プロが教えるわが家の防犯対策術!

 大学で絵画を専攻しています。将来は画家、あるいは平面作品ではなくともアーティスト(芸術家)になりたいと思っています。
 しかし最近卒業が近くなり(といってもまだ1年はありますが)、それにつれてある不安が生まれてしまいました。それは、自分がものを作ることが果たして世の中の役に立つのかということです。
 今までは、私自身は他の芸術家の作品から多くのことを学び、私にとって芸術(芸術家)は必要なものだ、ということで自分で納得していました。が、いざ自分が芸術家として生きていこうと考えたときに、本当にそれが正しいのか分からなくなってしまいました。
 作りたいから作る、という気持ちはもちろん大事で、絶対のものだと思います。でもそれだけでは足りない気がするのです。社会で生きる限りは社会の役に立ちたいと思う方が自然ではないでしょうか。
 現在アーティストとして生きている人は、そのことをどう考えているのでしょうか。また、アーティスト以外の人はどうでしょうか。人生の先輩方、回答よろしくお願いします。

A 回答 (10件)

作品で人を感動させることができれば十分役に立っているんじゃないでしょうか。

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この回答へのお礼

私も深く考えずにそう結論付けていたのですが、最近ほんとは分かってないんじゃないかという気がしてきました。
回答者さん個人にとっては芸術は必要ですか?
また、過去の芸術作品だけでは足りませんか?

お礼日時:2007/01/28 17:31

あなたは芸術家の作品をみて多くのことを学んだと仰っています。

もしもあなたが芸術家になったとしたら、自分自身の作品に納得していて、かつ、誰の共感も得られないような前衛的すぎる作風でない限りはあなたの作品を見て何かを学ぶ人間はいるかと思います。そういうものが芸術だと僕は思うからです。

そして、あなたが誰にもなんとも思われない作品を作り続けてしまう人でない限り、誰かに何かを学ばせることができることであり、それは社会の役に立っているということではないでしょうか。確かにどこかの企業に属して金銭的な利益をもたらすことが社会への貢献としてはわかりやすいことかもしれませんが、誰かの心に何かを訴えかけることもそれは十分に社会への貢献といえるのではないでしょうか。

専門家でもないただの人生の後輩からの意見ですが、読んでいただけたなら幸いです。
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この回答へのお礼

私が芸術作品から学んだことは、世界が複雑で、困難で、素晴らしいということです。今まで当たり前だと思っていたことに、別方向から光を当てられた気がしました。
今度は私が光と当てる側になればいいんですよね。どうすればいいのかすぐには分かりませんし、もしかしたら無理かもしれませんが、頑張ります。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/28 18:08

芸術は、人が豊かな精神生活を営む上で不可欠な物です。


社会に必要かは知りませんが、人が人として豊かに生きるためには必要だと思います。
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この回答へのお礼

回答者さんは芸術によって精神が豊かになった経験はありますか?
もしよかったら教えてください。

お礼日時:2007/01/28 17:37

いわゆる芸術が社会的に直接貢献しているとは思えません。



しかし、貴方や多くの芸術家達が作り出した作品を不特定多数の人達が鑑賞し、
何かを学んだり感じ取ったりして、心の中に一石を投じることが出来たなら、
芸術活動に意味はあると思います。
そしてその人達が芸術作品から活力や原動力を得たりすることができるのならば、
間接的な社会貢献が成されているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も直接的に芸術が社会に貢献するとは思っていません。
心の中に一石投じる、いい言葉ですね。
閉じた世界で閉じたことをやっているような気がして、不安になっていました。
いかに一石を投じることができるか、真剣に考えたいと思います。

お礼日時:2007/01/28 17:41

「必要かどうか」というのが「生命を維持するため」にならば、ほとんどの職業が「必要ない」ってことになりますよ。

自給自足出来れば全ての職業が「必要ない」ですね。

 人間が人間らしい部分っていうのは、単に生命を維持するためじゃない「無駄なこと」をすることではないでしょうか。
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この回答へのお礼

今日本や外国の美術を見ているときに、なぜだか非常に小さい輪の中で自給自足をしているように感じてしまいます。
それぞれの仕事が独立しているのは当たり前なのかもしれませんが、芸術というジャンルが芸術家の中だけでぐるぐる回って生きているのではやっぱり駄目ですよね。
回答者さんの答えにどう反応するか考えているうちに、以上のことが浮かんできました。悩みの確信もどうやらこの辺にあるようです。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/28 18:02

大して才能のないひとなのかな。


とつい失敬なことを考えてしまったのも、
いまちょうど宮尾登美子の「序の舞」を読んでいるところだから。
お読みになりましたか。
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この回答へのお礼

才能はおそらくありません。
生まれ持っての才能が無い人がどう生き抜くのか、突き詰めてゆくことで何か生まれるのか、自分で試すという気持ちがあります。
だからこそ社会の役に立たないのではないかという不安も生まれるのでしょうが…。
「序の舞」知りませんでした。上村松園の話なんですね。以前知人から、「ほんとについ最近まで女の日本画家は男の画家の愛人でしかいられなかった。そんな中、芸術家として生き抜いた松園はすごい」という話を聞きました。
ぜひ読んでみます。ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/28 17:49

私は小さな作品をほそぼそと制作しながら、別の仕事をしてどうにかやっている一人です。



君、学生のうちに、旅に出なさい。
できれば比較ができる、ヨーロッパ・北欧とアジアに。
できなければ、ヨーロッパへ。

自分の足で歩くうちに何かを発見すると思いますよ。

私は、3年進学の前の春休みに、バックパックで2ヶ月間ヨーロッパと北欧を歩きました。
美大で教わらない、人生観が変わるほどの衝撃をたくさん学んでで来ました。

誰が何を言おうと、やっぱり最終的には「信念」だと思う。早く旅に出て、探してくるのがいいと思うよ。
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この回答へのお礼

旅いいですね。もう少しでお金が貯まるので、今は計画中です。
確かに私は頭で考えているか閉じこもって絵をかいてばかりで、自分の足で歩くことを少し忘れているのかもしれません。
回答者さんは旅で何を学びましたか?差し支えなければ教えてください。また、回答者さんの作品は社会にどう関わっていますか?

お礼日時:2007/01/28 17:52

こんな言葉を君に送ります。



「私は画家であるおかげで、毎日裸の女性を見ている。もし私が画家でなかったら、ふろ屋をのぞかなければならない。ふろ屋をのぞけば警察につかまる。私は画家であるおかげで警察にもつかまらず、毎日こんなに楽しいことをしているのに、賞などいただくのは申し訳ない」

by 石本 正(画家) 
 京都市の文化功労者に選ばれたが、それを辞退したときの言葉。 


 
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この回答へのお礼

今日たまたま躁鬱病で入院している人が描いた植物の絵を見ました。
のびのびとしていて、しかもとてつもなく美しかったです。
もう少し楽しまなければいけませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/28 23:48

私は幼い頃から絵を描くのが好きで、将来も絵に関する仕事に就きたいと思っていました。

だんだん大きくなるにつれ、自分のレベルが分かってきました。普通の人よりは器用に描けるけど才能は無い、と思いました。それでも、絵に関する仕事がしたいと思い、大学は教育学部の美術教員課程に進み、学芸員の資格も取りました。いくつかの仕事をした後、小さな私立美術館に勤める事ができましたが、運営方針がどうしても納得できなかった事や体を壊したこともあり退職しました。
今は仕事はどんなものでもいいから、余暇で好きな絵を見たり作品を作ったりできればそれでいい、と思っています。
色々失敗してきましたが、今でも私にはアートは生活に欠かせないものです。いい作品に出会えたらとても嬉しくなります。しかもそれは、立派な美術館に展示してある作品だったり、小さな画廊でみつけた、小さな素朴な作品だったりします。どんな人の作品かは関係ありません。自分のツボにはまるかどうかです。
あなたの作品が「社会の役に立つ」かどうかは分かりませんが、「誰かの役に立つ」かもしれませんね。
余談ですが、どんな仕事でも「社会」という漠然としたものを対象にしていると、仕事が雑になります。「今目の前にいる、この一人のお客様に喜んでいただくため」と思って仕事ができる人の方が、素晴らしいと思いませんか?
社会をまとめて面倒見なくても、「誰か」の役に立てるはず、と考えて仕事をすることも悪くないのじゃないかと思いますよ。
以上、なんだかよく分からない文章ですみませんでしたm(__)m
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この回答へのお礼

社会という漠然としたものを対象にしていると、仕事が雑になる…。
そうかあ、そうなのかあ、という感じです。思ってもみませんでした。
食うことに追われそうになると基本的なことを忘れがちになってしまうのだと分かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/28 23:52

私も分野は違いますが芸術系の大学から、芸術?系の仕事と言われることをしてきました。


そして今は地方に住んで自営業の傍ら、文化活動をしています。
芸術、文化・・・
どういうイメージでしょうか?
すばらしい才能を持った人のみに許される行為、お金に余裕がある人、教養がある人が趣味で、楽しみでやること・・
そのようなイメージを持っている人も多いと思います。
確かにそのような一面もあるでしょう。
しかしそれは1面であり、一部分にしか過ぎないと思うのです。
芸術、文化と言う物の本質は、人間が社会生活を営む上で、普通に日常の中に存在し、欠かすことのできないパーツではないでしょうか。
想像してみてください。
すべてが一つの形しかない世界。
色も、音楽も、商品の形態ですらすべてが一つ。
そのような世界が仮に一瞬だけ存在したとしても、すぐにそのような世界は消えてなくなります。
なぜなら、人間は必ず違った物を作り出すからです。
人間一人一人の価値観は多様だからです。
世の中は芸術と文化にあふれているのです。
そして、人間が人間である限り芸術と文化があふれている世界から抜け出すことは出来ないでしょう。
美術一つとってみてもそうではないでしょうか。
周りをちょっと見渡しただけで、いくつもの美術工芸品が飛び込んでくるでしょう。
食品のパッケージ、独特な形をした日用品・・・
貴方の言う芸術とは何ですか?
芸術の定義をほんのちょっと見直すだけで、芸術は一部の人のみの占有物ではなく、人類すべての公共の技となるのではないでしょうか。

この回答への補足

お礼欄を埋めてしまったためこちらで皆様にお礼させて頂きます。
なんだか半分人生相談のような質問をしてしまい反省しております。
皆様の回答を見て自分んの中で明確な答えは出ないまでもとにかくやってみようと勇気がわいてきました。
本当にありがとうございます。

補足日時:2007/01/31 00:26
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この回答へのお礼

私がこの質問で言っている芸術家とは、かなり狭い意味での芸術家です。
説明しづらいのですが、いわゆる芸術家、と呼ばれる人たちのことです。
この場合デザイナーも除きます。
というのも私が目指しているのがそのあたりだからです(微妙な説明ですみません)。
芸術が日常にあって当然のものなのはよく分かるのですが、食品のパッケージや独特な形をした日用品以外のものを作っている人がたくさんいますし、私がなりたいのもそれらとは違うものを作る人なのです。
芸術が人類すべての公共の技ならば、プロの芸術家という人は何をしようとしている人なのでしょう。

お礼日時:2007/01/29 02:15

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