アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

先史と歴史の区分は文字の発見がキーになると学びました。そして高校教科書(用語集も含む)上、旧約聖書のノアやギルガメシュは伝説の人物として紹介されてます。中国の夏王朝も「伝説上の」となってます。一方モーセ・ダヴィデらは歴史上の人物となってます。
質問1:「歴史上の人物」と「伝説の人物」の区分があるならば、それは学会が決めるのですか?その際に基準となるものは何ですか?
質問2:伝説の人物としてギルガメシュが教科書に載るのなら、何故アブラハムは載らないのでしょう?これは推測でもけっこうですのでご意見をお聞かせください。

A 回答 (3件)

ギルガメシュは、シュメール王朝表で、ウルク第一王朝の第5代王ということになっています。


伝説での事跡はともかく、少なくともウルク第一王朝I期の終わり、あるいはII期(前3千年紀の前半)に、ギルガメシュという名の人物がウルクに実在したしたということは、他のいろいろな資料からみて、ほぼ間違いないとされています。

アブラハムは、そういう名前の人物が実在したかどうかもわかりません。(おそらく、実在しないのでしょうが。)
    • good
    • 0

1は書物や口伝以外の証拠(遺跡など)となるものが発見されているかどうかが分かれ目のひとつだと思います

    • good
    • 0

>それは学会が決めるのですか?その際に基準となるものは何ですか?



学会が決めるというより、学会の大勢がどう判断するかでしょう。
夏王朝に関しては、以前は伝説上の王朝とされていましたが、夏王朝に相当する時代の遺跡などが見つかり、今では実際にあった王朝とする説が有力です。

>ギルガメシュが教科書に載るのなら、何故アブラハムは載らないのでしょう

ギルガメッシュは、古代オリエントの状況を今に伝える貴重な資料となっています。
そういった意味で、教科書にのせているのであって、ギルガメッシュの伝説がどうであるかは、問題にしていません。
考古学的価値といえます。
一方アブラハムの場合、歴史的、考古学的資料性に乏しく、そういった面での価値はありません。
また、聖書が整備されたのは、4世紀ごろまでかけてですから、完全に有史以後になります。
その時代であれば、他にも信用足る一級品の資料も沢山有りますから、希少性にも乏しいため、記載内容に限界の有る教科書には記載されなくても当然です。

また、特定の宗教の人物を扱う場合、扱い方が難しいのも原因だと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。伝説にも信憑性が色々あるということですね。ただ、現在対立関係にあるユダヤ人・アラブ人の先祖はともにアブラハムとされ、両民族ともこれを信仰上の認識としているのでしょう?事実か否かは別として、両宗教の信仰・関係を語る上で教科書にも載せていいのではと思ったのですが…

お礼日時:2006/03/21 11:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!