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こんにちは。今度一橋大学を地理で受験します。
一橋のような地理には、ただの用語の知識だけではなく地理的思考が必要だというのは耳にたこが出来るくらいきいたのですが、イマイチその地理的思考というものが分かりません。
ある事件が起こったとして、それを経済的に、とか、気候、風土の特徴から原因などを探っていくようなことを意味していると考えていいのでしょうか?
また、もしそうならば、注目すべき観点で代表的なものは何でしょうか?自分は気候、経済水準、宗教くらいしか思いつかないです。。。
以上、よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

現在大いに騒がれている「地政学」に当てはまるのではないでしょうか。


地政学は、国の地理的位置関係、政治関係、経済関係をトータルで考えることです。
日本経済新聞では良く使われていますので読んで見てください。
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「地理的思考」とは、ひとつの現象を複次的な視点から分析する考え方のことです。


『風が吹けば桶屋が儲かる』を説明できるセンスが求められています。

問いかけの「ある事件」もものすごく範疇が広いため、一概に探る視点を絞れないのですが(絞れる知識量が地理の実力でもありますが)、観点が何かと言われたら、
・自然(地形と気候)
・産業(農業、鉱工業)
・文化(民族、宗教、衣食住、国際関係)
だと思います。
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例えば、ある地方にある産業が発達するのは理由があります。



港のそばでは鉄鉱石や石油が運ばれてくるため、金属、石油産業が発達します。
ICチップのような小さくて単価の高い商品は輸送手段として空路が使えます。
岩塩が取れるところではナトリウムが手に入るのでソーダ工業が発達します。
ビールは原料より製品が重くなるので、郊外に発達します。(小麦+水→ビールだから 最近、輸送網の発達で、山間の高速道路沿いに工場を作るとこもありますね)
農業は作物と環境が一致していないと作れません。
綿やスパイス、石油は他に産業が出来にくいので利権が絡んだ紛争が多くなりがちです。

歴史も絡めると…
文明は大河流域に発達します。そこには人が集まりやすいからです。つまり交通の要所と農業のふたつを満足できるからです。
古くからある国は山や川が国境に使われることが多いです。これは防衛上の理由からですね。

まぁこんな感じで、もし自分がその国の元首だったら、どこに何を作るかという感覚が必要なわけです。
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受験とは関係ありませんが地理的思考とは私が歴史の認識に重要と考えていますのでご参考までに。



例えば現在イスラエルの攻撃を受けているレバノンは古代、レバノン杉の大産地で幹廻り10mもあり樹高40mに達する大木が自生林立していたのです。

我が国の屋久島の縄文杉が林立していると想像してください。  この杉は船舶や住居の構造材として多用され古代レバノンの繁栄をもたらしました。
しかし乱伐のため現在は僅かの樹木が天然記念物として保護されている状態です。

しかしレバノンが過去そうであったとすればその周辺も当然緑豊かであったでしょうし、死海周辺の崖にもレバノン杉が見られ、死海ももっと広い淡水湖の時代があった筈と想像がふくらみます。
当然気候、風土、社会に今とは異なる変化があった筈です。

地理も歴史的にみれば面白いのではないでしょうか。
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こんにちは、「地理」という科目がどんなものだったかすっかり忘れてしまいましたが、、、


私の専門である国際社会開発では、「土地」とそこで取れる「産物」、「人々(民族)」の「生活の仕方」や「文化・宗教」「言語」、そして「交易」「政治」「社会福祉」「インフラ整備」なんていう事柄全てを、現在の時点だけではなく、過去から現在に至るまでの流れを重要視しますよ。
たとえば、どうして今マレー半島にはたくさんの架橋がいるのか?何故中国から来たのか?架橋の役割はなんだったのか?お茶、スパイス、算術、インド、アジア・・・
どこで何が採れて、どこからどこへの交易品なのか?どうして必要だったのか?金(きん)の価値、香辛料やお茶、プランテーション、奴隷。。受験勉強としてじゃなく考えてみると、「社会」でおきた事柄は全てつながっていると思いますよ。地理も歴史も気候も風土も文化も宗教も経済も・・・。がんばってくださいね。
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