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先進国で唯一、出産率が2人以上なのはアメリカだけなようですが、何故アメリカは出産率が高いのでしょうか?またアメリカのキャリアを積んでる女性の出生率はどうなのでしょうか?

実際、夫のビジネス相手であるアメリカ人の家庭は子供が8人とか5人とかいる家庭も聞いています。また日本では子沢山というとヤンキー(ちょっと言葉が悪いですが)とか特に子供好きなイメージが私にはあり、知的な家庭は子供の人数が少ない(1人か2人、多くても3人)イメージです。特に母親がキャリアをもってバリバリ働いてると、子供を産むタイミングを損なうイメージです。
でも、夫のビジネス相手はヤンキーではもちろんなくホワイトカラーのビジネスマン家庭なのに多産です。アメリカは自己責任社会、日本より自分達の老後は自分でなんとかしなきゃならないのに何故もこんなに出生率が高いのか・・・。私としてはとても不思議です。

夫はアメリカの宗教によっては避妊をしては駄目なところがあるから、そういう多産な家庭があるんだろうと言ってました。実際のところはどうなのでしょうか?

人口の増加は国力に影響する大事な数字だと私は思ってます。何故、先進国で唯一アメリカだけが出生率が増えているのか?どうかわかる方がいたらお教えください。

A 回答 (4件)

在米の者です。



質問にある子沢山の貴方の知人の例は極めて例外的ではないかと思います。
一部には子沢山の家庭もあるとは思いますが、それは日本でもそういう例はあることかと思います。

アメリカは人口が増加しており、ついに今年3億人を超えたそうです。
これだけ聞くと“アメリカは他の先進国と違って出生率が増加している”と思いがちですが、実態は移民の増加です。
アメリカでは中南米からやってくるヒスパニック系の移民がどんどん増えており、しかも正式な手続きを経た移民以外に不法入国や不法滞在する移民が非常に増加しています。

ご存知のようにアメリカは、国内で産まれた子は無条件でアメリカ国籍を取得でき、たとえその親が不法入国者であろうともアメリカ国内で産まれた子はアメリカ国籍になってしまいます。

また、正式な手続きでグリーンカードや滞在ビザを所持している親から産まれた子の場合も、親自体は他の国籍であってもアメリカ国内で産まれた子は当然アメリカ国籍を取得することになります。
私はハワイ在住ですが、こちらには現地の男性と結婚して子供を産み、その後離婚したようなケースの子供を抱えた日本人女性がたくさんいますが、子供たちは皆アメリカ国籍です。

したがって、日本では日本人の親から産まれた子以外は日本国籍にはカウントされませんが、アメリカではアメリカ人以外の親から産まれた子でもアメリカ人としてカウントされることになりますから、不法移民やグリーンカード等で多数の外国人が国内に存在することが、出生率に大きな影響があると思います。

この回答への補足

しかしながら、どの回答もみななるほど~で、良回答の順位が私の中ではつけれません。どうかそこはご了承下さい。みなさん、どうも有難うございました。

補足日時:2006/11/25 05:38
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この回答へのお礼

なるほど~!と思いました。ハワイからどうも有難うございます。^^

やはり夫のビジネス相手は例外的なんですね。こないだTVを見てたらケントデリカットのお家でも子供が5人とか言ってたし、メル・ギブソンも子沢山だし、アメリカ人はそんなに子供産むのか?と不思議に思ってしまいました。

しかし”国内で産まれた子は無条件でアメリカ国籍を取得・・”に、なるほど~と感心しました。そうですよね、日本人夫婦の子もアメリカで産むとアメリカと日本の国籍、両方もてますものね。
しかも、移民や不法入国者、離婚者、なるほどな~と思いました。まったく自分では気がつかなかった部分だったので、ためになりました。有難うございます。

お礼日時:2006/11/25 05:35

長々としかもわかりにくくなったので簡単に言えば、



出生率が日本よりアメリカや北欧が高いのは、アメリカ人や北欧人は日本人と違って結婚してなくても気にせずばかすか子ども産むから出生率高いんだよ~って話です(笑)

非婚化は世界中で進んでいますが(程度の違いこそあれ)、このように婚外子を認めている社会(国)では非婚化に関わらず出生率は下がらないわけです。
逆に婚外子を認めていない、つまり「子どもを作るのは結婚してから」って観念が強い国では非婚化がすぐ少子化に直結します。
このような国は日本以外にはイタリアなどがあります。
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この回答へのお礼

度々、丁寧な回答有難うございます。^^

完結出生児は日本も2%台に乗るんですね。しかしアメリカの完結出生児はいったいいくつなのかネットで調べたのですが判りませんでした。
でも非婚化、婚外子の件はなるほど~と思いました。

が、北欧の婚外子の多さは前から知っていたのですが、アメリカは何故、婚外子が多いのでしょうね?福利厚生の点では北欧にはおよばないまでもアメリカよりは日本のほうがいい気がするのですが、アメリカの婚外子の数はとても多いですね・・・。
やはりおしゃる通り、気質や文化の違いが大きいんでしょうね。

最近の気になる謎が1つとけてやっとちょっとスッキリしました。どうも有難うございます。

お礼日時:2006/11/25 05:16

おそらく、貴方の夫のビジネス相手である8~6人も子どもがいるというアメリカ人の家庭はアメリカでも「特殊」です。



日本でもアメリカでも夫婦の平均出生子ども数(完結出生児数)は殆ど変わりません。(詳しい数字はhttp://www.net.pref.aomori.jp/shoshi/toukei/touk …からどうぞ)
完結出生児数に関する限り、「日本の女性は子供を十分産んでいる」のです。
完結出生児の数は日本とアメリカでは殆ど変わりません。(ひとつの夫婦が子どもを産む平均数は日本でもアメリカでも変わらないということ)

では、何故日本とアメリカでは出生率に差が出るかというと、二つの理由があります。
まずひとつは日本の結婚率の低さにあります。
完結出生児は同じであっても、結婚している人の数が社会全体から見て割合的に少なければ出生率(合計特殊出生率)は下がります。
今日本では結婚していない人が多いので、出生率が低いのです(2000年における35-39歳の女性の未婚率は13.8%。35-39歳の男性の未婚率は25。7%。)
また、もうひとつの理由としてはアメリカ(に限らず北欧などでも)では婚外子が日本と比べてかなり多いという事が挙げられます。
ここを見てもらえば分かりますが(http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wpdocs/hpyi200301/b …)日本の新生児全体に占める婚外子の割合が1.6%(2000年)であるのに対して、アメリカの婚外子の占める割合は32%(1995年)です。(対象年度が違うので単純には比較できませんが)
北欧諸国のノルウェーに至っては婚外子が新生児の半分を占めるとまでいいます。
このように、「結婚しないまま子供を産むことが社会的に認知されている」事により、出生率が上がっているのです。
米国や北欧で何故このように婚外子が多いのかというと、若い人間が後先考えずに子どもを産んでも社会が何とかしてくれる(社会保障や養子の制度など)ということがあります。

このように、「結婚している人の割合の少なさ」と「婚外子の数の違い」が日本とアメリカ(ひいては北欧等)との出生率の違いを引き起こしています。
実際には今アメリカでも晩婚化が進んでいますから、おそらく婚外子の数の違いが結婚している人の割合よりも大きく影響しているのでしょう。
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こんにちは



アメリカは超多様社会なので

「アメリカ人は・・・」とそもそもひとくくりにすること自体に
無理があると最初に言っておきます
そこを勘違いしちゃうと話がおかしくなっちゃいます

まあ理由はいろいろでしょうね
国土が広い、宗教上否認ができない、ヒスパニック人口の増加・・
どれも正解だと思いますよ

自己責任の国なのに・・というのはピンと来ませんが笑

他の例で言えば、アメリカ=英語というイメージがあるかもしれませんが
実は西海岸ではヒスパニック系住民が増えてきて、スペイン語がかなり
使われております。このまま行けば英語とスペイン語の両方が
アメリカの言語となる可能性は高いです

それくらいアメリカという国はまだまだ落ち着いた状態という
ことでもないと思います。
先進国ではありますが、国の成長としては発展途上の部分もある
というぐらいに思っていて良いのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

とっても判りやすく解説して頂き有難うございます。

自己責任の国・・なんてちょっと変な解釈でしたね・・・。お恥ずかしいです。日本の教育(子育て)にはお金が掛かるから、そんなにたくさん産んだら貧乏になってしまって、自分の老後資金がまかなえないと言いたかったのですが、そもそも子供に自分の老後をみてもらおうという考えの人には当てはまらないから、この考えは妥当じゃないな・・と我ながら思いました。

そうですね。アメリカは多様な人種が集まるところですものね。いろんな要素があるんですね。

お礼日時:2006/11/24 17:42

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