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現在妊娠14週です。
膀胱炎の初期症状があるため抗生物質(不明)を飲んでいましたが
まだ治っていないため、婦人科でバクシダール錠100mgを処方されました。
が、薬局で、この薬はメーカーからは妊娠中の服用は避けるようにとなっていたので、病院に問い合わせてもらいました。先生は12週を過ぎているし、前の薬では効果が無かったから処方した、とのこと。
薬剤師も、何か根拠があって妊婦は避けるのではない、胎児に悪影響が出た報告もないけれど、100%は保障できない、ということで念のためそのように記載されている、専門医が処方しているから安心して飲んで早く治してください、と言いました。
大丈夫なんだろうとは思うけれど、やはり飲みたくありません。膀胱炎もたいしたことないし。でも、放っておいても治らないとは思うのですが・・・

A 回答 (5件)

私は医師でも薬剤師でもないただの一般人で、実際の臨床現場について理解しているわけではありません。


また治療に関しては、たとえ専門家であっても、直接診察をした主治医以外が判断することはできません。
以下はあくまでもお医者さんと相談する際の予備知識程度に考え、もしその結果に納得できない場合は、自己判断に頼らず、セカンドオピニオンも考慮してください。

まず、ポイントを挙げると、

・妊娠中は、膀胱の圧迫あるいは尿管筋力の低下により、膀胱を空にしにくく、尿(少量)が逆流しやすい。
・それに加え、体調の変化による抵抗力の低下もあり、膀胱炎にかかりやすく、自然治癒しにくい。
・そのため、通常よりも感染が腎臓に達するリスクが高く、軽症でも薬物治療を行うことが多い。

・バクシダール錠のようなニューキノロン系抗菌剤は、抗菌スペクトルが広く(多くの種類の細菌に効く)、耐性菌が生じにくい、膀胱炎の第一選択薬。
・ただし、これらの薬剤は妊婦に投与禁忌で、原則としては服用すべきではない。
・この、投与禁忌の理由は使用実績が少ないことによるもので、必ずしも明らかな危険性があるわけではない。
 (問題が生じたという報告は、おそらくない。)

ということで、服用の必要性の判断は、

・安全性が確立している他の抗菌剤(ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系等)で、治療効果が望めないか?
 (前回服用した薬では、十分な効果が得られていない?)
・現在、治療を急ぐ必要性の程度は?
・放置して万一悪化した場合は、長期間の薬の服用が必要になる可能性もあり、こちらのリスクとの兼ね合い。

といったことによると思います。


以下、バクシダール錠の妊婦への安全性についての情報です。

バクシダール錠のインタビューフォーム(製薬会社が医療機関に配布している、添付文書より詳しい薬の資料)の記載によると、基礎試験において危険性が疑われるような結果はありませんでした。
・生殖試験(ウサギ、マウス、ラット)で、異常なし。
・変異原性(優性致死、小核、Ames、染色体異常)試験で、いずれも陰性。

薬が妊婦に投与禁忌となる理由には、
1.基礎試験で危険性が予想される場合、あるいは問題を生じた臨床報告がある場合。
2.明らかな問題はないが使用実績が少なく、その薬が必ずしも治療に必須ではない(他の抗生剤等の代替薬など別の選択肢がある)場合。
があり、バクシダール錠の場合は、2の理由によると思われます。

また、バクシダール錠はノルフロキサシンという成分の抗菌薬で、ニューキノロン系に分類されるものですが、これの疫学調査の報告があります。

一つは、ヨーロッパ催奇形性情報サービスネットワークによるもので、この系統の薬を使用した549例(ノルフロキサシン318例)の妊婦を追跡調査した結果、先天奇形や胎児毒性を示さないことが明らかになったとしています。

もう一つは、虎ノ門病院産婦人科の報告で、764例(ノルフロキサシン119例)において、先天異常の頻度は一般のそれと同程度であり、ニューキノロンの催奇形性には否定的な結果であったとしています。
(ただし、妊婦の治療にこれらの薬が必須なことはまれであり、どちらの報告も、他の安全性が確立している抗菌剤の使用を勧めています。)

この系統の薬は比較的新しいもので、またそのほとんどが妊婦に投与禁忌とされているため、使用実績が少なく、大規模な調査結果は残念ながら見当たりませんでした。

ただ、上記の調査だけでは、薬の胎児への影響を完全に否定するには必ずしも十分ではないかもしれませんが、一般に(薬の影響とは無関係に)新生児の3%程度には(軽微なものも含めると)なんらかの先天異常があるとされていることも考慮すると、もし危険性があるとしても誤差範囲とも考えられ、実質的に危惧する必要は無いようにも思えます。
(ただし、薬を飲まなくても一定の割合で異常の可能性はありますので、お医者さんが保証してくれることはまずないでしょう。)

最後にセカンドオピニオンについてですが、膀胱炎の詳細な検査が必要な場合は、泌尿器科を受診する必要があるかもしれません。
ただ、この疾患は特に女性に多く妊娠中にはさらに高頻度で発症することと、妊婦への薬の使用に関しては産婦人科の医師の方が知識や経験が豊富であろうことを考えると、治療だけならあえて泌尿器科に行く必要はないかもしれません。

いずれにしても、お医者さんと十分に相談されて、納得できる治療をなさってください。

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http://www.jade.dti.ne.jp/~ma-hata/35_ninsin_1.htm
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。
こんなにもたくさん詳しく情報を寄せていただいて感激です。
結局検診時に先生に飲んでいないと伝えたのですが、もう妊娠初期を過ぎているから大丈夫、とういうことでした。また尿を検査に出してみて治っていなければ飲んでおくよう言われました。
他の病院であきらめる様いわれていた別の病気を手術で治してくれた先生なので、信用して必要があれば服用します。
本当にありがとうございます。50点くらい差し上げたいです。

お礼日時:2006/05/23 14:00

まじめないい薬剤師さんでした.この薬の注意は怖いですよね.しかも医師は本当に保証してくれるのかは疑問です.この薬は杏林ですからメーカーに確認するのが一番データを持っていますからいいと思います.


http://www.kyorin-pharm.co.jp/

他の病院に掛かれば違う心配のない薬を処方してくれると思います.

http://baby.goo.ne.jp/member/ninshin/medicine/2/ …

http://www.rakankaya.com/ninpu.html

http://www.ootsukihome.com/page30.htm

http://www2.health.ne.jp/library/maternity/
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この回答へのお礼

メーカーまで教えてもらってありがとうございます。
確かに怖そうですが、膀胱炎の症状が軽いだけにわざわざ他の病院に行くのも… 暫く飲まずにいます。

お礼日時:2006/05/06 19:16

妊娠を知っていて処方された薬なら、問題ないと思いますが。


大概の薬は、効果>副作用と判断されて処方されます。
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この回答へのお礼

先生は当然飲んでよいと判断してのことだと思うのですが私の気持ちの問題ですよね。
もう少し様子を見てみます。

お礼日時:2006/05/06 19:10

こんにちは、


私でしたら飲みませんし、配偶者にも飲ませません。
「胎児は排泄行為を行わない」と覚えておけば
全ての事象について適切な判断ができると思います。
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この回答へのお礼

きっと夫も反対しそうなので、暫く飲まないでいます。検診でまた尿検査がありますし。

お礼日時:2006/05/06 19:08

膀胱炎は水分をたくさん飲み、トイレの回数をふやせば治ります。

妊娠中の薬のほうが恐いです。おだいじに^^。
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この回答へのお礼

殆ど症状もないし、暫くトイレで様子を見てみます。やっぱり飲みたくないですものね。

お礼日時:2006/05/06 19:07

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