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アミノ酸のD体とL体
サリドマイドのR体とS体
いずれも鏡像異性体という?のでしょうか?
使い分けはどうするのでしょうか?
サリドマイドのR体とS体が混合されていたサリドマイド事件(光学分離がされていなかったためにおきた)を
アミノ酸のD体とL体が、違う性質を示すという説明が妥当なのでしょうか??
また、鏡像異性体と光学異性体は同じことだと思っていましたが、違いますか???
もしご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

R体S体とD体L体はいずれも不斉炭素の立体配置を区別する方法です。

すなわち、同じ物質であっても2種類の立体配置表示法が存在することになります。ただし、D体L体の区別をアミノ酸や糖以外のものに当てはめるのは面倒、あるいは時として不明確になりがちですので、それら以外ではR体S体で区別することが多いです。

>サリドマイドのR体とS体が混合されていたサリドマイド事件(光学分離がされていなかったためにおきた)をアミノ酸のD体とL体が、違う性質を示すという説明が妥当なのでしょうか??
質問が意味をなしていないように思います。サリドマイドはアミノ酸ではありません。

>また、鏡像異性体と光学異性体は同じことだと思っていましたが、違いますか???
事実上、同じと思っても良いでしょう。ただし、複数の不斉炭素を持つ物質であれば、それぞれの不斉炭素に対してRとかSとかを考慮する必要があるので、鏡像異性体以外の立体異性体(ジアステレオマー)が存在することになりますので、1個の不斉炭素の配置のみに基づいて鏡像異性体であるかどうかを議論できません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
2種類の立体配置表示法があることがわかりました。
とても難しい話なので、ネットで調べれば調べるほど、混乱してしまいました。ご親切にありがとうございました。

ある講演の中で
「サリドマイドの件は、光学分離法がなかった時代に起こった事件で・・・」
「異性体でも、こんなに性質が違う」ということを説明するのに、
たとえば、アミノ酸のD体とL体は、L体のグルタミン酸は味がしますが、D体は味がありません・・・」と、
R体、S体の話から、急にD体とかL体とかの説明になったので
とても混乱し、友人と議論になっていました。

アミノ酸でもR、S法で表記できるという解釈であっていますか?

お礼のつもりが、また質問してしまいました。ごめんなさい。

お礼日時:2009/09/29 11:56

アミノ酸でももちろん S/R で書いていいんですが, 実は説明がしにくくなっちゃうので普通は D/L で書きますね.


D/L で書くと「タンパク質を構成するアミノ酸は (光学活性を持たないグリシン以外) すべて L-体である」って書けるけど, S/R で書こうとすると「タンパク質を構成するアミノ酸は (光学活性を持たないグリシン以外) すべて S-体である」と書けないのがちょっと痛い. ほとんどのアミノ酸で L-体 = S-体ですが, システインたちは命名法の都合で L-体 = R-体なので.
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この回答へのお礼

なるほど。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/09/29 16:16

>アミノ酸でもR、S法で表記できるという解釈であっていますか?


正解です。しかしD/Lが汎用なのでS/R法で表しても理解して貰えない恐れはあります。
また、サリドマイドについては、体内でD-、L-体が互変異性するので光学分離する意味がないという意見もあるので、素人の出る幕じゃない感じもします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
とっても、奥が深くて、つくづくさまざまな研究があるものだなーと思いました。当初、疑問に思っていた点については、すこし、モヤモヤがとれました。友人と二人でフムフムと読ませていただきました。
ありがとうございました!!

お礼日時:2009/09/29 16:10

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