No.10ベストアンサー
- 回答日時:
「歴史は進歩する」という考え方があります。
なぜなら、科学技術が進歩する以上、同じ状況は起こりえません。
逆に「歴史は繰り返す」という考え方があります。
科学技術が進歩しても、人間の心は実体験で鍛えられるもので、人の老化・死によってその実体験は失われていきます。
人は文学や映画など、欲や愛情・勇気・恐れなどさまざまな体験を伝えようと努力していますが、限界があります。
人が人である以上、その心の動きは似たような状況では似たようなものとなり、似たような行動を取ります。ですから、似たような歴史的状況があれば、似たような歴史が繰り返されることになります。
歴史を学び、過去にマイナスと思われる歴史があれば、注意して自分の心をコントロールして、安易な心の動きを抑える必要があります。それが歴史から学ぶということです。
例1.森林伐採と強国の移動
石炭が利用されるようになるまで、木が人間の利用する唯一のエネルギー源でした。
地中海に面したヨーロッパでは、雨量が少なく森林の回復に時間が掛かります。そのため、先進国・強国が樹木伐採によって森林がなくなると、衰退しその隣接地で森林の残っているところが次の先進国・強国となりました。
フェニキア(今のイスラエル・レバノン地域)
↓
ギリシャ
↓
ローマ・イタリア
↓
スペイン
↓
フランス・イギリス
ここで石炭が使われるようになり、産業革命が起こりました。
例2.
国家の統一(歴史は繰り返される・歴史は進歩するが同時に見られる例)
中世、領主が治める小国の集まりであったフランス・イタリア・ドイツ・イギリスなどが交通・経済の広域化で一国にまとまった。
更なる交通・経済の発達で、ヨーロッパ諸国が一国にまとまろうとしている。
例3.ロシアの南下政策
北の厳しい冬の人々にとって、南の温かい土地と言うのは憧れにも似た魅力があるのでしょうね。
北の大陸国ロシアには、元は港がなかった。→戦争をして国土を広げ港を手に入れた。→北の国なので港が冬になると凍結して使えなくなる。→南の国と戦争して南の港を手に入れようとする。→手に入れた港(大洋に面していない)を有効活用しようと更に南の国と戦う。西で戦って負けてそこの進出が止まると、東の海を目指す。東で負けると再度西で進出しようとする。
歴史年表と歴史地図帳を並べて、帝政ロシアの歴史を見てみてください。一目瞭然です。
例4.大国が小国を甘く見てちょっかいを出して泥沼にはまり、政権のあり方や国策を変えざるを得なくなる。
1970年代アメリカ。ベトナム戦争をやった結果、国家財政が破綻寸前となり、第二次世界大戦後の一強の地位を失う。
1980年代ソ連。アフガニスタンで10年戦い続け、経済が崩壊。ソ連解体に至る。
2000年代アメリカ。イラクで泥沼。クリントン政権で黒字化していた国家予算が2004年度は50兆円以上の赤字。
ブッシュさんは歴史から学んでいないのは歴然。
ほかにもいろ例がありますよ。
回答ありがとうございます。
歴史は進歩する・繰り返す、ですか。納得です。
ブッシュさんみたいなエリートでも、歴史から学ぶのは難しかったんですね。一体世界にどれだけ、歴史から学んでいる人がいるのでしょうか。悲しいですね。それでも繰り返してしまうのは、人間の悲しい性なのでしょうか。
No.11
- 回答日時:
日本における「開国」→「鎖国」サイクル
遣隋使・遣唐使→菅原道真の遣唐使廃止(国風文化・鎌倉の庶民仏教)
室町時代勘合貿易・戦国時代の南蛮貿易→鎖国令(江戸時代の諸文化・諸思想)
幕末の開国・大日本帝国時代→太平洋戦争の敗北・アメリカの庇護下であめりか以外の諸外国との接触なし(官僚主導・護送船団方式・年功序列などの企業文化)
ちょっと苦しいですがいかがでしょうか?他国から仕入れたアイデアを一旦鎖国して熟成すると日本に適した文化が現れると主張したいのですが。
金融ビッグバンによりまたアメリカに開国させられてしまいましたが、鎖国できないので熟成できないから日本独特の文化は現れそうにないですね。
その他思い当たるのは、中国王朝で、秦帝国から清帝国まで、帝国のつくりがほぼ同じようなものだというのを良く聞きます。西欧人的考えだとは思いますが。
個人的には、No.3の方に私も1票です。メモリーカード戦争などはそれらの亜流ですかね。
回答ありがとうございます。
>他国から仕入れたアイデアを一旦鎖国して熟成すると日本に適した文化が現れる
そういえばそうですよね。日本て国は、他国からアイデアを取り入れて応用させるのがうまいですもんね。
No.9
- 回答日時:
No.7
- 回答日時:
No.6 の回答、どこがどう似ているのかさっぱり分かりませんが、第二次世界大戦後のアメリカの立場と、関ヶ原後の徳川家の立場は、よく似ています。
極めて特徴的かつ有力な敵を、謀略と嫌がらせで戦争に引きずり込んで潰したのも、良く似ています。無論、大日本帝国と豊臣家のことですが。
回答ありがとうございます。
なるほど、アメリカと徳川幕府ですか。
たしかに、策謀を巡らせて、争いに誘い込んだような節はありますよね。
No.5
- 回答日時:
まず、ナポレオンのロシア遠征とナチス・ドイツのソ連侵攻ですね。
両方とも、焦土戦術と冬将軍(ロシアの寒波)で撃退されています。
日本でいえば、二度の元寇ですか。文永の役と弘安の役です。
両方とも、元軍は大艦隊を編成してせめて来ましたが、神風(台風と言われている)によって敗退させられました。
上の二つは、ともに季節が関係しています。季節は巡り、繰り返すもの。
同じように人の運命も繰り返すものなのかもしれません。
回答ありがとうございます。
季節ですか、斬新な意見ですね。
人の運命も繰り返してしまうものかもしれませんね。悪の連鎖だとしても。
No.4
- 回答日時:
No.3さんに一票!!
人間は自分の欲望だけを満たすためだけに生きているんです。自分だけ儲かればいい、自分さえ無事ならいい。この考えが積もり積もって戦争が起きるのです。自分は糖尿病でその他大勢の人民は飢え死にしてOK!ってのはその典型ですね。
現在も政府や党に都合の悪い政治家、学者、場合によってはWebに書き込みするヤツは消されますから。
※【絶対に確かな結論】:少なくとも僕らの5代先までたっても争いのない世界は実現出来そうもない。
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