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学校の授業で「人間発達の特殊性(含 ポルトマン)」について調べて発表することになりました。いろいろ調べては見たのですが、ぜんぜん進まなくて困っています。どういうことを調べればいいのか、あるいはどのような本を調べれば役に立つのかなど、何でもいいので教えてください。

A 回答 (3件)

これは発達(教育)心理学の授業でしょうか?


「発達」「ポルトマン(Portmann, A)」「特殊性」というキーワードから出てくるのは「生理的早産」だと思います。

人間を他の動物と比べるとします。一般に高等動物は,母親の胎内にいる期間が長いため,感覚器・運動器官など基礎的な能力がある程度成長して生まれてきます(離巣性)。対して下等動物は,期間が短く,誕生時は著しく未熟です。そのために養育者の保護が全面的に必要になります(留巣性)。
では人間はどうかというと,胎内にいる期間は長いにも関わらず,誕生時の基礎能力は下等動物と同じように未熟で「留巣性」の特徴を持っています。
このことをポルトマンは,人間が基礎的能力をある程度確立できるのは生後ほぼ一年後であり,人間はまだ胎内で発育するはずのところを早く生まれてきたのではないか(生理的早産)と考えました。
ポルトマンは何故最も進化を遂げた人間がこのような一見不利な特徴である「生理的早産」を示すのか,その理由について考えました。そして,この「生理的早産」こそ,人間が他の動物の追随を許さない可能性を持つ存在にしたのだと主張します。つまり,生理的早産とは逆に言えば,人間の生物種として未熟な状態であるがゆえに「生物としての本能」の影響をあまりうけなくなった。そして本能の制約を受けることなく,自分達にとって有益な人間的な行動様式を「学習」できるようになる。大雑把に言えばこのような主張です。

かならずしも発達心理学が専攻ではないのですが,大まかに心理学専攻生(研究生)ということで専門家にしました。
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この回答へのお礼

その通り、発達心理学の授業です。なんとなく内容は分かったような気がします。「生理的早産」を中心にまとめてみようと思います。何か参考にすればいいような本をもし知っていたら教えてください。

お礼日時:2002/05/06 12:24

No.2で回答した者です。


「ポルトマン」オンリーの本を読んだことはないので,専門的に調べたいのであればNo.1の方の「人間はどこまで動物か」の著書を読まれるのがよいでしょう。
そこまで専門的でなければ発達心理学の入門・概論書にはおそらく触れられていますので,人名索引で確認して,載っているものを参考にして下さい(^^;

とりあえず手持ちの資料の一つを紹介します。

矢野喜夫・落合正行 1991 発達心理学への招待 人間発達の全体像をさぐる サイエンス社

新心理学ライブラリ・シリーズの一つで,p.81~84「4.1.3 乳児期の無力さ」に該当個所があります。

この本以外にも大抵は言及されていると思いますよ。

参考URL:http://www.saiensu.co.jp/books-htm/ISBN4-7819-06 …
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あまりにも漠然としすぎていて何とも言えないんですが。


わかる範囲でできるだけ詳しい説明がほしいです。

ちなみに私は「ポルトマン」ときいて、アドルフ・ポルトマンの
「人間はどこまで動物か」(岩波新書)を思い出しました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。先生からはこのテーマだけが与えられて、とにかく調べて発表しろということなので困っています。とりあえず「人間はどこまで動物か」を読んでみようと思います。

お礼日時:2002/05/06 12:19

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