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問題集で、

(1)ポリスチレン12gには何個のC(炭素)が含まれるか。

(2)ポリビニルアルコール分子中のヒドロキシ基30.0%をホルムアルデヒド40%水溶液でアセタール化するとき、ポリ酢酸ビニル5000gを使いすべてポリビニルアルコールに変化させた。このとき必要なホルムアルデヒドの質量を求めよ。


(1)ではポリスチレン=分子量104からどのように計算したら良いかがわからない状態で、(2)については手が付きませんでした。

指針や解説の方頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

(1)ポリスチレンの分子量は104ではありません。

モノマーであるスチレンの分子量が104です。スチレン1モルは104グラムであり、その中に8モルの炭素原子があります。スチレンの分子式はC8H8だからです。
ポリスチレンはスチレンが付加重合したものですので、その組成は同じです。
すなわち、ポリスチレンにおいても、104グラム中に8モルの炭素原子があることになります。それに、12/104をかければ12グラム中の炭素原子の物質量(モル数)が計算できます。炭素原子数を知りたければ、それにアボガドロ定数をかければ計算できます。

(2)まず、ポリ酢酸ビニルが、何モルの酢酸ビニルが重合したものであるかを計算します。つまり、酢酸ビニルの物質量で5000を割るということです。それから得られるポリビニルアルコールのヒドロキシ基のモル数は、上で計算した酢酸ビニルの物質量と一致します。なぜなら、酢酸ビニル1分子から1個のヒドロキシ基が生じるからです。
それに0.3をかければ、アセタール化されるヒドロキシ基のモル数が計算できます。アセタールはヒドロキシ基2個につき、1個の割合でできますので、上のモル数を2で割れば、アセタールのモル数が計算できます。それにホルムアルデヒドの分子量(30)をかければ、必要なホルムアルデヒドの重さがグラム単位で計算できます。ただし、ここで用いているのは、ホルムアルデヒドの40%溶液(ホルマリン)なので、上の計算値を0.4で割る必要があります。

・・・ああ、ややこしい。ミスがあったらごめん。
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