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 実験をした際、15V定格の電圧計を用いたのですが、5Vや10Vぐらいを最初測定していました。そうすると誤差が大きくなりました。でも測定しました。そうすると多少誤差が小さくなりました。
 先生に「こういうのは目盛の半分より大きいところの目盛を使って計ると誤差が小さいくなる。」といわれました。けど、理由は教えてくれませんでした…。
 そこでお聞きしたいのは、その先生の言った事が本当なのか。本当なら何故なのかっていうのです。教えてください。

A 回答 (5件)

本当です。



理由は、実は2つあります。


1つ目。

目盛りの幅を10倍に広げると、読み取り誤差は、誤差論により、√10分の1、つまり、3分の1ぐらいになります。

2つ目。

電圧計は、内部抵抗が大きいほど、正確に電圧を測ることが出来ます。
そして、大きい電圧を測るときほど、内部抵抗を大きくすることが出来ます。

電圧計は、回路と並列つなぎなので、内部抵抗が大きいほど、電圧計に流れる電流成分が小さくなります。
よって、
回路の特性や電源の特性が、回路に流れる電流の値に依存してしまうケースでは、電圧計の内部抵抗が大きいほうが良いのです。
「ケース」と書きましたが、世の中の現実の回路では、大概、回路と電源のいずれか一方若しくは両方が電流値に依存してしまっています。

(電流計は、逆に、内部抵抗が小さいほうが良いです。)

電圧計の実例は下記。
http://www.rlc.gr.jp/project/denki/tester/dc_v/d …

---------

ちなみに、

jun-loveさんにとっては、私という人物は初対面だと思いますが、
私は、jun-loveさんというお名前には、本日(正確には、昨日夕方)、2度お会いしました。

なぜかと言いますと、

jun-loveさんが質問された2件の質問に関して、それぞれ、本質をきちんと説明し、かつ、それを分かりやすく書くために、構想を練りに練って、それぞれ1時間と2時間、合計約3時間をかけてエディタで回答文を作成していたところ、
2度とも回答ウィンドウを開いて(←ここまでは出来ました)、そして、エディタから回答ウィンドウにコピペして、誤字脱字がないかをざざっと確認した後、投稿ボタンを押したら、

なんと!

ついさっき回答ウィンドウを開いたばかりなのに、投稿ボタンを押す一瞬前にjun-loveさんに締め切られてしまったからです!
(笑)

私自身、ボランティア的に回答していることもあり、また、ポイント獲得が目的でなく質問者さんや世の中に貢献するつもりで回答活動をしていることもありますので、感情的には全然気にしていません。

また、
左の私の名前をクリックして私のプロフィールを見ると分かりますが、今回のようなことは何十回も経験しています。
・・・さすがに、同じ質問者さんで1日に2度というのは、あまりにも偶然過ぎて、今まで経験ないですが。(笑)



まー、せっかくですので、下記に、前回・前々回のご質問への私の回答(になるはずだった文章)を、下に貼っておきます。

私が見たところ、jun-loveさんが締め切るまでに寄せられた回答には、きちんとした正解は無く、しかも、それでもってjun-loveさんが納得されてしまっていたように思います。
(jun-loveさん、回答者さん達に失礼なことを申し上げて、ごめんなさい。)

ぜひ、下記を読んでみてください。

/sanori



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http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2135129

8.82という数字、すなわち、3桁を計測できる電圧計で1%以上もの差が生じているというのは、結構大きな差です。

もしも、電池の特性のばらつきや、測定系の誤差でないとすれば、
この現象には、明快な理由があります。

電池や電圧計には、内部抵抗があります。

1.5V電池と6V電池とでは内部抵抗が違いますが、
簡単のため、6V電池は、1.5V電池を4個直列したものと同じとします。

1.5V電池の内部抵抗をr
電圧計の内部抵抗をR
と置きます。

電池を直列して9Vにして、そのプラスとマイナスを、抵抗無限小の導線で短絡したときのオームの法則は、
9 = 6r×理想的な電流
これは、電池1個の時もまったく同じ式になり、
1.5 = r×理想的な電流
です。

ここで、「理想的」というのは、電池の内部抵抗はあるけれども電圧計の抵抗はゼロということです。

ところが、
抵抗無限小の導線ではなく、電圧計のプラスとマイナスを電池のプラスとマイナスにつなげば、オームの法則は、
1.5 = (r+R)×実際の電流その1  (ア)
9 = (6r+R)×実際の電流その2   (イ)

書き直せば、

実際の電流その1 = 1.5/(r+R) (ア)’

実際の電流その2 = 9/(6r+R)
 = 1.5/(r + R/4)  (イ)’

さて、
電圧計で測定される電圧というのは、抵抗Rの両端にかかる電圧です。
これのオームの法則は、
測定された電圧その1 = R × 実際の電流その1  (ウ)
測定された電圧その2 = R × 実際の電流その2  (エ)

(ウ)に(ア)を代入すれば、

測定された電圧その1 = R × 1.5/(r+R)  (ウ)’
これは、
測定された電圧その2 = 1.5/(r/R +1)  (ウ)”
とも書けます。

同様に、(エ)に(イ)’を代入すれば、

測定された電圧その2 = R × 1.5/(r+R/4) (エ)’
これは、
測定された電圧その2 = 1.5/(r/R + 1/4)  (エ)”
とも書けます。



では、ここから、2つの「極端なケース」を考えます。

1つめの極端。
仮に、電池の内部抵抗rは、電圧計の内部抵抗Rに比べて非常に小さいと仮定しましょう。
つまり、
r<<R
と仮定します。
すると、(ウ)”と(エ)”より、

測定された電圧その1 ≒ 1.5/(0+1) = 1.5
測定された電圧その2 ≒ 1.5/(0+1/4) = 9

つまり、
r<<R であれば、真の電圧が4倍になれば、測定値もちゃんと4倍になります。


2つめの極端。
仮に、電圧計の内部抵抗Rは、電池の内部抵抗rに比べて非常に小さいと仮定しましょう。
つまり。
r>>R
と仮定します。
すると、(ウ)’と(エ)’より、

測定された電圧1 ≒ R × 1.5/(r+0) = 1.5R/r
測定された電圧2 ≒ R × 1.5/(r+0) = 1.5R/r

つまり、
r>>R であれば、真の電圧が4倍になろうが何倍になろうが、測定値は変わらなくなってしまいます。



要するに、
質問者さんが今回遭遇した現象は、測定値や真の電池の特性に1%もの誤差があまりないとすれば、
上記の「2つの極端」の中間の状況になっています。
すなわち、
「電池の内部抵抗が、電圧計の内部抵抗に比べて無視できるほど小さくない」
です。


なお、
電圧計の測定レンジを変えると、Rの値は変わると思います。








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http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru_reply.php3?q=2 …

簡単に説明しましょうか。

抵抗Rの電球1個なら、
V=Ri
だから、ワット(時間当たりエネルギー)は、
Vi=V^2/R
明るさはワットに比例しますから、
明るさ(の合計)は抵抗R(の合計)に反比例します。


まず、最も簡単な例から。
同じ電球を2個直列します。
抵抗は2Rになるので、合計の明るさは2分の1。
つまり、2個つなげると、明るくなるどころか、2個を合計しても明るさ半減です。
つまり、1個当たりの明るさは4分の1です。




では、本題。(=複雑な話)

30Wの電球の抵抗をRと置けば、
60W電球の抵抗はR/2、
100W電球の抵抗は、3R/10

直列つなぎしたら、合計の抵抗は、
R + R/2 + 3R/10
 = (10+5+3)R/10
 = R×9/5

ですから、上述の考え方により、合計の明るさは、Rの係数の逆数の、5/9 になります。
つまり、30Wの電球1個だけのときの明るさの半減近くの9分の5が、3つの電球の合計の明るさになります。


次に、
各々の電球にかかっている電圧を求めます。
直列つなぎなので、3つとも電流は同じです。
ということは、
電球の両端にかかっている電圧は、電球の抵抗に比例します。

電流をiと置けば、

30W電球にかかる電圧=Ri
60W電球にかかる電圧=Ri/2
100W電球にかかる電圧=3Ri/10

この3つの合計が電源電圧(V)なので、
V=Ri(1+1/2+3/10)
 =Ri×9/5

よって、
i=V/R×5/9

だから、
30W電球にかかる電圧=V×5/9
60W電球にかかる電圧=V×5/9/2
100W電球にかかる電圧=V×5/9×3/10

ワットは、電圧×電流なので、
30W電球のワット=V×5/9×i
 =(5/9)^2×V^2/R
60W電球のワット=(5/9/2)^2×V^2/R
100W電球のワット=(5/9×3/10)^2×V^2/R


明るさはワットに比例しますが、
直列つなぎしていない、30W電球単独のワット数は、
V^2/R
です。
(↑これが分からない場合は、最初から読み直してください。)


ですから、
30W電球単独の明るさをLと置けば、
直列つなぎしたときの各々の明るさは、

【直列つなぎ後】
30W電球の明るさ =(5/9)^2×L
 = 25÷81×L
 = Lの31%
60W電球の明るさ =(5/9/2)^2×L
 = 25÷81÷4×L
 = Lの7.7%
100W電球の明るさ =(5/9×3/10)^2×L
 =(1/3/2)^2×L
 = 1÷9÷4×L
 = Lの2.8%

つまり、
100W電球は点灯していないのではなく、
30W電球単独の明るさの2.8%の明るさで光っています。


ただし、
白熱電球の色は、明るければ明るいほど青っぽい白になり、そこから暗くなるにしたがって、だんだん、黄色~赤になっていき、最後には赤外線になります。
つまり、
物理的には2.8%の光であっても、赤外領域の光をたくさん含んでおり、しかも、赤い光は、黄色や青に比べて人間には暗く見えるので、さらに暗く見えます。
したがって、2.8%よりも暗く見えます。


つまり、
白熱電球が蛍光灯に比べて、何故、効率が悪いのかというと、

電熱線として見れば、どちらもまったく同じ効率なのです。
(光が壁など当たって熱に変わることを合計すれば、正確に同じ熱量になります。)

しかし、人間の目に見えない赤外線、遠赤外線が沢山出るから、「照明器具としては効率が悪い」わけです。
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この回答へのお礼

有難うございます!!(>_<)そして御免なさい…。
めちゃめちゃ参考になりました。レポートの考察を書いてるんですが、ちゃんとしたのが書けそうです!分かりやすくてバカな私でも理解できました(笑)有難うございます。
きっとまた近いうちにお目にかかると思います。(よく質問しますよ、私。)その時もよろしくお願いしますm(。。)m

お礼日時:2006/05/08 17:32

再びお邪魔します。


追伸です。

さっき、1行、偉そうなことを書いてしまいましたが、
大事なことを書き忘れました。

私は計算が非常に苦手なので、数字や計算過程に、どこかミスがあるかもしれません。
一応、自分では確認したのですが、私の場合、大概、当日中に検算しても、自分の間違いを発見できないので、もしかしたら、ミスの見落としさえもあるかもしれません。
その辺は、ご了承ください。

では、でーは。
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500Vレンジで2V測定しても、


1V何だか、3V何だか読めねーべ?

1目盛り10V

これが50Vレンジになると、
1目盛りが1Vになる。

これが5Vレンジになると、
1目盛りが0.1Vになる。

>こういうのは目盛の半分より大きいところの目盛を使って計ると誤差が小さいくなる。

レンジを出来るだけあげれば、
目盛りが小さく読める。
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簡単に言えば、(針の振れの小さい)大きいレンジで測定すると、


目盛りと目盛りの間の判断が付きにくく
「大体これぐらいかな?(例:7.5Vと7.6Vの間ぐらいかな?)」
なんて感じになりますが、小さいレンジで測定すると
「7.53Vと7.54Vの間ぐらいかな」という感じになります。
同じ目分量ですが、誤差は10倍違うことになりますね(^^)
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本当です。



こういったメーターの誤差は、
フルスケールに対して??%という形で現れます。
たとえば、誤差1%のメーターで15Vレンジの場合、
常に0.15Vの誤差を含んでいることになり、
150Vレンジであれば、常に1.5Vの誤差を
含んでいます。
これはメーターがどの位置にあっても同じなので、
15Vを150Vレンジで計れば誤差は1.5V
15Vレンジで計れば誤差は0.15Vとなります。
できるだけ、低いレンジで計った方が有利なわけで、
そのとき、針は右に振れる事になります。
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