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一般的に売られている絵の具(水彩絵の具やアクリル絵の具など)を1000度以上の高温で燃焼させたいのですが、有害物質など出たりして危険でしょうか?燃焼は空気雰囲気で、電気炉で行うのですが、絵の具を燃やすことで故障の原因になる可能性はありますか?
また、1000度以上の高温でも色彩があまり変化しない色なのが不可避なので、どういう色がベストか、お教え願えますか?

A 回答 (2件)

絵の具の種類にもよります。


たとえば.萌葱色系岩絵の具の場合砒素や銅を含む事は有名です。これら金属化合物は1000度程度が沸点ですのでそれなりの重金属中毒が考えられます。
泥絵の句の場合.鉛・砒素・カドミ・セレンを含む場合があります。
染料の場合には多くがアゾ染料であり.熱分解によって発ガンぶしつを中間体とする分解反応があります。

>故障の原因になる可能
鉛(M2O, MOのうち低沸点成分)などの溶剤を含む場合は炉壁が溶けます。

>高温でも色彩があまり変化しない色なのが不可避な
でもないです。スピネル顔料でしたらば.1100-2000度程度まで変色しない成分があります。作り方は.素木洋一の本を見てください。
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この回答へのお礼

発がん性物質が生成するのはやはりだめですよね。電気炉への影響ですが、チタンイエローなどでしたら大丈夫かな?と考え中です。
素本洋一さんという方は顔料について詳しい方なのでしょうか。一度読んでみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/20 22:17

どういった目的でこのような実験を行うかわかりませんが、特に目的がないなら止めておいたほうが正解です。


燃焼で有害物質ができるかという質問ですが、特に混合物である場合は微量でも確実に発生します。燃焼とはそれほど複雑で多数の副産物を生みます。
ちなみに加熱して色彩が変わるものもほとんどないと思います。水彩絵の具は基材としてアラビアゴムなどの天然もしくは合成樹脂を使っています。1000℃の熱で変性しないとは考えづらいです。
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この回答へのお礼

あまり詳しくはいえないのですが、とある物質の上にそれと似たような物質を塗布し、高温(実際は1200~1300度程度です)で燃焼させるのですが、燃焼後は上に塗布したものと基板の色が同一化してしまい、非常に判別しにくいので、片方を染色して燃焼させたらどうかと考えました(なお、事情があってSEMやEDXでは分析できないです)。
色彩そのものにかかわりの無いものなら、変性してもかまわないです。高温となると、色素そのものは無機物で無いと無理ですが、基本的に絵の具の色素として金属化合物がよく使われているので使えるかな?と考えました。
有害物質も、人体や大気に被害が及ばない微量なら良いのですが(絵の具の使用量は数g)、悩み中です。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/20 00:00

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