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 日本語を勉強中の中国人です。次のシチュエーションで使う日本語についてお伺いします。

 単語Aと単語Bがあるとします。AとBの形があまりにも似ているせいか、あるいは、意味がとても近いせいか、文章を書くときに、Aを使うべきのところに不適切なBを使ってしまいました。このようなことは日本語で普通どのように表現するのでしょうか。私は次のように表現したいのですが、全部自然だと思われますか。

(1)AをBに間違えた。
(2)BをAと同列に扱った。
(3)AとBを一緒に混ぜた。

 また、質問文に不自然な日本語がありましたら、それについてもご指摘いただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

awayuki_ch さん、こんにちは。



この場合に使われるのは、
【AをBと間違えた】だと思います。

(1)の「AをBに間違えた」でも通じないわけではありません。
⇒しかし、この場合は、「AをBにしちゃったよ」という使い方になるのが普通で、「Bに間違えた」を使うことはあまりありません。

(2)の「BをAと同列に扱った」という言い方は「間違えた」ことを表現する言い方ではありません。
この言葉からは、AもBも正しい、もしくはAもBも間違い、つまり「両方とも同じだと判断した」ということが読み取れます。

(3)の「AとBを一緒に混ぜた」は、全くの間違いです。
⇒「混ぜる」とは、「混ぜ合わせる」「ごちゃごちゃにする」ということです。
「Aと書くべきところにBと書いた」ということ、そこには「B」としか書いてないわけです。
したがってA、Bが混ぜ合わさることはありえません。
⇒これは、きっと、「AとBを混同した」とお書きになりたかったのではないでしょうか。
★「混同」は、【区別しなければならないのに同じにした】という意味ですから、例文には当てはまりません。「公私混同」「自由とわがままの意味を混同する」など。

★(本当は)Aなのに、(間違って)Bって書いてしまったよ。
★Aと書くべきだったのに、Bと書いてしまった。
★AをBだと思ってしまった。
★AをBと勘違いした。
★AでいいのにBにした。
★AでいいところをBにしてしまった。
★AでよかったのにBにしちゃった。
★Aにしとけば良かったのにBって書いてしまった。
などなど、様々な言い方があります。

「使うべきのところ」という言い方はありません。
⇒「使うべきところ」が正しい言い方です。

「このようなことは」という言い方は別の意味が出てきます。
⇒【「単語A」を使うべきところに「単語B」を使ってしまったというようなことを、日本語ではどのように言いますか?】ということを聞いている文章に取られることがあります。
この回答は、「ミスをおかした」「間違えた」となり、「AをBと間違えた」という表現の仕方が回答されることは無いと思います。

★「このようなときは」とすれば、「Aを使うべきところにBと書いてしまった」ことをどの様に表現するのか、という意味として通用します。

日本語の表現の難解な所に差し掛かっていますね。
一つ一つ疑問を解決していってください。
出来る限りの後押しをさせて頂きます。
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この回答へのお礼

 shigure136さん、こんにちは。ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。たくさんの例文は大変助かりました。繰り返し繰り返し読みます。
 応援していただきありがとうございました。精一杯頑張ります!

お礼日時:2006/09/01 15:17

>(1)AをBに間違えた。



翻訳調の言葉で、余り使いませんね。多少長くなってしまいますが、
「A とすべきところを (間違って) B にしてしまった」などが自然です。

>(2)BをAと同列に扱った。

(これだけでは)A と B が同列だと言っているだけでどちらが正しく、どちらが間違いか分からないので不適当です。

>(3)AとBを一緒に混ぜた。

こういう場合に「混ぜた」は使いません。

> 質問文に不自然な日本語がありましたら、

(1) の例を使って言えば、

「Aを使うべきところに不適切なBを使ってしまいました」とすべきところが「Aを使うべきのところに不適切なBを使ってしまいました」になっています。

こういう「の」は完全な間違いです。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。質問文の添削にも感謝いたします。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/09/01 14:54

「>意味がとても近い」例として、


単語A=繊細
単語B=神経質
と置き換えて述べてみます。

(1)「繊細」を「神経質」に間違えた。(△)
(2)「神経質」を「繊細」と同列に扱った。(○)
(3)「神経質」と「繊細」を一緒に混ぜた。(×)
このような感じになると思います。

(1)の場合。
・「意味がとても近い」のであれば、「間違えた」というよりは「勘違いした」という表現の方が適当かもしれません。
・また、「神経質【に】」ではなく、「神経質【と】」としたほうが良いでしょう。
・『繊細を神経質と勘違いした』(◎)のようになります。

(2)は、若干硬い印象は与えますが、相当こなれた高等表現と言って良いと思います。

(3)は、意味的にも誤りになるでしょうね。
「誤って同じものとして扱う」という意味の【混同する】という言葉がありますが、この場合は、
『繊細と神経質を混同した』(○)などとなります。

ご質問文自体は完璧と申し上げて良いでしょう。
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この回答へのお礼

 毎度お世話になります。
 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。確かに補足を書く時に困っていました。とても参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/09/01 14:22

 (1)~(3)については、皆さんと同意見。


 
 質問文の不自然な点としては、「Aを使うべきのところに」の「の」は不要です。
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この回答へのお礼

 貴重なご意見をいただきありがとうございます。質問文の添削にも感謝いたします。これから、「の」に気をつけます。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/09/01 14:12

(1)~(3)の中では(1)が最も自然です。


(2)は通じますが、堅苦しく一般的ではないと思います。
(3)は不自然です。

No.1の方も書かれてますが、
ごく普通の文体ならば「AとBを間違えた」が適切だと思います。

質問文に関して、全体的にとても上手で自然な日本語だと思いますが、
「全部自然だと思われますか。」の「全部」の部分が、やや不自然です。
これでは、「(1)から(3)の3つとも全て、自然だと思いますか?」という意味になります。
「どれが自然だと思われますか。」と書くべきだと思います。
ただ、さほど気にならないレベルの不自然さではあります。

この回答への補足

>「全部自然だと思われますか。」の「全部」の部分が、やや不自然です。これでは、「(1)から(3)の3つとも全て、自然だと思いますか?」という意味になります。

 確かに「(1)から(3)の3つとも全て、自然だと思いますか?」という意味を表したかったのですが……

補足日時:2006/09/01 14:08
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/09/01 14:05

(1)が普通の言い方です。


(2)は、相手に通じにくいと思います。
(3)は、「AとBを混同した」と言う表現にすればOKだと思います。

質問文の日本語は完璧だと思います(敬語の使い方も)。
完璧な日本人レベルです。
すごい!!
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。
 励ましていただきありがとうございました。日本語はまだまだ下手です。知らないことがいっぱいあります。これからも頑張ります!

お礼日時:2006/09/01 02:42

話し言葉で一番自然なのは「AとBを間違えた」でしょう。


(1)でもOKです。この方が正確ですね。(2)は意味は通じますけど、あまり言いません。(3)では意味通じないです。聞き返されると思います。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。話し言葉で一番自然なのは「AとBを間違えた」なのですね。大変参考になりました
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/09/01 02:36

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