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最近、無光型酸素触媒セラグランと言う触媒が販売されていますが、セラグランの電子移動の仕組みを教えてください。常温・常圧で活性酸素を発生するとのことですが、どのような反応経路をとるのでしょうか(セラグランの組成等も教えていただけると光栄です)?また、セラグラン以外にこのような化合物は存在するのでしょうか?

A 回答 (1件)

初めに、この件に関しては全くの門外漢であることをお断りした上で・・・



こちらのWebPageによれば、セラグランは二酸化チタンの表面を
リン酸処理したもののようです;
(「リン酸チタニア」となっていますが、組成・構造は一定ではないのでは
 ないかと推測します)
http://www.voc-eco.com/archives/30/index.html


これで空気中の酸素を活性化できるのだとすると、思いつくのは
以下のような反応でしょうか;
(反応に直接関与する原子のみを表記)

 ・O-O・ + ~P=O

      O
     / \
→ ~P   O
     \ /
      O

こうした吸着によって、酸素の反応性が上がる(→ビラジカルとしての活性
ではなく、O-Oの単結合の弱化という意味で)のではないでしょうか。

なお、通常のリン酸でこういう反応が起こるという話は、私自身も聞いたことは
ありませんが、二酸化チタンを担体とすることで電位変化が起こるとすれば、
全くありえない話ではない・・・かも(汗)
*式自体は、一応、C-C二重結合とオゾンの反応によるオゾニドの生成を
 イメージの下敷きとしました;

 >C=C< +O-O-O

 → >C-C<
    /   \
    O     O
     \  /
       O

・・・詳細な機構はともかくとして、酸素分子を吸着し、かつ、自身が
それ以上酸化しても安定にならないような物質であれば、多少なりとも
酸素を活性化すると思いますので(→高温条件下での接触触媒と同様)、
今回ご質問のものの他にも、そういう物質はありえるでしょう。
(但し、これはあくまで原理のお話で、実用レベルにある物質というのは、
 私は今回のripwatabeさんのご質問で初めて知ったような次第ですので、
 申し訳ありませんが実例は知りません)
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