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 昨年11月に発売された『青春アミーゴ』(修二と彰)は、幅広い世代から支持され、瞬く間にミリオンセラーとなりました。
 歌っている2人もテレビ初出演の番組で「昭和の歌謡曲をイメージした、ダサカッコイイ路線を狙ってるみたいで、お父さんお母さんの世代も耳に入りやすい懐かしいメロディー」と話していましたし、30~40歳代の人たちも異口同音に「懐かしい感じがして馴染みやすい」という印象を持っているようです。
 確かに昭和のアイドル歌謡と最近のJ-POPでは、全体の印象がかなり違うように感じるのですが、どこがと言われるとなかなかうまく説明できません。キーやリズム、コード進行などいろいろな要素があると思いますが、両者の印象の違いは主に何に因るものなのでしょうか?

A 回答 (2件)

「歌謡曲」と「J-POP」は、単に呼び方の違いだけだと私は思ってます。


要するに、流行りの歌のことを、
20年ぐらい前までは「歌謡曲」と呼び、
最近は「J-POP」と呼んでるというだけです。

ただ、20年前と今では音楽性は大きく変わってます。

リズムが複雑で、音符が細かいものが多くなったこと。
男女ともに音域が高くなったこと。
サンプリング、スクラッチなど、クラブDJ的手法によって作られた音が一般化したこと。
いろんな変化があります。

私が思う一番大きな変化は、「日本語の乗せ方」の変化です。
たとえば「愛してる」という5音節の言葉を、
昔は「あ・い・し・て・る」と5個の音符で歌っていたのですが、
今は「あいし・てる」と2個の音符で歌うことも珍しくありません。
最近は、音符自体が昔と比べて細かくなっているのに加えて、
そうやって強引に音符に言葉を詰め込んだ曲が多いように思います。

ここらへんは以下の過去質問が詳しいと思います。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=962492
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=481239
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
なるほど、確かに「日本語の乗せ方」の変化は大きいですね。とてもわかりやすく、大変参考になりました。

ところで、「クラブDJ的手法によって作られた音」というのを、もう少しわかりやすく教えていただけませんか?よろしくお願いいたします・

お礼日時:2006/01/28 14:59

> ところで、「クラブDJ的手法によって作られた音」というのを、もう少しわかりやすく教えていただけませんか?



サンプリングとは、既存のレコードの音を機械的に取り込むこと。
その音を加工し、その上に他の楽器や声などを重ねて、
全く別の曲に仕上げる。
そういうことが一般的に行われています。

わかりやすい例といえば、ZOOまたはEXILEの「Choo Choo TRAIN」のイントロ。
「このイントロの歌詞は何と言っているのですか?」という質問が、このサイトにも後を絶ちません。
たとえば http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=743512 など。
ですが実際は、この部分はD TRAINの「Keep On」という
往年のディスコナンバーからサンプリングした音声を加工して作られているのです。
ですから、この部分は「歌詞は存在しない」が正解。
既に人間の口で再現できる声でなくなっているから。

そんな風に、他の楽器や人間の声、
あるいはそれまでのシンセサイザーやコンピュータで作れない音を
作れるようになったのが、サンプリングという手法です。

ちなみにスクラッチというのはわかりますね。
アナログレコードのターンテーブルを手で回して音を出すこと。

クラブ(昔風の言い方ではディスコ)のDJは、
最初は単純にレコードをかけるだけだったのですが、
曲をつなぎ合わせたり重ねたり、
さらにスクラッチで作ったリズムや
サンプリングで取り込んだ曲のフレーズを重ねていくうちに、
いつしか自分たち独自で音楽を作れるようになりました。
現在活躍している音楽プロデューサーの多くがクラブDJ出身です。

以上、「わかりやすく」と言われたのでちょっとがんばって書いてみましたが、
わかりやすかったでしょうか?
既に質問の本筋から大きく脱線しているので、
これでまだわからない点があるなら、新規質問を建ててください。
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この回答へのお礼

なるほど!納得です。丁寧にご説明いただき、大変良い勉強になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/01/29 17:05

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