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pH2.0の酸性廃水20m3を中和するのに、中和剤(アルカリ剤)として消石灰を用いたい場合、投入量はいくらになるのか?
その計算方法を教えて下さい

ちなみに消石灰(水酸化カルシウム)は、粉状で溶解率も悪く、中和剤として使用する場合はスラリー状にして添加するらしいです

苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の場合は、
質量(kg/h) X1=Q*10-n*グラム等量*100/X
Q:流量 n:pH X:濃度
で算出できると思うんですけど

すみませんがよろしくお願いします

A 回答 (2件)

じつはpHが分かっているだけでは駄目なんです。

溶けている酸の種類によって変わります。
排水ですからいろんなものが混じっているでしょうね。塩酸とか硫酸とかの強酸と言われているものばかりだとすると計算できます。酢酸のような弱酸と言われるものが混じっているとpH予備軍のような形で存在している分がありもっとたくさんの中和剤が必要です。
ただpHだけから出した量が意味がないというのではありません。これ以上は必要ですという目安のなります。その段階で改めてpHを調べ直して必要分を追加すればいいでしょう。
pHは水素のイオン濃度を表します。pH=2であれば溶液1Lの中にH+は0.01molあると考えられます。
これは消石灰Ca(OH)2 の0.005molで中和できます。
Ca(OH)2+2H+→Ca2++2H2O
です。
消石灰0.005molは0.37gです。
20m3は20000Lですから
0.37g×20000=7400g=7.4kg
7.4k以上となります。この付近でpHを調べながら追加投入する必要があるでしょう。

水酸化ナトリウムNaOHの場合は1Lにつき0.01mol必要です。これは0.4gです。20000Lでは8kg必要ということになります。この場合も追加投入が必要になるかも知れません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
pHからの算出でも目安になる数量は出せるのですね
緊急時などでは、その目安だけでもとても参考になりそうです
アルカリ排水の場合でも、同じようなことが言えるのでしょうね

お礼日時:2007/02/07 23:03

この手の質問は時々見かけますが、これは計算できません。


つまり、pH2ということから水素イオン濃度はわかりますが、酸の濃度はわかりません。
仮に、強酸のみの水溶液であればpHからその濃度を計算することは可能ですが、弱酸であったり、塩が混ざっていたりするとそれらについても考慮する必要があります。
したがって、その水溶液の成分がわからない限りは計算できないことになります。なお、酸の種類によっては(例えば硫酸イオンを含んでいるなど)不溶性の沈澱(CaSO4など)を生じる可能性もありますので、消石灰が適切であるかという問題も生じます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます 
酸の濃度を把握しない限りは、完全に中和処理できないのですね
アルカリ剤の選定も排水の性状によって使い分ける必要がありますね

お礼日時:2007/02/07 22:59

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