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大腸菌サブクローニングのスクリーニング用に、硫酸カナマイシンを購入したいのですが、カナマイシンAとBが売られています。両者の違いは何でしょうか?
作用や構造は同じで、発売元が違うだけなのでしょうか?

A 回答 (1件)

畑違いの人間です。



下記のWebPageで、カナマイシン(→恐らくカナマイシンA)と
ジベカシン(=3',4'-ジデオキシカナマイシンB)の構造を比較すると、
水酸基2つの欠如(←3',4'-ジデオキシ)以外に、カナマイシンの2'-の水酸基が
アミノ基に置換されているのがわかります。
このことから推測するに、「2'-位が水酸基=A、アミノ基=B」ではないかと思います。
http://www.bikaken.or.jp/mcrf_j/contribution/
http://biotech.nikkeibp.co.jp/MUSEUM/27.html


この構造の違いが作用にどこまで影響するかはわかりませんが、
下記のWebPageで見る限り(→「粉末タイプ」の10個目)、
A・Bの混合物での流通もされているようです。
Bの薬理作用がAより遙かに大きいようなら、混ざったままにはしておかないと思いますので
(→それが大きければ、製造ロットの差で性能もぶれることになる)、
どちらを使っても問題ないものと思います。
(勿論、毎回の実験で比較対象との条件は揃える前提で、です)
http://www.nacalai.co.jp/information/04-10/kouse …


*「Bの薬理作用がAより遙かに大きいようなら」についての補足(というか余談?);
「AとBの性能差」が「Bは不活性」ということだった場合は、単にAの純度の
問題だけの話になるので、わざわざ分離しなくてもよい、ということになります。
実際には、Bも売られているとのことですし、Bの誘導体であるジベカシンにも
薬理作用があることから、それはないと思いますが。
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この回答へのお礼

DexMachinaさん、ありがとうございました。化学系の方なのでしょうか、とても分かりやすい回答を頂き助かりました。

お礼日時:2005/12/31 00:56

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