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うちの長男は9歳で重度の自閉症と知的障害があります。
1年生から公文に通い始め、最初は線をひくことからコツコツとがんばり、今ではひらがな、カタカナ、一年生初期程度の漢字の読み書きができ、足し算引き算も二桁の簡単なものならできるようになりました。

教室によって先生の教え方も違うのですが、息子の通う教室の先生は「障害児も普通の子も同じように教える」という考えを持ち、他の子と一緒に机を並べて勉強しています。 
特別扱いはなく、採点もほかの子と同じようにまたされます。
母の私も一緒に付き添っています。
困っているのは、その学習内容。 自閉症なので、数字は好きなのですが、算数が二桁のつみ算(Bのはじめ)にはいり、五枚のプリントに1時間近くかかります。 
国語も二語以上の分が理解できないのに、Bに入り、一応字は読んでいますが、内容がさっぱりわからないままです。
本人の限界なのだと思います。
(発達年齢が3歳、言語理解は2歳程度、数の理解が5歳程度と言われています)

先生に、算数も国語も簡単なところ(2A程度)へもどしてほしいと頼んだのですが、「ここまでできるようになったのにもったいない」「○○くんならまだ先へ進める」と言って、納得してくれません。
これまでも数回同じように簡単なレベルへ戻してきたので、「同じことの繰り返しになる」とも言われました。

私は先へ進むことよりも、本人が楽しく机に向かう時間になって欲しいと思っているので、先生と考えが異なっています。
先生とも話し合いましたが、なかなかわかってもらえません。

この先、どうやっていったらいいのか悩んでいます。
アドバイスをお願いします。

A 回答 (2件)

初めまして公文式教室でアシスタントをしています。

私の教室にも一時小学生の自閉症の生徒さんがいらっしゃいました。
質問者さんのお子さんについてですがお母様共々本当によく頑張っていらっしゃいますね。うちの教室ではお子さんは幼少さんでも自閉症などの症状のあるお子さんでも基本的にお母さんには教室の外で待っていただいていました。お教室の中ではお子さんだけで学習してもらっていましたが、国語算数とパズルなどでやはり合わせて1時間くらいが限界でした。それ以上になるとやはりお子さんによっては立ち上がったり、鉛筆を噛んだりプリントを破いたり大声を出したりしてしまうことがありました。うちでお預かりしていたお子さんの場合お母様から「もしうちの子が大声を出したりしたら思い切り叱って下さい、場合によっては勉強をうち切らせても構いません」と言われていましたが、一般的に小学生中学年くらいだと障害児さんか否かに関わらず1時間くらいが限界だと思います。
なので算数プリント5枚で1時間近くかかってしまうとなると国語など含めるとそれ以上になっているでしょうから明らかにかかりすぎだなという印象を受けました。公文のプリントの場合それぞれの教材段階でおおよその標準完成時間というのが設定されています。幼少さんや障害児さんでは、運筆が遅めの場合もありそれより+αはして考えるにしてもA・B教材だと5枚で15~20分でこなせないと次の段階に行った際辛くなってしまう可能性がありなるべくその時間内に速く正確にを目標にして進度の目安にします。
なのでお子さんの様子からするとそれは障害がある無いに関係なく、もしかするともう少しA教材をやった方がいいかもしれないと私は思ったのですがA教材の最後の方はどのくらいのペースで出来るようになっていたでしょうか。これでかなり手こずったのならもう少しAで弾みをつけさせて欲しいとお願いしてもいいかもしれません。
ただ公文の場合、それこそ障害児さんの扱いもそうですが、先に述べた標準完成時間のことなども公文の方針に忠実な人もいれば指導者によってやり方など差があるのも確かです。そのためもし仮に教材ごとの修了テストの成績が微妙であった場合にも「先に行かせたい」という指導者の判断で次ぎに進めることもあり得ます。あくまで公文は「小学生でも微積分が出来る」というのを一つの目標にしていますのでいろいろな世界に触れさせるために先に進ませることを優先される先生もおられるかもしれません。
なので、前の教材に戻して欲しいといってもなかなか首を立てに振ってくれない先生もいると思われます。そういう場合一つの方法としては教室ではちょっと難しめのプリント(B教材)を少しと楽々に出来るプリント(A教材以前)を組み合わせてもらい宿題も新しい内容に慣れるまでは弾みをつける部分でもしばらくは前の教材を復習がてらやらせてもらえないかと掛け合ってみるのも一つの手かもしれません。おそらくその子にとって難しめのものを5枚、1時間というのはどんなお子さんでもイライラしてしまいますし、挙げ句お勉強が嫌になってしまったら元も子もないです。

国語について医師の診断のように「二語以上の言語理解が難しい」状態でしたら2Aも辛かったくらいかもしれませんがいかがでしょう(2Aはお話を読みながらの答える練習が出てくるプリントですし)。漢字などは興味を持つ子は本当かなり食らいつきがいいのでもしお子さんが漢字を書くことそのものに興味を持っているならA教材からの漢字メインのプリントを宿題のメインにしてもらい、読解ものについてはやはり音読が大事な時期ですので教室ではBのプリントの音読をメイン、それもなかなか読めないようならもう少し前からの教材をお母さんや先生の後をついて読むという形でも指で追いながら本人が、それらしく音読出来るところまで立ち返らせることが出来るか相談されてみてはいかがでしょう。Bともなると本文から答えの部分を自分で探して答えることがメインになります。今のお子さんの状態では独力でそれはなかなか難しいでしょうから、例えばおうちで物語などの読み聞かせなどなさる場合、お話の後文についての簡単な質問をお母様がして答えさせることで答えが文の中にあるということを訓練されてもいいでしょう。もしそれもおぼつかないということでしたら、もう一度ご自宅での様子なども含め指導者にお話された方がいいかもしれません。親子共々いっぱいいっぱいなのにそれでも進めたいと押し切る指導者でしたら少し考えられた方がいいかも知れません。確かに公文は学年より先へ進むことをお子さんの目標として生徒さんに話しもしていますし、個々の公文指導者としての方針も大事ですが質問者さんの場合、お母様自身がお子さんの学習状況を日々目の当たりにされていますし一度是非ご自宅での状況などや日頃抱かれている不安など含め、指導者にお話をされてみて下さい。その上で納得出来ないようでしたら、通われている教室の管轄の事務局に電話して相談されてもいいかもしれません。

また東京には障害児さん専門でお預かりされている教室もあります。お時間がありましたら同じ様な症状をお持ちのお子さんがどういう風に学習をやっているか見学されてもいいかもしれません。
以上長くなってしまいましたが少しでもお役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

丁寧なアドバイス、ありがとうございます。
実際に公文で指導されている方で、説明も大変よくわかりました。
簡単な教材と難しい教材を組み合わせて・・ということは息子の先生からもすすめられました。
もう少し様子を身て、つらそうなら、また先生と話し合ってみようと思います。 それでダメなら、教室を考えることも視野に入れようとおもいます。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/01 20:08

先生の考え方と言うより、公文式の考え方の一番が「楽しく」ではなく「自己の能力を高める」方向にあるのではないでしょうか?そしてその次が「楽しく」(違うのかも知れないけれど、わたしが知る限りそう感じられます)


時間が掛かっても今までコツコツとやってきたおかげで二桁の計算が出来る様になったのだと思いますし、繰り上がりに時間が掛かるのも新しい事への挑戦なのだから仕方ないと思います。だからわたしとしては、このまま出来ることだけに終始するのは、先生と同じ考えで少し勿体ないと思いますね。
ただ、5枚のプリントに一時間は自閉症児でなくてもやっぱり苦痛です。わたしだって繰り上がりの計算ばかり一時間はイヤです(笑)
公文に通ったことがないのでよくわかりませんが、5枚のプリントを終わらせる、ではなく時間で区切って終わりにさせてあげられないのでしょうか。
問題数ではなく、10分でも20分でも、真剣に取り組んで一問でも解ければ自信や楽しさは感じられるはずです。

それも無理でしたら、自閉症児でも受け入れてくれる塾か家庭教師、もしくは自分で教えるしかないですよね。公文でなくても、もう充分机に向かう楽しさは知っていると思いますから、お子さんならば勉強はどこでも出来るのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

アドバイス、ありがとうございます。
これまでも、「もうこれ以上は無理」という壁を何度も乗り越えてきて、今の状態があるのですが、ついつい弱気になってしまって・・・。
もう少し考えて見ます。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/31 13:27

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