プロが教えるわが家の防犯対策術!

「戦犯」で検索してみたのですが、今ひとつ理解できないので、教えてください。

靖国問題で良く耳にする戦犯ですが、米国や中国などの戦勝国でも戦犯はいますか?同じ敗戦国の独逸やイタリアはどうなのでしょうか。

喧嘩両成敗というほど単純ではないでしょうが、敗戦国だけが裁かれるとしたら、どんな卑劣な手を使ってでも勝ちに行く事になるのでは?と疑問です。(原爆は卑劣だと思います)

ご回答、よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

失礼ながら、「初歩的な質問ですいません」とおっしゃるのは謙遜ではなく、本当なのでは……。

回答者としては一から説明しなければなりませんね。一方、私は知識が乏しく文章も下手です。結局、だらだら長いくせにズバリと答えていないという、惨憺たる回答に……。ひぃーっ、いらいらしないで最後まで読んでください。

そもそも戦犯とは何であるか。戦争犯罪人の略である。戦争犯罪とは何か。「通例の戦争犯罪」と「広義の戦争犯罪」がある。

通例の戦争犯罪
「戦争だから何をしても構わない」となったら、おちおち戦うこともできない。そこで国際的な禁じ手がある。ハーグ陸戦条約、ジュネーブ条約、また条約になってなくても国際慣例があるとされる。さらに、国ごとに軍刑法その他がある。それらに対する違反が、「通例の戦争犯罪」である。
別に外国から裁かれなくとも、無茶苦茶なことをする兵隊は自国で取り締まらなければ、軍の規律を保てない。敵国住民の無用の反発も買う。ひいては戦争継続さえ、ままならなくなる。つまり、「戦争の法規および慣例」は単なる綺麗事ではない。戦争を遂行可能にするためにこそ、必要なのでもある。
軍には、戦争犯罪を取り締まるための警察も裁判所もある。軍警察のことを憲兵といい、軍の裁判所のことを軍法会議という(会議と訳すが裁判である)。

以上から分かるように、自国の戦犯を取り締まらない国はなく、戦犯のいない国などない。
例えば、日本の軍刑法でももちろん強姦は重罪だったが、日本兵はあまりにも多くの婦女を犯した。しかし、日本軍はさほど処罰しなかった。肉親を陵辱された現地住民の怨嗟は凄まじく、結局は日本軍に跳ね返ってきて、占領が難しくなった。
近年でも、沖縄で米兵が婦女暴行事件を起こすと、数千人規模の抗議集会が開かれることがある。なぜそれほど憤激するかというと、一つには、かつて沖縄戦で多数のレイプ事件があったことを、沖縄の人が忘れてないからである。沖縄戦は激戦で、強姦などするヒマがなかったように素人には思われるが、研究者によると数千件もの被害があったらしい。しかし、当時米兵はほとんど処罰されなかったようだ。その罪業の報いに、米軍は今なお苛(さいな)まれ続けている。
通例の戦争犯罪は、ニュルンベルク裁判条例および東京裁判条例では「B級」として定義された。要するに、通例の戦争犯罪の戦犯は、敗戦国にも戦勝国にもいる。


広義の戦争犯罪
まず、A級について解説する。国際連盟規約(1919年)および不戦条約(1928年)によって、戦争は違法化されたことを知らなければならない。これらに対する違反が、「平和に対する罪」A級戦争犯罪である。日本もこの条約を批准しており、今も有効である。
もっとも、不戦条約はザル法だ。自衛戦争の権利が留保されている(つまり侵略戦争は違法ということ)。そのため、不戦条約以降あらゆる戦争は当事国によって「自衛戦争」と称された。敗戦しない限り、侵略だったと認めようとはしないのである。このような性質上、A級戦犯は敗戦国にしかいないことになる。
国際聯盟規約(東大東洋文化研究所 田中明彦研究室)
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents …
戰爭抛棄に關する條約(東大東洋文化研究所 田中明彦研究室)
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents …

また、不戦条約には違法行為に対する罰則もない。「違法だが罰則がない」ことは、他にもある。例えば売春など(売春防止法違反だが、罰則がない。もっとも、「保護」という名の処分などがある。管理売春には罰則がある)。
しかし、それで諦めるような連合国ではなかった。侵略戦争が行われた後に罰則を作り、「平和に対する罪」としてA級戦犯を裁いたのである。このとき用いられた特殊な法的テクニックについては、拙文ですが次のNo.5回答をご覧ください。
東京裁判の法的根拠は何だったのですか?
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1580213

ドイツのニュルンベルク裁判でも、「平和に対する罪」として有罪判決を受けた者が12名おり、A級戦犯と言えるだろう。なお、それらの者のほとんどはB級およびC級の訴因でも有罪になっている。その場合は「ABC級戦犯」ということになる。
イタリアのことはよく分からない。イタリアは敗戦国とも戦勝国とも言えるらしい。戦争中に自分たちで独裁者ムッソリーニを倒した後、ドイツに宣戦布告したからである。ご存知のように、ムッソリーニは処刑されて広場に逆さ吊りになり、サヴォイア王家は追放され、その男子孫がイタリアに戻ることは憲法で禁止された。

次に、C級について解説する。C級は「人道に対する罪」である。人道に反することは行ってはならないから、処罰の対象となるのは物の道理である。しかし、近代刑法には罪刑法定主義というものがあって、何が罪でそれに対する刑はどの程度かを、前もって法律で決めておくという鉄則がある。
しかし、である。例えばナチスは、政権を取って自分たちに都合の良い法律を作ったから、人道に反する残虐行為であっても、「当時のドイツの」法律では合法のことがある。また、国際法の主体は個人ではなく国家だから、犯罪者個人に対する罰則は細かく定めていなかった。したがって、罪刑法定主義に基づき、無罪。……。
こんな責任逃れを認めてよいのか?! 罪刑法定主義が許しても、お天道様が黙っちゃいない。ナチスドイツに限らず、同様の事態は、戦時中の日本占領地域やフセイン時代のイラクなどでも生じた。

だからといって、連合国はお天道様ではないのだが、残虐行為が行われた後に「人道に対する罪」を規定して、裁いた。少し長いが、その定義を引用してみよう。
「犯罪の行われた国の国内法に違反すると否とにかかわらず、これらの裁判所のいずれかの犯罪(引用者注:A級またはB級戦争犯罪のこと)の遂行として、またはこれに関連して行われるところの、あらゆる一般住民(引用者注:自国民も外国人も含む)に対して犯された殺人、殲滅、奴隷化、強制的移送およびその他の非人道的行為、もしくは政治的・人種的または宗教的理由に基づく迫害」。

このように、「犯罪の行われた国の国内法に違反すると否とにかかわらず」がポイントである。たとえ、当時のその国の法律では合法であったとしても、「殺人、殲滅、奴隷化、強制的移送…(中略)…迫害」は許さないということである。
また、「(A級またはB級戦争犯罪)の遂行として、またはこれに関連して行われるところの」も重要である。つまり、原則としてC級単独の犯罪はなくて、AC級、BC級、ABC級ということになる(ただし、ドイツでは C級単独とされた戦犯もいたらしい)。東京裁判の被告は俗にA級戦犯と呼ばれるが、詳しく見るとB級やC級の訴因でも訴追されていた。

なお、連合国による戦犯裁判が終わった後も、(西)ドイツは自分たちの手でナチス時代の戦争犯罪を裁き続けた。累計6486名が有罪判決を受けた。ドイツは戦争犯罪の時効を廃止しているから、今後も増えるかも知れない。ドイツ人は、「ナチスが悪かった」で済む問題ではないと考え、非人道的行為に関わった者一人一人が罪を背負う道を選んだのである。「上官から命令されて行なっただけです」と弁明しても、無罪にならなかった。
ドイツにおけるナチ犯罪処罰と「罪の個人化」(清水正義・白鴎大教授)
http://www.geocities.jp/dasheiligewasser/essay1/ …

次に、戦勝国にC級戦犯はいるか? 中国には大量の戦犯がいて、例えば清朝最後の皇帝かつ満州国皇帝だった溥儀(ふぎ)は、その一人だった。溥儀の弟の溥傑(ふけつ)も、日本軍に協力したその他の中国人たちも、多数が戦犯収容所で刑に服した。これらのケースは、犯行当時の国内法では合法だったことが少なくないだろうから、C級の概念と通じるものがあるように思われる。


東京原爆裁判
1963年東京地裁は、いわゆる「東京原爆裁判」判決の中で、「広島・長崎への原爆投下は国際法違反」と断定した。この裁判は、被爆者が国(日本国)に補償を求めたものだが、政府は控訴しなかったため 1審で確定した。
国際法廷だけではなく、裁判によってはこのように地裁でも国際法に照らして判断することがある。ただし、東京地裁には米国政府を服せしめる管轄権はない。
それに対し、占領時代の連合国には、日本やドイツの戦犯を服せしめる権限があった(前出の「東京裁判の法的根拠は何だったのですか?」No.5回答を参照してください)。

国際刑事裁判所(ICC)
敗戦国・戦勝国に関わりなく、個人の国際犯罪(BC級の戦争犯罪など)を裁く常設裁判所として、国際刑事裁判所が発足した。しかし、米国は自国の軍人が米国以外に裁かれることに猛反発して、参加していない。米国はしょっちゅう戦争しているので、多数の戦争犯罪を犯している。日本も米国に追随してか、参加していない。
国際刑事裁判所(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B% …
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。
ご指摘の通り、まったくの無知で基本的な事も理解しておりません。いただいたご回答を少しでも理解すべく、一週間ばかりお時間をいただいて、この課題(?)以外のgooへの書き込みやネット検索を自粛して、会社の人や友達に教えてもらいながら考えて見ました。

かんで含めるように、ご丁寧にご回答いただいたおかげで、自分なりに理解できたと思います。お忙しい中、執筆料をお支払いしなくてはと思うようなご回答いただき、本当にありがとうございました。

今回ご回答いただいた方々に、この場をお借りして心から御礼申し上げます。無知な自分を恥じるとともに、皆様の御蔭でこの問題について質問時以上に興味を持つことができました。

お礼日時:2006/08/09 20:57

東京裁判では、原爆や東京大空襲についても戦時国際法違反ではないか(戦犯ではないか)という反論に対して、これは戦勝国が敗戦国を裁く裁判であると答えたそうです。


 つまり戦勝国の戦犯は国際裁判では裁かれることはないということです。それは、自国で軍律違反等で裁かれることはありますが、国家規模の戦争犯罪については無視されることを意味しています。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
あまりに無知なままでは失礼だと思い、会社で詳しい人に聞いたりしていました。

インドの方が東京裁判で戦勝国の意見に公平な見方として反対してくださったという話しを聞きました。やはり、原爆(広島、長崎に行きましたが、本当に憤りを感じます)投下、東京大空襲は納得できません。

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/09 20:38

第二次大戦後のニュルンベルク裁判と東京裁判は、敗戦国の戦争犯罪人を裁くために設置された法廷なので、当然、戦勝国の関係者は裁かれていません。

しかし、このことは戦勝国には戦犯はない(勝てば官軍)ということを意味しません。

法理論として戦勝国にも戦犯があり得ることは説明を要しないでしょう。しかし、質問の趣旨は、戦勝国が自軍の戦犯を裁いた実績があるか、ということだと思います。

結論は、ある、です。

話しが複雑になるので深入りはしませんが、本来、戦争犯罪の処罰は、戦勝国・敗戦国の区別なく、それぞれの国の国内裁判所が取り扱う問題です。全土が完全に占領されて連合国の直接統治下に置かれたドイツの場合は別として、本土が占領される前に降伏したため従来の国家機関が存続していた(間接統治)日本の場合は、戦争犯罪の裁判も自国の裁判所が行うべきものでした。が、様々な理由から特別な国際法廷が組織されました。このような例は決してまれではなく、他にもいくつかの実例が存在します。例えば、第一次世界大戦やカンボジア・ユーゴの内戦後にも国際法廷が組織されました。特に第一次大戦後の国際法廷においては、日本は戦勝国として裁判官を送り込んでいるのですから、戦勝国が国際法廷を設置して敗戦国の戦犯を裁くという方式に異議を唱えるわけにはいきません。

戦勝国の戦犯は、本来、本国の裁判所で裁かれるものです。第二次大戦後、イギリスやアメリカ、あるいは中国が自国の戦犯を裁いたかどうか、これはよく調べてみなければなんともいえません。しかし、少なくともフランスは自国民を戦犯として裁いています(ポール・トゥビエ元民兵隊長、人道に対する罪で終身刑)。

また、推測ですが、アメリカも自国の戦犯を裁いた可能性はあると思います。なぜなら、ベトナム戦争当時の事例ですが、アメリカが自軍の軍人を戦争犯罪人として裁いた実績があるからです。有名なソンミ村事件がそれです。
ソンミ村事件において、村民虐殺事件の責任者として軍法会議(軍事裁判所)にかけられたカリー中尉は、「上官の命令に従っただけ」との抗弁をしましたが、結局、懲役20年の有罪判決を受けました。そしてこのとき軍法会議が援用した処罰根拠は、何と150年も前の南北戦争終結後に行われた軍事裁判に遡るものなのです。つまり、第二次大戦当時のアメリカには、すでに自軍の戦犯を自国が裁く法的根拠が確立されていた、ということになります。

確かな根拠もなく「勝てば官軍」論をわめきたてる人もいますが、それが事実であれば、武力紛争法(戦時国際法)は単なる方便ということになり、誰も従わないはずです。しかし、大抵の国の大抵の軍人は、プロとして武力紛争法を遵守しています。残念ながら、軍人がいくらこれを遵守しても絶対にニュースにならないのに対し、違反行為は瞬く間に全世界に報道されるので、素人目にはあたかも武力紛争法は破られるためにあるかのごとく見えます。が、事実は違います。軍人は、それほど愚かはありません。

いかなる種類のルールにも必ずこれを破る者が現れます。そして、全ての違反者が確実に処罰されるなどということはありえません。戦勝国における戦争犯罪も同じなのです。

この回答への補足

専門家の方からの、理路整然としたご回答、ありがとうございます。納得できる点と、まだ理解できない点があり、自分なりに書き込みいただいた内容を元に、どこまで分かるか不安ですが少し調べて見たいと思います。
もし、素人でも読めそうな本、サイトなどありましたらご紹介いただければありがたく思います。

補足日時:2006/08/01 20:45
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古代の戦争では敗者は領土や財産を奪われたり、国民が奴隷にされたりするのが普通でした。



現代でも基本的には同じなのですよ。奴隷というは時代錯誤に思われますが、ソ連抑留というのは古代風に言えば奴隷です。#4の人も言及してますが、
これだからロシアは野蛮と言われるのですが、文明国を自認する欧米はそんなことはしませんでしたが、そこには儀式が必要です。

戦争が終われば、勝者の欧米と敗者の日独伊は協力する必要がありますが、昨日まで敵として戦ったのに協力なんてできますか?

そのわだかまりを絶つ方便が、勝者と敗者ではなく正義と不正義なのです。
正義が行われたのだから、欧米国民ももう敗者である日独伊に懲罰を下すことなく、協力できるのです。それが講和というものです。

講和が終われば敗者を(まあまあ?)対等に扱った欧米はやはり文明国として尊敬されるし、講和が終わったのに「謝罪と賠償を要求するニダ」と行ってるような国は蔑まれるわけです。

#2の人が言うように、確かに政治体制だとか、非人道的行為で正義・不正義で分けることもできますが、
勝者と敗者が正義と不正義で分けることもあるのです。方便として。
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この回答へのお礼

非常に論理的なご回答で、頭では納得できるのですが、心ではモヤモヤがある私は、どうも「賠償を要求するニダ」の国民程度のレベル?

そういえば、ナチスの事が第二次世界大戦ではいつも問題になりますが、スペインなんかは古代ではいくつの文明・人種を滅ぼした事かと思うと、先の大戦の評価についても私が死んだ後かもしれないけど、変わってくる可能性があるのかしら?と期待してしまいます。

たしかに、嫌いな日本人は「加藤清正」とか言われると私たちは戸惑うだけですよね。どこかで清算して国際関係を維持していく事は必要だと思い直しました。

勉強になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/01 20:40

>喧嘩両成敗というほど単純ではないでしょうが、戦勝国だけが裁かれるとしたら、どんな卑劣な手を使ってでも勝ちに行く事になるのでは?



その通りだと思います。
国と国が戦う戦争においては、喧嘩両成敗ではなく、常に“勝った方が正しい”ということになります。

例えば先の戦争では日本が完璧に負けるまで続いたために、負けた日本が悪いということになっていますが、もし、勝たないまでも早い段階で上手く和睦できていたら、一方的に日本が悪者にならずに済んだと思います。
そうすれば必然的に戦犯などという追求はされなかったと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、引き際といのも一考ですね。どうせ粘るならベトナムのような戦い方が必要なのかも。

「常に勝った方が正しい」やはりそんな所だろうと思います。

スカッとしたアドバイス、ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/01 20:34

連合国の中でもソ連軍は、


* 本国へ送還すべき捕虜を自国内へ拉致し、奴隷労働に使役。多数が餓死病死事故死
* 民間人への略奪
* 民間女性への強姦
と言った行為を平然と行いました。全て、当時の戦時国際法であるハーグ陸戦規定に違反していますが、ソ連軍で戦犯として裁かれた者はいません。なお、これらは戦争の前からハーグ陸戦法規で「戦争犯罪」とされていたものです。

一方、東京裁判やニュルンベルク裁判で戦勝国の作った事後法で裁かれた「平和に対する罪」ですが、

「日本との貿易関係を絶ち、かつ日本が受諾不可能なハルノートを突きつけて開戦の止む無しに至らせたこと(米国)」
「日本の都市に無差別爆撃を行い、焼夷弾と爆弾を併用することで意図的に数十万の民間人を焼き殺した(米国)」
「日本の都市に原子爆弾を投下し、民間人数十万を瞬時に焼き殺した(米国)」
「日ソ中立条約を無視して日本に宣戦布告して、一週間の戦争で天文学的金額の戦勝果実を得た(ソ連)」
「武装解除した日本軍将兵を「戦時捕虜」(戦時国際法に則って扱わねばならない)ではなく「武装解除兵」だと勝手に決め、戦時国際法を無視して奴隷として酷使して犠牲者を出した(イギリス)」
「捕虜にしたドイツ兵を野ざらしにする、水や食料を一切与えないなど虐待して100万人を戦後に殺した(フランス、アメリカ)」

これらの行為は、仮に日本やドイツがやったとすれば戦争犯罪として断罪されたでしょうが、戦争に勝った連合国は何も問題にされませんでした。
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この回答へのお礼

私が憤りを感じている点を、余すことなくご指摘いただき、スッキリしています。

最近のニュースで、米国は自国他国(特に自国ですが)の民間人が一人でも死亡すると、すごい反戦盛り上がり状態なのに、東京大空襲や原爆については無関心なことについて、非常に疑問でした。

こんな状況だと、降伏しなきゃよかったのにと私のような浅知恵者は思ってしまいます。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/01 20:31

原爆投下に大きく関与したルーズベルトやトルーマンなどはヒットラーに匹敵するような存在でしょうね。

ただそれを裁ける存在などないし、勝った側が裁きを行いそれによって決着となるという事でしょう。
戦争という時点で互いに非人道的行為で争いあうわけですから、そんな問題ではないわけですが、ただその後の社会を築いてゆくスタートとしては無理があれども、法によって裁きを行いそれによって決着するというのがさいぜんの策という面はあるでしょうね。
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この回答へのお礼

そう思います。原爆投下はナチスに匹敵する犯罪行為だと私は思うのですが、大量破壊兵器が「あるらしい」というだけで戦争をした国の人たちは「原爆投下が戦争の犠牲を少なくした」というご意見のようです。

確かに、戦争という時点で、それが非人道行為なので戦争裁判で決着という面はありますね。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/31 21:46

第2次世界大戦のことを問題にされているようすです。

私の知ってる範囲では戦勝国には戦犯は存在しません。質問者の感じ方は全く正当です。ただし、それが現実というものです。ただ、当時の日独伊と英米の2つの政治体制について考えた場合、英米型の民主主義が民衆の力によって結局は軍事的にも勝利することは必然であった、と考えることはできないでしょうか。今、私たちは北朝鮮のような独裁国家を見ると不快に感じます。あのような国が経済的・民力からも究極的に勝利にむかうということを信じますか?
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この回答へのお礼

確かにご指摘のとおり、英米の民主主義というのわ分かりますが、中国・ソ連(当時)も戦勝国ですよね。

ドサクサにまぎれて敗戦間際に火事場泥棒のような国に宣戦布告されたり、無差別大量殺戮兵器を2発も市街地に落とされてもなお、戦争犯罪人はわが国にしかいないと言われると、かなり悲しいし納得できません。

って、こんなところで怒っていても仕方ないですよね。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/31 20:59

戦争犯罪(戦争を起こした責任)は戦勝国が裁くので、戦勝国に戦犯(戦争を起こした責任を問われる)は居ません。

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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。
明解ですね、やはり戦勝国に戦犯はいないのですね。

お礼日時:2006/07/31 20:49

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