こんにちは。
投資の勉強をしたいと思い初めて投資信託を買った者です。
先日、イーバンク銀行で、「グロソブ毎月」を1万円分買いました。
自分のページにログインし、「投資信託」の「取引状況照会」を見ると、表に、
「残高情報(参考)」
「基準価額」
「口数」
「個別元本」
「評価額」
「評価損益」
とありそれぞれの金額が買いてあるのですが、これらの言葉の意味を初心者にも分かりやすく説明していただけるとありがたいです。
また、これらの金額がどうなった状態でこの投資信託を売ると「儲け」になりますか?
「投資」に熟練された皆様には「こんな事も知らないで投資信託を買ったのか?」と思われるかもしれませんが・・どうかよろしくお願いいたします。
No.1
- 回答日時:
最も簡単に言えば、「評価損益」がプラスで翌日も同程度のプラスが見込める場合に売れば儲かります。
グロソブは毎月分配金があるので、そちらとの合計で儲かっているかどうかわかります。参考URLの内容程度は知っておいたほうが良いと思います。
参考URL:http://www.morningstar.co.jp/lecture/lesson/inde …
ご回答ありがとうございます。
>「評価損益」がプラスで翌日も同程度のプラスが見込める場合に売れば儲かります。
確認してみた所、「-18」となっておりました。(悲)
>グロソブは毎月分配金があるので、そちらとの合計で儲かっているかどうかわかります。
長く持ち続けて分配金で儲けるという方法もあるのですね!
参考URLじっくり見せていただきました。
ありがとうございました。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは
>「グロソブ毎月」を1万円分買いました。
もったいない。他のものを買われた方が良かったかもしれません。OKWaveの過去ログでは「買ってはイケナイ投信」の代表格です。そういう意味では
>投資の勉強をしたいと思い
の目的にはなるかもしれませんけれども・・・。
せめてイーバンク銀行のアクセスランキング5位の
http://efantasia.ebank.co.jp/toshin/fund/index/F …
が良かったかもしれませんし、直利ランキングを参照されたら・・・・
http://efantasia.ebank.co.jp/ranking/
良かったのかもしれません。
日経ビジネス 2007年1月29日号 第二特集がマクロ的なお話で面白いです。
ご回答ありがとうございます。
>もったいない。他のものを買われた方が良かったかもしれません。OKWaveの過去ログでは「買ってはイケナイ投信」の代表格です。
そうだったんですか!?
「申し込み手数料無料」と「毎月の分配金」に惹かれて買ってしまいました。浅はかだったかもしれません。
これから毎月1万円ずつ買っていきたいと思っているのですが、
ご紹介いただいた「日経平均株価(日経225)」も検討してみます。
「お気に入りファンド」(ファンドを比べられるページ)にいれさせてもらいました。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
>これらの金額がどうなった状態でこの投資信託を売ると「儲け」になりますか?
ノーロードで購入されていますので、基本的には#1の方の言われるとおり、「評価損益」がプラスであれば、解約した場合、その時点の「評価額」から信託財産留保額0.5%引かれ、それから税金が10%引かれた残金がイーバンクからあなたの口座へ振り込まれますので、最後に振込手数料が引かれることになります。
ところで、せっかく購入されたのですから、直近の「運用報告書」をダウンロードされ、102期から107期の設定口数200380969と解約口数174857515の比率を計算してみましょう。約87%ですね。よってこの半年間のグロソブ購入100口に対し解約口数は87口です。
株式であれば売り買い数が同程度で全然問題ありませんが、投信の場合、この87%という数字には注意が必要でしょう。
ご回答ありがとうございます。
>「評価損益」がプラスであれば、解約した場合、その時点の「評価額」から信託財産留保額0.5%引かれ、それから税金が10%引かれた残金がイーバンクからあなたの口座へ振り込まれますので、最後に振込手数料が引かれることになります。
利益が出ても、税金などで10%以上も引かれるのですね。
解約して戻ってくる金額をイーバンク銀行の自分の口座に振り込む場合でも手数料(振込手数料)はかかるのでしょうか?
>よってこの半年間のグロソブ購入100口に対し解約口数は87口です。
クロソブを解約した人よりも購入した人の方がわずかに多い、という事でしょうか・・
投資に詳しい方はそういった事まで考慮に入れておられるのですね。
No.4
- 回答日時:
質問者様が買ってしまった「買ってはイケナイ投信」の指摘を私なりに解説しましょう。
毎月分配型外債ファンドの欠点について述べます。
このファンドの特徴は高金利通貨建ての高格付け外国債券に分散投資をして、金利分を投資信託の仕組みを利用して毎月分配を実現しています。
高格付け外国債券ですから、事実上、信用リスクは有りません。
しかし、この手のファンドは為替ヘッジをしていないので為替変動リスクが有ります←これが曲者!
ここでは話を簡単にする為に債券では無く、政策金利を使って説明します。
例えば、何故、米国のFF金利が5.25%もあるのでしょうか?
日本の無担保コール翌日物金利の誘導目標は0.25%ですから、金利差は5%もあります。
一言で言えば米国は消費者物価上昇率の平均が約3%、日本の消費者物価上昇率の平均は0%に近いから日本よりも米国の方が金利が高いのです(詳しくはIMFの資料に載っています)。
さて、ここから詳しく解説します。
質問者様が購入したファンドの信託報酬+監査報酬合計は年率1.3167%ですから、本当の金利(実質金利)は?
実質金利≒5.25%-1.3167%-(3%-0%)≒0.9333%
1万口当たりの分配金を40円として、2/1現在の基準価額が8139円なので、分配金利回りは約5.9%になります。
ですから、為替レートが年3%下落すると仮定(3%-0%=3%だから)した場合の基準価額変動率は大雑把に・・・
0.9333%-5.8975%≒-4.9642%(年率)
つまり理論上、年4.9642%程度基準価額が下落する訳です。
今の基準価額でも8139円(2/1現在)なので、既に元本を取崩して分配しているのですが、これでも円安で基準価額がそれほど下がっていません。
しかし、今後、米ドルが理論上、インフレ格差分下落すると年5%近くも基準価額が下落する事になるので、やっている事は『元本を取崩して分配しているのと同じ』なのです。
これを「タコ配」又は「タコ配ファンド」なんて言います。
これはタコが自分の足を食べて生き残る行為のような物です。
高金利国の通貨は長期的に下落し、低金利国の通貨は長期的に上昇するので、やっても無駄なのです。
だって、高金利国の米ドルは昔は1$=360円もあったのに、今は1$≒120円と1/3に下落しています。
もっと高金利である南アフリカランドやインドネシアルピアはもっと下落が激しいのです。
更に、現在の為替は実質実効為替レートで見ると21年ぶりの円安なのです。
金融業は風俗業であるなんて言われる理由はこの辺りにありますので、ご注意下さい。
ご回答ありがとうございます。
>この手のファンドは為替ヘッジをしていないので為替変動リスクが有ります←これが曲者!
為替ヘッジとはどういう意味なのでしょうか・・(無知ですみません)
外国債券を購入した事による利益の他に、円高・円安による損益や利益も投資信託の評価額に影響されるという事でしょうか。
>質問者様が購入したファンドの信託報酬+監査報酬合計は年率1.3167%ですから、本当の金利(実質金利)は?
実質金利≒5.25%-1.3167%-(3%-0%)≒0.9333%
1万口当たりの分配金を40円として、2/1現在の基準価額が8139円なので、分配金利回りは約5.9%になります。
ですから、為替レートが年3%下落すると仮定(3%-0%=3%だから)した場合の基準価額変動率は大雑把に・・・
0.9333%-5.8975%≒-4.9642%(年率)
つまり理論上、年4.9642%程度基準価額が下落する訳です。
素人の自分にはとても難しい計算です。
ありがとうございます。
専門家の方から見ると、グロソブはやはり購入するべきではなかったのですね・・
購入したのが1万円で良かったです。
今日「評価損益」を見ると、-23円になっておりました。(涙)
勉強だと思い、これからの数字を見守っていこうと思います。
No.5
- 回答日時:
#4です、補足します。
為替ヘッジとは・・・為替ヘッジを掛けると為替変動リスクを回避できます(為替の影響を受けなくします)。
つまり、為替の影響を受けなくする手っ取り早い方法は為替ヘッジを掛ける事です。
但し、為替ヘッジを掛けると米国のFF金利5.25%を得てもヘッジコストを差し引くと円金利と等しくなるのです。
つまり、為替ヘッジを掛けた時に得られる金利は円金利0.25%になってしまいます(その代わり為替リスクを回避できます)。
では、為替ヘッジ無しとはどうでしょうか?
この場合は、米国の高い金利5.25%を得る代わりに為替変動リスクを負う事になります。
円高になると基準価額が下落し、円安になると基準価額が上昇します。
大雑把に書くと・・・
円利益≒金利5.25%±為替損益(円高はマイナス、円安はプラス)
但し、長期的には高金利通貨は下落しますので、実務上では円金利と等しくなるだろうと考えて良いのです(この先の話は難しいので省略します)。
>外国債券を購入した事による利益の他に、
>円高・円安による損益や利益も投資信託の評価額に影響されるという事でしょうか。
大雑把にはその通りです。
ちょっと長くなりますが、お付き合い下さい。
実際の計算はもっと複雑なのですが、既に質問者様には難解で理解できないと言う事は、本来、このファンド自身が初心者には手に負えない程リスクやコストが分かりにくいと言う事なのです。
では何故、こんな商品を作るのでしょうか?
その理由は、コストやリスクを分かり難くして毎月分配と言う美味しそうな仕組みを作る事で、投資家を募り運用側が手数料をガッポリ持って行き、更に為替下落で投資家が損をしても「自己責任の原則」と言えば文句が言えないからなのです。
この手の継続コストは・・・
継続コスト≒信託報酬+監査費用+インフレコスト
中でもインフレコストは長期的に無視できない程、為替変動に寛大な影響を与えます。
この点は残念ながら、このファンドの説明にはどこにも書いてありません(だから手に負えないのです)。
分からない事が有りましたらご質問下さい。
再度のご回答ありがとうございます。
>為替ヘッジとは・・・為替ヘッジを掛けると為替変動リスクを回避できます(為替の影響を受けなくします)。
つまり、為替の影響を受けなくする手っ取り早い方法は為替ヘッジを掛ける事です。
但し、為替ヘッジを掛けると米国のFF金利5.25%を得てもヘッジコストを差し引くと円金利と等しくなるのです。
つまり、為替ヘッジを掛けた時に得られる金利は円金利0.25%になってしまいます(その代わり為替リスクを回避できます)。
計算は難しいですが、分かりました。ありがとうございます。
>実際の計算はもっと複雑なのですが、既に質問者様には難解で理解できないと言う事は、本来、このファンド自身が初心者には手に負えない程リスクやコストが分かりにくいと言う事なのです。
では何故、こんな商品を作るのでしょうか?
その理由は、コストやリスクを分かり難くして毎月分配と言う美味しそうな仕組みを作る事で、投資家を募り運用側が手数料をガッポリ持って行き、更に為替下落で投資家が損をしても「自己責任の原則」と言えば文句が言えないからなのです。
そうだったんですか???
買ってしまった自分の馬鹿さにあきれます。1万円で良かったです。(涙)
投資信託選びって、本当に難しいのですね。
>分からない事が有りましたらご質問下さい。
よく分かりました。ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
#3です。
>解約して戻ってくる金額をイーバンク銀行の自分の口座に振り込む場合でも手数料(振込手数料)はかかるのでしょうか?
それは、イーバンク銀行にご確認ください。通常は投信をする特定口座から同じ銀行のあなたの一般口座へ振込みをする手数料は、有料です。
>クロソブを解約した人よりも購入した人の方がわずかに多い、という事でしょうか・・
そうです。その「わずかに多い」差でしか購入者は増加していないということですね。
投信を購入される時に必ず交付される「請求目論見書」には「設定及び解約の実績」と「一万口当たりの総資産額」という項目があります。
この情報は投信が一番見せたくないが、購入者は一番知りたい情報です。投信は「目論見書は必ず目を通してください。」と言いますが、具体的にはここの情報です。「新規の投信は買うな」という常識の根拠は、この情報がないことです。
まず、「一万口当たりの総資産額」が現在の基準価額を下回っている投信なんて、どうでしょう。そんな左前の投信なんて誰も買わないとお思いでしょうが、そんな償還リスクの高い投信を購入する私のような人もいます。当然そんな投信は既存の購入者が損切売りをして「設定口数」よりも「解約口数」の方がはるかに大きいのです。「請求目論見書の交付を受ける」意味は、「それをわかって購入するのですねと投信会社があなたに確認したことになる」という意味です。
よって、初心者であれば、第1に「一万口当たりの総資産額」が現在の基準価額以上である投信を選びます。グロソブは何とか今のところクリアーしていますがすれすれですね。
次に「設定及び解約の実績」は、初心者であれば「解約口数」が「設定口数」より一桁小さい成長期の投信をお勧めします。私の所有する3本の投信の解約率は、先ほどの左前投信(日本株式インデックス)「470%!」、ハイリスクハイリターン(インド投信)「62%」、ローリスクローリターン(バランス投信)「3.5%」です。
比べると、おわかりのように、グロソブの87%は、すでに投信としての成長時期を過ぎてしまっています。
再度のご回答ありがとうございます。
>この情報は投信が一番見せたくないが、購入者は一番知りたい情報です。投信は「目論見書は必ず目を通してください。」と言いますが、具体的にはここの情報です。「新規の投信は買うな」という常識の根拠は、この情報がないことです。
目論見書には目を通したのですが、「解約手数料無料」くらいにしか注目しておりませんでした。
>次に「設定及び解約の実績」は、初心者であれば「解約口数」が「設定口数」より一桁小さい成長期の投信をお勧めします。私の所有する3本の投信の解約率は、先ほどの左前投信(日本株式インデックス)「470%!」、ハイリスクハイリターン(インド投信)「62%」、ローリスクローリターン(バランス投信)「3.5%」です。
比べると、おわかりのように、グロソブの87%は、すでに投信としての成長時期を過ぎてしまっています。
詳しいご説明ありがとうございます。
専門家の方はやはり目の付け所が違います。
読んでいてとても勉強になります。
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