プロが教えるわが家の防犯対策術!

全くの音楽素人ですが、長い間解決出来ない疑問があり質問させて下さい。

Q1:ロックとかポップスの譜面を見ると「コード」が書かれていますが、メロディーに対してこのコードはどうやって決まる(メロディーとコードにはどういう相関があるの)しょうか? 昔小学校か中学の音楽の授業で「和音(コード)は、対応する小節の中にある音階を含むものを当てる」と教えられた記憶があるのですが、例えばそれでは4拍子の曲に全音符1つで「ド」だけの小節があった場合、ドミソでもドファラでもOKということになってしまいます。どういう関係なのでしょうか?

Q2:ミュージシャンや作曲家の人が良く「もともと、この曲はCで書いたけど、最終的にはEに変えて・・・(CとEについては適当です。このような質問をしている位なので現実は判りません。)」というようなコメントをしていることがありますが、この「曲がC」とかいうのどういう意味なのでしょうか? いわゆる「キー」のことということは「知って」いますが、曲の中にはいろんな音があるのに、何をもってCとかEとかが決まるのでしょうか? また関連事項だとは思いますが、長調の曲、短調の曲というのは、どう決まるのでしょうか?
これまた小学校の音楽の時間に「長調は明るい曲、短調は暗い曲」と教えられた記憶がありますが、明るい・暗いは個人の感覚であって一概に決められるものではないと思うのですが・・・。

以上、解っていらっしゃる方からすると「何をバカなことを」と思われる質問かもしれませんが、よろしくお願い致します。

A 回答 (8件)

Q1について


極論で言うと決まるのではなく勝手に決めて良いのです。
しかし現在の音楽の主流は調性音楽です。調性を無視するならなんでもありですが…
現在の調性音楽を知るには「和声(和音)」と「調性(ハ長調とかイ短調とか)」
について知る必要があると思います。

「和声」
大昔には和声の概念がなく曲はメロディーだけだったようです。
そのメロディーの元になるスケール(音階:例えばラシドレミファソラなど)は
世界に沢山あったと思われます。現在記録として残っているもので有名なものに
チャーチモードと言われるスケールがあります。その中のイオニアンとエオリアンが
それぞれ現在の長調と短調のスケールです。
その単独のメロディーにハモリをつけるのが和声の始まりでしょう。
どうやら3度(ドに対してなら1度はド、2度はレ、3度はミ)のハモリが
確立していったようです。それがさらに発展し三音和声、四音和声になったのでしょう。

「調性」
この和声を付ける事はどうやらその曲の調性感(何調であるかの感じ)を
色濃くするものになるようです。
さてここでハ長調(Key=C)における三音和声(トライアド)を考えてみましょう。
ハ長調のスケールはド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドです。
各音に3度づつ音を重ねコードを作ってみましょう。使える音はスケールの音のみです。
ドに3度ハモッってミ、さらに3度上がソ、3つ合わせてドミソ(Cのコード)。
同様にレに3度の音を重ねてレファラ(Dmのコード)。
ミはEm、ファはF、ソはG、ラはAm、シは特殊なのでここでは省略します。
つまりハ長調では基本的に使えるコードはC、Dm、Em、F、G、Amとなります。
もちろんさらに3度積み重ねて4音和声にする事も出来ます。
また代理コードとしての発展もありますがここでは省略します。
さてハ長調で使えるコードが決まりましたがコードには機能と言う特徴があります。
大きく分けてトニック、サブドミナント、ドミナントがあります。
これらの特徴のある機能の流れでコード進行が作られます。
ちなみにコード進行で調性感が顕著に現われるのがドミナントセブン→トニックです。
ハ長調で言うとG7→Cの進行です。とてもハ長調を感じさせるコード進行です。
(なぜ7が付くかは省略させて頂きます。質問すれば答えますが…)
こんな感じでコードを付けるのにルールがあります。

Q2について
Q1の回答で述べたように現在の音楽はほとんど99.99%調性音楽なので
「何調であるか」というものに頼って曲が作られています。
よって調性音楽のルールに則って作られている限りはCとかEとか言えるのです。
キーをCからEに変えるとはハ長調からホ長調にずらす事です。
例えばカラオケでCのキーでは低いのでキーを上げてEにするのと同じです。
Cのキー:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
Eのキー:ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド#・レ#
長調のスケールはどのキーでも各音の間隔は
全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音となります。(イオニアンと同じ。)
上のCのキーとEのキーで確認してみましょう。
ちなみに元になった古来のチャーチモードで言うと
CのキーはCイオニアンで、EのキーはEイオニアンです。
長調であるか短調であるかはこの各音の間隔で決まります。

>明るい・暗いは個人の感覚であって一概に決められるものではないと思うのですが・・・

仰る通りです。調性音楽とは教育と言う洗脳により確立したものです。
明るいor暗いも同様に学問体系により確立されたものであり、
唯一絶対のものという訳ではありません。
実際にある音はドド#レレ#ミファファ#ソソ#ララ#シの12種だけではありません。
ドとド#の間隔は半音ですがその間には無限の音があります。
音楽に使用するには人間の耳がどこまで認識できるかの問題がありますが…。


まとまりのない駄文になってしまいましたがご質問があればどうぞ。

この回答への補足

長文のご回答をどうもありがとうございます。

皆さんの回答を読んでいく順序で、たまたまursoniceさんの回答を最後の読み、他の方の回答で納得した気になっていましたが、更に疑問が出てきましたので、質問させて下さい。

Cのキー:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
Eのキー:ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド#・レ#
ということで、Eには#がついた音階が4つありますので、altosaxさんにNo.6でご回答して頂いている「Eの曲」=ホのたのしい曲=ホ長調の曲=シャープが4個ついた楽譜の曲」に合致し、そこまでは納得できたのですが、ある曲の中で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」も「ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド#・レ#」も全て使われていたら(極論を言うと、ピアノで、ある1オクターブなり2オクターブ内の白鍵も黒鍵も全てを使用するメロディーの曲があったなら)その曲はキーは何で何調の曲になるのでしょうか? そもそもそういう考え方が、ご説明頂いた「調性音楽」に合致していないのでしょうか? それとも譜面の書き方次第なのでしょうか? 譜面の先頭部分では#も♭もつけず、譜面途中のその音階が出てくるところで#や♭をつけていればCで、譜面の先頭部分で#を4コつけて譜面を書けばE?

お答えの中に「調性を無視するならなんでもありですが…」というコメントがあり、上記の私の質問はそれに当てはまる(=調性を無視しないと、白鍵も黒鍵も全て使うような曲は存在し得ない?!)ような気もして、叱られそうで怖いのですが、お許しを。

私が音楽を解っていないので質問させて頂いているのですが、解っていないがゆえに上手く質問出来ていないと思います。しかしながら、私の疑問の根本はこれなので、何卒よろしくお願い致します。

補足日時:2006/05/28 19:48
    • good
    • 2

>ある曲の中で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」も「ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド#・レ#」も全て使われていたら(極論を言うと、ピアノで、ある1オクターブなり2オクターブ内の白鍵も黒鍵も全てを使用するメロディーの曲があったなら)その曲はキーは何で何調の曲になるのでしょうか? そもそもそういう考え方が、ご説明頂いた「調性音楽」に合致していないのでしょうか?



ご質問にお答えします。
私はNo5で
「調性音楽とは教育と言う洗脳により確立したものです。
明るいor暗いも同様に学問体系により確立されたものであり、
唯一絶対のものという訳ではありません。」
と述べました。
そして長調と短調はチャーチモードの7種類の内の2種類であるとも言いました。
つまり長調であるとか短調であるとかは学門体系化されたこの2種類の事であり、
それらのルールに則って作られた調性音楽の事です。

ご質問のように全ての白鍵黒鍵の音を使った曲は何調か?ですが、
作曲者の意図が何処にあるかですね。
調性音楽のルールに則って作られていれば、その曲は何調であるか(調性音楽だから)
のルール(例外的なルールも含めて)に縛られます。
そしたらその縛られた調が答えです。
調性音楽を無視したら調性音楽では無いので何調でもありません。

>譜面の先頭部分では#も♭もつけず、譜面途中のその音階が出てくるところで#や♭をつけていればCで、譜面の先頭部分で#を4コつけて譜面を書けばE?

調性音楽のルールに則るならばそれがルールに則した方法だと思います。

人間が何かを考える時には出来るだけその事に関係してくるものを
少なくした方が理解し易いです。
白黒つけた方が理解しやすいのです。しかし現実はグレーだらけです。
しかもそのグレーもちょっと黒寄りとかかなり黒寄りとか
あるいはまあまあ白寄りとかめっちゃ白寄りとか様々です。
それをあえて白か黒にカテゴライズして学門体系化して理解を促しています。

例え話を1つ、ここに赤橙黄緑青藍紫(虹色)の7色があるとします。
赤は熱い感じの色、青は冷たい感じの色と教育すると、
実生活でも連想する物があり、すんなりと洗脳できますよね?
じゃあその他の色は?
チャーチモードの7種のスケールも同じです。
私はコード付けは調性感を色濃くするものと言いました。
つまりドレミファソラシドの音だけを使ったのではハ長調感は弱く、
調性音楽のルールに則ってコード化する事により調性感は強くなるのです。
色で例えるなら、単にノートに赤色にペンで塗っても赤は熱い感じは強くなく、
太陽の絵だったり、炎の色などとして脚色されて熱い感じは強くなります。
これがコード付けによる調性感を色濃くすると同じ効果です。
ルールを無視するなら、秋の夕焼けを描き、木々の葉っぱを赤く描きましょう。
赤系を使った紅葉感たっぷりの秋ですが熱いですか?
また派手に出血した残虐な映像、真っ赤に染まった死体、
ゾッと寒気を感じる人がいてもおかしくはないでしょう?

つまり何調であるかは音楽という学門上に確立されたものであり、
絶対的なものではありません。
またコード付けは調性を色濃くするものではありますが、
それは赤い太陽を描くなどのように古典的なルールに則った場合であり、
現在の進んだコード理論ではいかようにでもなります。
例えばハ長調のスケールに短調を色濃くするコード付けなど
聴いた感じは明るくないのにハ長調とか…

長々と書いている内にまたまとまりの無い駄文に…。
ご質問があればどうぞ。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

再度の長いご回答をありがとうございます。
下記が求めていた答えです。

>譜面の先頭部分では#も♭もつけず、譜面途中のその音階が出てくるところで#や♭をつけていればCで、譜面の先頭部分で#を4コつけて譜面を書けばE?

調性音楽のルールに則るならばそれがルールに則した方法だと思います。

お礼日時:2006/06/01 00:28

1、についての例です。


例えば、ハ長調で「ミ」の音をずっと伸ばしている時に、コードはC、F、Dm7、G7、C、Amなどと変えていくことが出来ます。
この場合、「ミ」はどのコードにも合う音です。しかし、例えば「ファ」だと、CやAmの時に合いません。
コードのつなげ方は、「このコードがあったら次のコードはこの中から選択する」といったように制約があります。
基本をまとめると次のようになります。
1、コードのつなげ方には制約がある
2、メロディの音は、コードに外れていない音が中心に使われている。強調しなければ外れている音もOKです。

2、について、参考URLを参考にしてみてください。
長調と短調については、普通使われているコードの種類に違いがある程度あります。例えば、長調はメジャーコードで終わりますが、短調はマイナーコードで終わります。

参考URL:http://homepage2.nifty.com/adlib/adlib/point/poi …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答をありがとうございます。
参考に挙げて頂いたページを読み込んで見ます。

お礼日時:2006/05/29 22:17

#1です。



私がリンクしていたとこのクイズはやってみましたか?

3つとも「ドレミファソラ」を使ってましたが長調の曲、短調の曲となってましたね。分かれ目は、「ドレミファソラシド」のハ長調か「ラシドレミファソラ」のイ短調かの判断です。そしてこの二つは同じ要素をもっているけど別物です。
例えば、Windowsとマッキントッシュのように。2つともパソコンなんだけど全然違う種類のものなんですよね?
ハ長調もイ短調も全然同じ音を使ってるんだけど、別物です。でも、赤の他人というほどでもない、そう親戚のような関係です。これを平行調と言うんですよ。

で、どうやって判断してるのかというと、これを言うとまた混乱するかもしれませんが、(1)はなんか楽しい感じなので長調だと思いますが、短調なんですよ。それは、「ラ」の音を意識してるから。もちろん「ラ」からはじまる長調もあるわけですがその場合は他にどんな音を使っているかで判断します。
(2)も(3)も書くと楽しみを奪ってしまうので今回はこの辺で。またなにかあれば書いてください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

追加のご回答をありがとうございます。

クイズ、やってみました。
残念ながら、全部長調に思えました。
(私は、音楽理論には係わらない方がいいのでしょうか・・・)

いつまでもお付き合い頂くのは心苦しいのですが、最後にもう1回答だけお願い致します。
「その場合は他にどんな音を使っているかで判断します」ということですが、人によって「これは短調だ!」「いや長調だ!」の判断が分かれる曲というのは存在するのでしょうか?(特殊な曲でなくて、有名なクラッシックとか歌謡曲などで。)

以上、よろしくお願いします。

お礼日時:2006/05/29 22:45

#2です。


いろんなみなさんが詳しく親切に教えてくださって、ほんとによかったですね!


>何を持ってCの曲とかEの曲というのが決まるのでしょうか???

こう言う疑問の時のこたえは、とっても簡単で、特に音楽理論といったものは
気にしなくてぜんぜん大丈夫ですよ。
これは単純に、
ど=ハ=C
れ=ニ=D
み=ホ=E
ふぁ=ヘ=F
そ=ト=G
ら=イ=A
し=ロ=B
・・・という理屈抜きの命名ルールにしたがって、

「Cの曲」=ハのたのしい曲=ハ長調の曲=シャープもフラットもない楽譜の曲
「Eの曲」=ホのたのしい曲=ホ長調の曲=シャープが4個ついた楽譜の曲
・・・という感じで、「楽譜に書き表す時にどんな記号をつけると一番合理的
になるか曲か?」と解釈するのがわかりやすいと思います。
(ここでさみしい短調の話しは混乱してしまうのでやめておきますね♪)

※なので、楽譜を渡されて見たり、自分の楽器で音を確かめたり、ということ
をしないと、普通の人にはラジオやテレビなどで流れる音から、これはCの曲
かEの曲か、といった区別はなかなかむずかしいのですが、これがパッと耳だけ
でわかる人のことを「絶対音感のある人」といいます。

音楽はたのしんでもらうのが第一ですので、はじめに音楽ありき、だったの
ですが、後から「いろいろな音楽を総合すると最大公約数的にこんな規則性
があるねえ」という理論付けができました。
・・・ですので、「はじめにルールありき」で考えると、この曲ちょっと
おかしいんじゃないの?と思うような例外の曲がたくさんあって混乱してし
まうのですが、そんな時にはまた投稿してみてください♪
    • good
    • 0
この回答へのお礼

追加質問への再回答をどうもありがとうございます。

#4さんへのお礼でも書きましたが、音楽も言葉も「モノ」が先にあってルールは後付けで、必ずしも数学のような明快な答えがあるわけではない、ということのようですね。

お答えを参考にして、譜面をいくつか見てみたいと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2006/05/28 19:02

>Q1:ロックとかポップスの譜面を見ると「コード」が書かれていますが、メロディーに対してこのコードはどうやって決まる(メロディーとコードにはどういう相関があるの)しょうか?



これはとても奥の深い問題になります。作曲のできる人に聞いても分からないか、とても長く難しい話をされるかのどちらかでしょう。どのような感じ(これがまた難しいのですが)の曲にするかによってメロディーとコードが決まってくることが多く、作曲者の経験と知識の蓄積でそれが決まってきます。
ここではロックやポップスに限って言うと、「コードに対してメロディが決まる」ことが今は多くなっているようです。気に入ったコード進行ができてそれに合わせてメロディーができていく、そうするとあまり外れた旋律はできないものです。ロックは特にその傾向が強く、作曲とはコード進行とバックの演奏を作ることとさえ考えられることもあります。

>「和音(コード)は、対応する小節の中にある音階を含むものを当てる」

これは古典的な極基本的な考え方です。現代はあえてそれを外すことが普通で、それが新鮮さや今までにない響きを与えることになります。

>4拍子の曲に全音符1つで「ド」だけの小節があった場合、ドミソでもドファラでもOKということになってしまいます。

そのとおりです。これも逆に「ド」を含むコードであれば「ド」を鳴らしてもいい、時には「ド」を含まないコードでも「ド」を鳴らすこともある、と考えられます。

>「もともと、この曲はCで書いたけど、最終的にはEに変えて・・・」というようなコメントをしていることがありますが、

これは「移調」といわれるもので、Cとは多くの場合Cメジャー(ハ長調、ときにCマイナー、ハ短調)、EとはEメジャー(ホ長調、ときにEマイナー、ホ短調)を表します。ご質問のCとEでいえば、Cは鍵盤のド、Eは同じくミで、ミの方が二つ上(専門的には長三度)ですね。ハ長調で書かれた曲をホ長調に変える(移調する)とは、メロディーで使われた音とコードの中の音を全て「二つ上」に上げることを言います。ハ長調の曲をイ長調(ラから始まる調)に移調した場合は、「二つ下」に下げるか「六つ上」に上げることになります。これは歌う人の音域や楽器の演奏上の都合(ギターではCよりAの方が弾きやすい、など)のために行われます。

>小学校の音楽の時間に「長調は明るい曲、短調は暗い曲」と教えられた記憶がありますが、

これも古典的な基本であって、現代ではあてはまらないことも多く、長調で寂しく短調で力強い曲もたくさんあります。また、編曲次第でどうにでもなります。

>明るい・暗いは個人の感覚であって一概に決められるものではないと思うのですが

そのとおりですね。日本の民謡で明るい曲調でも西洋音楽にあてはまると短調であるのは普通にあります。

結局、学校で習うのは西洋音楽の古典的、基礎的なことなので、現代の音楽とはギャップがあるのは当然であり、現代の音楽理論は古典的な規範に縛られない分理論化が難しく簡単に説明をするのが難しい。ロックやポップスの作曲は楽典を勉強してするようなものではなく、経験とその蓄積による部分が多いためやはりこれを伝えるのは難しい。ということです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

長文のご回答をどうもありがとうございます。

私は大学で言語系の専攻でしたが、言語というものは「まず人に日々使用される言葉の存在」が先で「論理(言語学)は後の研究の結果で決めたルール」なのですが、音楽もそれと同じですね。まずは、人にとって気持ちのいい音楽があって、それを研究してみれば何かしらのルールに則って作られている、ということでしょうか。

お礼日時:2006/05/28 18:52

こんにちわ



これは悩みますよね。
どうしてそんなに悩んでしまうかという一つの大きな原因として、
小中学校の音楽の時間に教わる和音は三つの音の和音ばかりを教える
一方で、ポップスのコードはたいてい四つ以上の音が重なった和音に
なっているために、「転回形」がはるかにたくさんあてはまるから、
学校で教わったものよりも「なんでもアリ」にできるところがある
んですよ。
算数で順列組み合わせを習う時に、一つ要素が増えるごとに飛躍的
に組合せの幅が広がりましたでしょう!あれなんです^^

>ド」だけの小節があった場合、ドミソでもドファラでもOKということになってしまいます。どういう関係なのでしょうか?

まさしくそうなんですよね。
これは独奏者が「アドリブ」で演奏するときによくやる方法です。
最初の小節がドミソで、次の小節がドファラの曲で、伴奏者はきちん
とそのような順序でコードを鳴らして「曲の雰囲気づくり」をしてい
ます(この雰囲気のことをコード進行といいます)が、独奏者は延々
ドの音ばかりをモールス信号のように鳴らし続ける、両者の音がまざ
りあった結果として、変らない主旋律と刻々と変化する伴奏の和音の
ギャップがきわだって、お客さんにはコードが色々うつろっていく様
子が電車の窓から見える景色が流れるような印象を植え付ける効果が
出たりします。

これは和音を四つ以上重ねるのがあたりまえ、ということがさらに
強調されて、不協和音でも堂々と「ドを延々…」みたいなことをポッ
プスではできる(現代に生きている私たちが不協和音に慣れてしまい
これをかっこいい和音だと思って普通に聞いているのが真相です。だ
から古典の基礎だけを教える小中学校の音楽の時間では教えなかった
訳です。)このクラシックでは不協和音だけどポップスだと当たり前
のかっこいい音のことを、テンション、と呼ばれています。
タイムマシンで昔のヨーロッパ貴族がポップスを聞いたら多分激怒し
てしまいそうです。

>何をもってCとかEとかが決まるのでしょうか?

これはほとんどが歌手の声域に合わせて、最初はCで作ったけれど、
歌手の●●さんがEだから変更した、というケースが多いと思います。
歌は無関係の器楽曲の場合は、調が変ることで重厚に聞こえたりしま
すので(これは聞き慣れない調に耳が驚く錯覚の一種で)変更するこ
ともあります。
また、管楽器を使う場合はたいていフラット系の楽器なので、シャー
プが多い調は避ける、という修正をする場合もあります。

>長調は明るい曲、短調は暗い曲」と教えられた記憶がありますが、明るい・暗いは個人の感覚であって一概に決められるものではないと思うのですが・・

まさしくそのとおりでして、古代のギリシャには長調、短調のほかに
その中間の調が5つあって、全部で7つもあるのがふつうでした。
長調はドレミファソラシド、短調はラシドレミファソラ、と学校で
教わりましたね。
そのほかに、レミファソラシドレ、ミファソラシドレミ、
ファソラシドレミファ、ソラシドレミファソ、シドレミファソラシ、
という長調でも短調でもないふしぎな調?(調は二つしかないのだ、
という観点では、これらを「音階」と呼ぶようにしています)があ
って教会音楽で使われていました。
ポップスの現代(ジャズの1960年代ごろから)になってこれが復活し
て、「(チャーチ)モード」と呼ばれていろんな場面で使われるよう
になりました。

いま、ポップスを学んでミュージシャンを志す人たちは、長調でも
短調でもない音階を場面に応じて適宜使い分けて、かっこいい音楽
をつくりだす努力に精を出しています。

この回答への補足

長文のご回答をどうもありがとうございます。

申し訳ありませんが、お答え頂いた内容について質問させて下さい。

文中に「最初はCで作ったけれど、歌手の●●さんがEだから変更した・・・」とありますが、「この曲はC」「あの曲はE」という表現が昔から理解出来ず悩んでいます。

例に挙げて頂いたCで行きますと、その「Cの曲」は、一般に「C(ド)」や「コードのC(ドミソ)」だけで出来ている訳ではありませんよね? レもファもラもシも入っているのが普通だと思います。で、(それをEにするというのは、CをEに直すので「曲全体をC→D→Eと2度高くする」ということだとは想像しますが)Eに変更した曲だって、「E(ミ)」の音や「コードのE」だけで出来ている訳ではないですよね?

何を持ってCの曲とかEの曲というのが決まるのでしょうか???

補足日時:2006/05/28 00:33
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答をどうもありがとうございます。
身の回りの、少し楽器をかじっている程度の人たちからは具体的な回答は何もしてもらえなかったので、大変参考になりました。

お礼日時:2006/05/28 18:42

Q1について



はじめに断っておきますが、ひとつのメロディにつけるコードは何種類もありますが正解、不正解はありません。

まず例としてでている「ド」だけが小節にあった場合、基本はコードの構成音に「ド」が含まれるものを考えます。
ドレミ、ドレファ以外にラドミもいいでしょう?他にもつけられるコードがたくさんあります。「ド」をDのセブンスと考えDm7(レファラド)など。いくつもあるコードの中でひとつに決めないといけないのですが、それが好きな曲で得た知識であり、演奏した経験なのです。


Q2
これは、歌手がいる場合その人の音域に合わせること。(歌手は自分の歌える音域を知ってるし、作曲もその人の特徴を生かせるようなキーを選ぶことが多い)
楽器で演奏する場合に、楽器の性格上ギターのような弦楽器は♯系のキー(G,D,Aなど)が嬉しく、管楽器は♭系のキー(F,♭B,♭Eなど)向きなんです。それで鍵盤担当は黒鍵の数が増えるほど(B,♯F)緊張します(一番嬉しいのはC)
長調の曲、短調の曲は難しいところですが、これも今までの答えと同じく個人の意見によるところです。長調で曲を作りたいと思えば、ドからはじまるドレミファソラシドをランダムに弾けばハ長調の曲ができあがるし、短調ならラからはじめてラシドレミファソラと弾けばイ短調の曲ができあがります。

ぶっちゃけ私は昔ピアノを習っていましたが、音楽の授業が面白くなく習ってることを言えないほどの成績でしたが。(っていうか発表会出てたからみんな知ってるけど)

最後に、小中学生向きのサイトで申し訳ありませんが、曲を聴いて長調か短調か当てるクイズがありましたのでやってみてください。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~p_giro/quiz/kids_qui …

この回答への補足

ご回答をどうもありがとうございます。

申し訳ありませんが、お答え頂いた内容について質問させて下さい。

「ドからはじまるドレミファソラシドをランダムに弾けばハ長調の曲ができあがるし、短調ならラからはじめてラシドレミファソラと弾けばイ短調の曲ができあがります。」についてなのですが、「ドからはじまるドレミファソラシド」と「ラからはじめてラシドレミファソラ」では「ドレミファソラ」の部分は重なっていますよね? もし「ドレミファソラ」だけで出来上がっている曲があれば、これは長調なのでしょうか?短調なのでしょうか? それとも「ドからはじまるドレミファソラシド」と「ラからはじめてラシドレミファソラ」では「ドレミファソラ」は違うものなのでしょうか?

全くトンチンカンな質問をしているかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。

補足日時:2006/05/28 00:37
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!