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質問です。下絵を画面に写すには、カーボーン紙などがありますが、日本画でつかわれる念紙について教えてください。念紙にはどんな紙が必要で、どんな顔料を使えばいいですか。一連の製作方法を詳しく教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

100gあれば十分です。



乳鉢・乳棒は念紙以外にも、彩色前に胡粉や水干を粉末状にする為に必要なものですので持っておいた方が良いと思います。又、比較的柔らかい水干の場合は乳鉢を使わずに、大きめの紙上に少量置いて紙の中心を折り鉛筆でその上から回しながらしごくと粉状になります。

清酒と水干が混ざった、土っぽく甘い香りはなんとも不思議な感覚です。
fuku3490さんにとって実り多き制作でありますように。
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この回答へのお礼

ご返事に感謝いたします。早速、清酒を買いました。ではまた質問があったときは宜しくお願いします。ご自愛のほどを。

お礼日時:2005/10/28 10:48

薄美濃紙を使います。


紹介したサイトのように一般的には水干絵具の朱土や黄土が使われますが、画面のベース色に効果的な色を選択するとよいと思います。ex.胡粉(イタボ牡蠣の殻で作った白粉)や松煙墨(墨の原料になる黒粉)、他の水干絵具の色
水干絵具と胡粉を使用する時は面倒でもしっかり乳鉢で細かくしないと、つぶつぶが残って画面が汚れてしまいます。本藍は特に固いので注意!

清酒はちょっと変わった材料ですが、膠や糊だと薄美濃紙に完全に定着してしまうのに対し酒ならば微弱な定着力ですのでカーボン紙の役目を果たせるのです。水と酒の割合は個人によりけりです。私が学校で初めて教わった時は酒だけで溶いていました。
刷毛で一面全体を塗ったら乾燥させます。乾いたら、破かないよう注意しながら揉み紙のようにぐしゃぐしゃに丸めて余分な絵具を除きます。広げてしっかりはたいたら完成。
カーボン紙の役目が果たせていない時は、酒が濃すぎたかあるいは薄すぎた可能性があります。手間がかかる上に天候など、微妙な原因が左右するものですのでもし一回で成功しなくてもまた塗り直せば問題ありません。
薄美濃紙は薄さの割に大変丈夫ですので長持ちします。(とはいえ念紙は消耗品です)

老舗の日本画材屋さんだと、丁寧に必要な道具や作り方を教えてくれると思います。関東なら根津・金開堂/得應軒、上野・喜屋、横浜・三吉が良いのでは。

参考URL:http://www2u.biglobe.ne.jp/~gln/88/8803/880303.htm
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この回答へのお礼

ご回答に感謝いたします。日本画の画材を使うのは初めてなのでどきどきしています。薄美濃紙3匁 (約920×630mm)に黄土を塗ろうと思っていますが、水干絵具100gで足りますかね。乳鉢も買わないと。今から楽しみです。では、また。

お礼日時:2005/10/26 18:39

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