プロが教えるわが家の防犯対策術!

カテゴリーがここで合っているのかわかりませんが、
回答お願いします。

黄教授と東大多比良教授問題が騒がれる理由について教えてください。

A 回答 (5件)

捏造自体が科学の冒涜であることはいうまでも無いことですが、


公的資金、公的な資源を用いておこなっている場合は横領・泥棒と変わりないと思います。
これらの事件に対する対応として韓国のほうがはるかにまともだと思いました。
こういう場合は刑事で引っ張らないといけないと思います。
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データ捏造に関する不正行為に対して日本、中国、韓国などの法整備が問われています。

アメリカでもベル研究所でドイツ人と中国人の博士研究員がデータ捏造による論文発表の摘発で徹底的に研究員が調査されました。彼らは数週間に一本の頻度でサイエンスやネーチャーといわれるきわめて引用率の高い(よく読まれて参照されている)雑誌に投稿していましたが、そのすべてのデータが捏造であると断定されました。このドイツ人のドイツでの博士論文もデータが捏造である可能性があるといわれています。彼は不正発覚まで将来ノーベル賞を受賞するといわれていました。

データ捏造を行う人間は幼少の頃から不正を行うものたちで、教育などで矯正されるような人たちではありません。日本の大学なとでの試験中での不正行為もアメリカなどに比べて非常に甘いものですので、日本の現在の風土がこのような不正を助長していると考えています。

日本の問題としては、データ捏造を行ったものに対する罰則規定や調査機構が無いことが最大の問題です。
ベル研究所の不正などにより、この分野でよい実験を行っていた研究者の論文投稿が阻害された事実から、彼らの行為は、単に個人の問題にとどまらず科学分野全体の発展を阻害することになりますので、その責任は厳しく問われるべきです。残念ながら日本には厳しく調査する機構や大学が外部から公的な調査を行う規則がありませんので、多比良教授などは弁護士を雇って、その法整備の不備をついてのうのうと開き直っているわけです。以前までは、この種の研究者は大学教官には少なかったと思いますが、現在ではいろんな人たちが研究者になっていますので、早期の法整備や調査機構の確立が急がれています。
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少し気になる点があったので。



#1の方が書かれているように「韓国は自尊心のためノーベル賞が欲しかったから」っていうのはいくらなんでも、乱暴な気がします。もちろん取れるなら取りたいでしょうが、あくまで結果論です。

現在、英米が倫理的な問題からヒトES細胞の研究には様々な制限があり、もちろんヒトクローンについては完全に禁止されています。それに対し、韓国は比較的制限が緩く、国策としてこの分野のリードを取ろうとしています。それは、学術的にはもちろん再生医療や医薬など
、将来的に大きな経済的利益も期待できるからです。

黄教授は、2004年に体細胞由来のヒトクローン胚からES細胞を世界で初めて作成したと発表しました。これは例えば患者からES細胞を作って再生医療に利用する可能性など、非常に大きなインパクトでした。結論を言うと、この報告がねつ造であることが判明したと言うことです。

あと、多比良教授の問題もねつ造問題ですが、調査されたのも科研費の不正流用とは関係がありません。多比良教授はRNAi(RNAiが気になるようでしたら、RNAiやRNA干渉で検索すればいろいろ出てくると思います)の分野では日本で第一人者でした。しかし、多比良教授の論文を追試した複数の研究者から否定するデータが提出され、結局多比良教授は論文を撤回することになりました。
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両教授とは、研究分野が違うのと私もマスコミレベルでの情報しか知らないので誤解が有るかも知れませんが。

問題になっている点は、

1.研究報告というものの信頼
 現在、世界中の非常に多くの専門論文誌に膨大な研究報告が行われており、とてもそれらの研究報告を検証できないのが実情です。一応、それらの論文掲載の前には、論文内容が理解できる同じ分野の別の研究者がレフェリーとして内容判定を行い、あまりにも内容がおかしい論文は掲載を拒否されますし、部分的につじつまが合わない論文の場合には内容修正や追加データの要求もなされます。しかし、今回の両教授のように、その分野の第一人者で、論文内容も一応つじつまが合っている場合には、なかなか真偽は見抜けません。そもそも、研究者は良心に基づいてウソの無い内容を発表する、というのは論文を信用して仕事を進めて行く上で絶対に必要な条件なのです。この絶対条件が、このような分野のトップ研究者達でさえ安易に破られていた、というのが衝撃的なわけです。この両研究者の発表は、内容が優れていたので他の研究者による検証も行われたでしょうから、内部告発などが無くても不正が明らかになった可能性は有りますが、そうでない平凡な論文なら不正がそのまま見過ごされたでしょう。つまり、論文に基づく科学情報の交換や研究成果の評価という、研究者の世界で中心的に行われている手法の信頼性が大きく揺らぐ問題なのです。

2.研究成果の信頼
 研究内容によっては、画期的な研究結果が必ずしも直ぐには他の研究者の追試で検証出来るとは限りませんし、装置やテクニックの関係でしばらくは先駆者の独壇場になることも珍しくはありません。ところが、このような不正が広範囲に行われてしまうと、世の中の画期的成果の信頼性そのものが疑わしくなります。また、最近は科学の世界も効率的な資本投下が重視されるので、このような先進的な成果に対しては思い切った予算配分が行われるのですが、予算狙いで不正な見込み発表がなされるのではないかという不安も出てきます。

3.不正防止策はどうすれば良いのか?
 近年、先端研究には必要な研究費も膨大なものになってきており、研究費の配分は成果が期待される研究テーマへの集中配分にならざるをえません。従って、公正な研究成果の評価というのは、研究者にとって死活問題ともなります。今回のようなデータねつ造という悪質な不正も広範囲に行われている不安が有りますが、それ以外にも都合の良いデータだけの拾い出しや複数論文誌への重複発表などのマナー違反的不正は、さらに一般的に行われていると思われます。研究者をとりまく過激な競争的な社会状況のために、もはや研究者自身の良心による公正を期待できなくなったとするなら、成果報告を審議する第三者機関の設置などを考えないといけなくなってきていると思われます。
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韓国はノーベル賞を欲しがっているんです。

金大中元大統領が平和賞を取りましたが、自然科学分野で取らないと自尊心が満たされません。
黄禹錫教授は貧しい中から身を起こし、世界的な業績を挙げてノーベル賞候補と(韓国内で)持ち上げられ過ぎました。政府も大金を投じました。黄教授の論文が捏造だったかどうかは未だはっきりしませんが、もし捏造だったとしたら、期待が重過ぎたんでしょう。
ただ、黄教授はソウル大でも獣医学部出身で、主流派の医学部からは足をすくってやろうと狙われていたかも知れません。日本でも事情は違いますが、ビタミンB1発見者の鈴木梅太郎(農学部卒)のノーベル賞受賞を東大医学部が妨害したという説もあります。
黄教授とは別に、以前から日本で科学研究費などの資金の不正流用が問題になっていました。日本でも論文捏造が厳しく追求されるようになっており、多比良教授も多額の科学研究費を受領していますから、調査の対象になったのです。
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