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英国の solicitor は barrister とは職務も違うと聞きましたがどういったことでしょうか?どちらが社会的地位が高いとかあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

基本的(伝統的)な図式は、以下のとおり。



(1)クライアントの相談に直接乗ってくれるのはSolicitor。従って、
ビジネスマンが仕事で付き合う弁護士は、みんなSolicitor。

(2)法廷で弁論する弁護士はBarrister。Barristerは、クライアントと直接会わない。Solicitorから事件の説明を受けて、それに基づいて弁論を行う。

見た目で言うと、Solicitorは普通のスーツを着たビジネスマン。Barristerは法廷でローブを着てかつらをかぶっている弁護士(いつもそういう格好ではないでしょうが・・・)。

法廷(Court=昔は宮廷?)に出る資格をもつBarristerというのは、おそらく昔は貴族の格だったのではないかと思います。

ただし、建前的には、BarristerとSolicitorは職種が違うけれど、どちらが上とか下とかいう区別はないとされているようです。(少なくともSolicitorの人は、そのように言っていました)

昔と違い、今ではBarristerとSolicitorの区別もだんだんなくなってきており、Solicitorも一定の条件の下では法廷に立てるようになってきているらしいです。
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English Business Dictionaryには、



Solicitor: GB(Great Britain) lawyer who gives advise to members of the public and acts for them legally.

Barristor: GB lawyer who can speak or argue a case in one of the
higher courts.

となっています。

solicitorは簡単に言えば「法廷に立たない弁護士」です。ですから、それ以外の弁護士業務(売買契約、M&Aなど)をやっています(米国の法律事務所と同じです:米国の事務所の多くは法廷に立つ弁護士(trial/litigation lawyer)も持っていますが・・・)。

基本的にbarristorはsolicitorを通してしか事件を引き受けることは出来ません。

以前、ロンドンでの商事裁判にかかわったことがありますが、基本的には、solicitorを通しbarristorに(裁判がらみでは)です。時々、solicitorが「その点(法的なargument)については、barristorに意見を聞いてみる」「barristorはこういってた」というような感じでした(かかわった裁判は、hearingが始まる前に和解で解決に持ち込んだため、barristorとはかかわりませんでしたが)。

社会的な地位や威厳はbarristorが上となっています(solicitorもそういってました)。かといって、金銭的待遇では、かなりの収入の渉外弁護士(solicitors)も多い(アメリカの弁護士と同じように)ですね。

日本人でsolicitorになった人を知っていますが、「私は日本の司法試験が受からないので、英国でsolicitorになった。barristorになるのはsolicitorになるより難しい」といってました。

以前の統計では、solicitorは約5万人でbarristorは約5,000人くらいでしたが・・・
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Barristerは法廷弁護士と約され、法廷で答弁する弁護士です。


Solicitorは事務弁護士と約され、法廷に立つことはできません。日本の行政書士にあたります。
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