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金田一先生の文献を参考に動詞を分類したのですが、
次の4つに分類できると書いていました。
1.状態動詞:ある、いる、要る
2.継続動詞:読む
3.瞬間動詞:着る
4.第四種の動詞:そびえる

いまいち、分類できません。例えば、「生きる」はどこにあてはまるのですか?アドバイスお願いします。

A 回答 (1件)

金田一って、


金田一春彦(1950)「国語動詞の一文類」『言語研究』15号
ですか。古典中の古典ですね。

今なら、
工藤真由美(1995)『アスペクト・テンス体系とテクスト』ひつじ書房
鷲尾龍一・三原健一(1997)『ヴォイスとアスペクト』研究社出版
の方が、入門的にはいいんじゃないでしょうかね。

それはさておき、金田一の分類は「~テイル」と一緒に使えるかどうか、一緒に使うとどういう意味になるか、を基準にしています。

1.状態動詞:ある、いる、要る
「~テイル」と一緒には使えない。

2.継続動詞:読む、書く、降る、吹く
動作・作用がある時間内続いて行われることを表す。
「~テイル」をつけると、いまその動作・作用が継続していることを表す。

3.瞬間動詞:死ぬ、消える、壊れる、割れる
動作・作用が瞬間的に終わる。
「~テイル」をつけると、ある動作・作用が終わった後の結果が持続していることを表す。
「死んでいる」は「今、死につつある」という意味ではなく、死んだ後の結果状態が続いていることを表す。

4.第四種の動詞:そびえる、優れる
「~テイル」と一緒にしか使われない。

さて、「生きる」はどうでしょう? 動作に時間がかかりますか? 「生きている」はどうですか?
はい、継続動詞ですね。
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。日本人でありながら、日本語って難しいんだなと思ってしまいます。
金田一春彦は必読といわれましたが、難しいですね。この動詞分類に対しても賛否両論ありますし。
工藤真由美『アスペクト・テンス体系とテクスト』は、読みました。
工藤真由美は、
・主体動作動詞
・主体変化動詞
・主体動作・客体変化動詞
で分類しているんですよね。
アスペクトの研究では、工藤真由美を一番参考にしています。
ありがとうございました。がんばります。

お礼日時:2006/11/18 18:56

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