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最後の最後、ラスト一文の意味が分かりません。
>>急行列車は、まだ通過している。
を、どう解釈したらいいのでしょう?何やら意味深な一文なようですが…。
鯨の力の所為で鈴木が死に向かっている、ってことですか?腑に落ちず落ち着きません。どなたか、ぜひ教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

ラストシーンの一場面ですね。

単純な描写で、急行列車をはさんで向こう側に押し屋の子供たち、健太郎と孝次郎がいるという風景ですね。その前の描写で回送列車が通り過ぎていく間に子供たちが消えている可能性を鈴木は考えていますから、その伏線から考えると急行列車が通り過ぎる間だけ、鈴木と亡き妻との間にふたりの子供がいたという妄想が続くという意味でしょう。
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この回答へのお礼

返事が遅くなって申し訳ありません。
何となく、分かったような分からないような未だにそんな気分です^^; 妄想をする分には別に不穏なことも無いので安心しておきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/10 08:25

押されるんじゃないかとぞっとしました。

「ばかじゃないのー」ってね。
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今更ですが…最近読んだので。



田中が鯨に「幻覚に呑み込まれてしまいますよ」と警告をする場面があります。そこで田中は幻覚の兆候としていくつか挙げていますがその中で
「~通過する列車がいつまで経っても通り過ぎない、とか、この列車ずいぶん長いなあ、なんて思ったら、まずい兆候ですよ。」と言っているところがあります。

なので最期の一文は鈴木も幻覚を見ていたか、見るようになってしまったということではないでしょうか。
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ホントに今更ですが・・・


ついさっき読み終えたばっかりなんですが・・・

田中のセリフで幻覚の兆候として信号の点滅が止まらなかったり、歩いていても階段が止まらなかったり、通貨する列車がいつまでたっても通り過ぎないっていうのがあって、
「新号はたいがい見始めの景気で、列車は目覚めの合図だったりします」
という事を言ってます。(p165)

で冒頭の寺原の息子が轢かれる前の所で、
 この信号はいつまで点滅しているんだよ。
とあります。(p22)

それでラスト
 回送電車は、まだ通過している。(p335)

ということは鈴木はずっと幻覚を見ていて、ラストでその幻覚が終わるということではないでしょうか。

*ページ数は文庫のほうのページです。
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