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小学校の頃から漢字の読み書きや部首などなど習って来ましたが、漢字は誰が作って定めているんですか?それとも昔に出来たものしかなくて自然と広まったのでしょうか?現在でも新しい漢字が出来ているのなら誰が定めて広まり使われるようになったのでしょうか?教えてください

A 回答 (2件)

漢字は大昔の中国で象形文字を元に作られました。


殷(紀元前12~18世紀頃)の時代の遺跡(殷墟)からも甲骨文字や金石文の形で漢字の書かれた遺物が出土していますから、少なくともその時代にはすでに漢字はあったものと考えられています。
ただ当時の漢字は今とは少し形が違い、より象形文字の特徴を多く残したものでした。(篆刻の字体に少し似ています)
現在使われている漢字は、これが少しずつ形を変えてきたものです。
日本に漢字が伝わったのは西暦1世紀頃で、このころにはもう今使われているのとさほど変わらない字体が通用していました。

「現在新しい漢字が作られている」ということはないと思います。
ただ、歴史的に使われていた字体を簡略化して、日本で新字体、中国で簡体字などといわれるものができたのは近年のことです。
ただこれも作為的に作られたのではなく、もともと筆記体として書き崩していたものを正字体として取り入れたものがほとんどです。
(中国の簡体字はかなり人工的に作られたものもありますが)

例:
醫→医 營→営 驛→駅 圓→円 鹽→塩 など
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この回答へのお礼

書き崩した漢字まで広がるなんてとても時間が掛かったんでしょうね(^-^;)
日本人も折角中国の人から教わった漢字をちゃんとそのまま伝えなきゃ失礼ですよね。日本人はめんどくさがりやなんでしょうか(笑)
質問に答えていただきありがとうございました

お礼日時:2002/03/26 22:18

 常用漢字・当用漢字を定めたということでなく、漢字そのものを作った人ということであれば、古代中国、殷(商)の高宗武丁が、神官の貞人(ていじん)という人に命令し、作られたといわれています。


 その頃の漢字は今の字のようでなく、亀の甲羅に刻んだ簡略化した絵文字であり、それが時が経つにつれ精錬化され、漢字の形になってきました。そして、のち、物や表現(言葉)が増え、字が足りなくなると、物の本質を示す字(部首)と、読みをしめす字を組み合わせたりして、新しい漢字が作られていきました。
 その当時の字は殷内でしか通用しなかったと思われますが、中国の規模が大きくなり、交流も盛んになるにつれ、広まっていったものと考えられます。
 殷は黄河の一部地域でしたので、伝説・歴史等、記録されて残っているものは、漢字が広まった地域のものしか残っていません。長江(揚子江)流域にも文明があったのですが、文字が作られなかったので、遺跡以外残っていません。
 日本に漢字が伝わってから、日本で創作された漢字(国字)というものも作られました。(畑など)
 字は、戦後、一部簡略化されたりした字もあります(傳→伝)。本場中国でも簡略化された字が広まり、日本で使われる漢字が通じない、中国簡略字が日本人には解らないということもあります。
 近年では、新しく創作された漢字は無いように思います。熟語で対応しているためです。
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この回答へのお礼

中国の人々にはとてもお世話になっているように感じました。
新しい漢字の代わりに熟語で対応されていたことを初めて知りました。
分かりやすい回答ありがとうございした

お礼日時:2002/03/26 22:05

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