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口上などでの独特な言い回しなのかもしれませんが、寅さん映画で良く耳にする、

「東京は、葛飾柴又。」(生誕地を告げるシーンで)

という台詞の、この「は」は、文法上どのように解釈するのでしょうか。
「東京の葛飾柴又。」と言うのとでは、意味合いも違いますか。

A 回答 (1件)

 こんにちは。



 係助詞の「は」のようです(副助詞としてる辞書もある)。ちなみに現代文法。
 意味は、他と区別して、それ以外にない、という感じに限定したいとき使うようです。

 東京は葛飾柴又=(他でもない)東京の、葛飾柴又。
 江戸は神田=(大坂でもなく名古屋でもない)江戸の、神田。

 よく、外国人が日本語を勉強するとき、主語の格助詞「が」との意味の違いを云々される「は」ですよ。

 雨が降る=ふつうの叙述文。 
 雨は降る=振ってるのは雨なんです、というニュアンス。 

 でも、広沢虎造や渥美清を思い出しちゃいますね。
 あの調子が耳に残ってるせいかな。
 
 ご参考になれば。
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この回答へのお礼

こんにちは。
お答えくださって有り難うございました。
とても参考になりました。なるほどそうなんですね。
こういう言葉遣いを日頃しませんが、しみじみ...はたまたつくづく....というニュアンスで伝わってくる華やかな「は」ですね。日本の話芸にはわくわくします。

お礼日時:2005/10/16 16:36

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