい四次元殺法的文章の連続で、きっとあなたのハートを熱くしてくれるはずです。
No.14
- 回答日時:
あくまで私の主観ですが。
三崎亜記の「となり町戦争」です。
私はいつもライトノベルしか読まないのですが、たまにはと思い、書店で大々的に宣伝されていたので買って読んでみました。
アマゾンのサイトでは結構高評価の方が多いみたいですし本の帯にも賛辞が書き連ねてありましたが、全く意味不明でした。展開が遅いし話は飛ぶし。普段買っている文庫が2冊は買える値段だったので、更に不満でした。
(繰り返しますが私の主観です)
これの書評は、本当に両極端ですね。ハマる人はハマるし、ダメな人は絶対にダメという感じですね。現実的にはありえない設定上で進んでいくストーリーの波に乗れるか乗れないか、また読者に乗るつもりがあるかないかの二者択一を迫る小説ということでしょうか。「公共事業としての戦争」というシュールな設定には心惹かれますが、手を出すとやけどしそうなので、やっぱり読まないようにします。
No.12
- 回答日時:
池波正太郎の忍者関係の本です。
短編集なども多々でているのですが、内容の使いまわしが多かったりして、他の忍者関係の池波物(真田物も)と併読したり続けて読んだりするとこんがらがったりします。ただ、ちょっとエッチだけれでども、痛快ですごくおもしろいし、真田太平記は全12巻、長編で、僕ははまってしまって何度も読み返しています。だから使いまわしの点だけ気をつけて読んでみて下さい!
歴史は好きでその手の本は結構読んでいるんですけど、不思議と戦国ものは読んだことないんですよね。たぶん大河ドラマなんかで、主人公の戦国武将があまりにも良い人に描かれすぎているのがいやで戦国ものアレルギーに陥っているのかもしれません。真田太平記はけっこうおもしろそうですね。12巻もあるので、古本で購入になると思いますが、読んでみようと思います。
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