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手元にUS$が有り
外貨預金や預け入れ銀行について色々と調べたのですが
良い運用方法がわからず、家で眠ったままになっています。

出し入れの際にかかる手数料や、
為替レートの変動の事を考えると
預金をしても損する事になるのではないかと思い
なかなか行動にうつせずにいます。

手持ちの外貨をそのまま預け入れ・引き出しができる
(円に換えるつもりはありません)
外貨預金お薦めの銀行、
リスクの少ない運用方法を教えて下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

「米ドルの現金を、無条件で手数料なしに自由に出し入れ可能」という銀行には心当たりがないのですが、近いことができる銀行として三井住友銀行、シティバンク銀行、みずほ銀行の3行を挙げておきます。



外貨預金は最近は地方銀行を含めて多くの銀行がさかんに宣伝していますが、既にお調べになっておいでの通り、外貨現金での入出金となるとお粗末な対応の銀行が多いです。外貨現金での入出金はできない銀行の方が多いですし、それができる銀行でも入金時・出金時それぞれに1ドルあたり2円の外貨現金取扱手数料がかかります。1回預けて引出すだけで1ドル当たり4円減ってしまいますので、多少の利息がついた程度では埋め合わせられません。

これに対し以下の3行では、条件付きながらも無手数料または低手数料で外貨現金の出し入れができます。
●三井住友銀行
三井住友銀行では外貨預金口座に1万米ドル以上の残高があると、無手数料で米ドル現金の出し入れができます[1]。定期預金でも普通預金でもお好みで運用下さい。
ただし「最初の1万米ドルの預金をどうやって開設するか」という問題は残ります。お手持ちのドル現金から1万ドル分をまず預けるとすると、他行と同様に1ドルあたり2円の外貨現金取扱手数料を徴収されます。
日本円資金から新たに1万ドル分の外貨預金を始める手もありますが、米ドル外貨預金に適用されるレートは円→米ドルが公示仲値+1円、米ドル→円が公示仲値-1円で、片道1円(往復2円)の目減りが生じます。
どちらの方法を取るにしても最初の1万ドル分には費用が発生しますが、それを受容できるなら「米ドル現金で自由に出し入れ」を実現する最も簡単な方法です。

●シティバンク銀行
シティバンク銀行では、米ドル現金を期間6か月以上の定期預金として預けるなら1ドルあたり2円の外貨現金取扱手数料が免除されます。例えば2千ドルの米ドル現金を持ち込めばそっくり2千ドルの定期預金になります。
引出す際にはその種の免除規定はないのでトラベラーズチェック(以下TC)での引出しで代えます。シティバンク銀行は口座を持っている顧客に対しTCを無手数料で発行しています[2]。外貨預金をその通貨のTCで引出すこともでき、その場合も手数料はかかりません。外貨預金口座から例えば2千ドルをTCで引出した場合、引き落とされるのはきっかり2千ドルだけです。
使い残したTCをその通貨の外貨預金として再び預けることも可能で、その際も手数料はかかりません。TCでよいのなら「外貨で自由に出し入れ」に最も近い銀行です。
デメリットは一定以上の残高がないと口座維持手数料(月2100円)[3]がかかること、支店が偏在しているのでお住まいの場所によっては使いにくいことの2点です。口座維持手数料免除の基準は現在、「外貨預金の月間平均残高が20万円相当以上」「外貨預金と円預金合計の月間平均残高が50万円相当以上」です。
なお月間平均残高(円、外貨合計でよい)が2千万円を超えると、米ドル現金での入金・出金が無手数料で行えるようになります。

●みずほ銀行
みずほ銀行は上記2行と異なり無手数料ではないのですが、外貨現金取扱手数料について独特の設定をしており使い方によっては有利です。
外貨現金をその通貨の外貨預金として預ける場合、外貨現金取扱手数料は金額によらず1回あたり500円です。引出す際は金額によらず1回1,000円です。100ドルや200ドルといった小額単位で出し入れすると損ですが、5千ドルや1万ドルといった高額単位の取引ならメリットが出てきます。
このサービスは積極的には宣伝していないのですが、例えば[4]などに小さく記述があります。店頭に置いてある外貨預金のパンフレットでも最後に書いてあります。
出し入れの頻度が低く、置いておける残高は大きくなく、それでも出し入れは米ドル現金で行いたいという場合は三井住友やシティバンクより有利になり得ます。

このほかご質問中には「為替レートの変動のことを考えると」とありますが、外貨預金であろうと何だろうと外貨のまま運用すれば必然的に為替変動リスクを伴います。ご質問の最後の「リスクの少ない運用法」とは相容れないことになります。
おっしゃるところの「リスク」に為替変動リスクは含まない、すなわち「外貨として元本割れしなければよい」の意味であれば、外貨預金は確かに一つの解となるでしょう。このほか外貨預金は預金保護の対象でないので、金融機関が破綻した際に保護されないリスクがあるのも既にご承知かと思います。

No. 1のご回答のように外貨MMF(Money Market Fund)などで運用する方法もありますが、証券会社は外貨現金での入金は直接受け付けていないので、米ドル現金を他の適宜の銀行に持ち込んだ上で証券会社の口座に国内外貨送金する必要があります。
銀行に米ドル現金を持ち込んで国内外貨送金する場合、外貨現金取扱手数料の1ドル当たり2円と、国内外貨送金手数料がかかります。また証券会社から銀行に国内外貨送金してもらい、その外貨を引出す場合も外貨現金取扱手数料の1ドル当たり2円がかかります。
その場合でも三井住友銀行やシティバンク銀行を使えば、上で述べたように外貨現金取扱手数料はなしで済ませることも可能ですが、国内外貨送金手数料(シティバンクは4千円)はかかるので、外貨MMFでの運用益が外貨預金のそれを送金手数料分以上上回る必要があります。細かい単位で頻繁に出し入れするような目的には不向き、とも言えます。

【結論】
「米ドル現金を無手数料で自由に出し入れ可能」という銀行には心当たりがありませんが、それに近いことができる銀行として三井住友銀行、シティバンク銀行、みずほ銀行が挙げられます。
それぞれの得失は以下の通りですので、質問者さんの状況に照らして適宜お選びください。
●三井住友銀行
○米ドル現金で自由に出し入れできる
×1万ドルの預金を置いておく必要がある

●シティバンク銀行
○20万円ちょっとの預金を置いておけば足りる
×引き出しは実質的にトラベラーズチェックに限られる
×支店が少ない上、場所が偏っている

●みずほ銀行
○預金残高は問われない
×完全な無手数料ではない
×小額単位で出し入れすると手数料が割高

参考ページ
[1] 三井住友銀行 外貨普通預金 http://www.smbc.co.jp/kojin/gaika/futsu.html
[2] citibank トラベラーズチェック http://www.citibank.co.jp/service/citi_service/o …
[3] citibank 口座維持手数料 http://citibank.co.jp/info/service.html
[4] みずほ銀行 外貨での入出金 http://www.mizuhobank.co.jp/saving/gaika/g_teiki …
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この回答へのお礼

非常に詳細で親切なご説明ありがとうございました。
内容がわかり易く、大変参考になりました。
ご提示頂いた銀行で検討してみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/03 22:51

あまり自信はないのですが、証券会社で扱っている外貨MMFはいかがでしょうか?


外貨預金よりも利回りがいいです。
リスク(倒産リスク?)も、国の保証の無い国内のドル預金よりも低いと考えています。

金融機関にもよりますが、たとえば野村證券なら外貨での入出金が可能です。
但し野村證券では直接現金を扱えなかったと思いますので、銀行に外貨預金口座を作りまずそこに現金を入金し、野村證券へ送金という形になると思います。
この送金には手数料がかかってしまいますが、数千円のようです。
一時期調べたことがあるのですが、野村側には手数料は必要なく、銀行側のみ必要だったと記憶しています。
あと、銀行へ現金入金時にも外貨取扱の手数料が必要だと思います。

銀行は、
1.ドル現金を扱える
2.外貨送金ができる
必要があります。
東京三菱UFJ、シティバンクは当てはまったと思います。

質問者さまはあまりリスクを取られないということなので蛇足ですが、外貨MMFから直接ドル建て債券や外国株式を買うこともできます。

外貨MMFは短期金利型の商品なので、定期預金のように長期間金利が固定されていないことは注意してください。
私は金利の動向をみながら、アメリカ国債にシフトしていこうかと考えています。

今回はドル現金からということなので手数料がかかってしまいますが、円からなら為替手数料、利回りの点から外貨MMFをお勧めする方が多いようです。
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この回答へのお礼

詳しく親切なご説明ありがとうございました。
外貨MMFに関しては詳細を調べたことがなかったので
よくわかり、参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/03 22:46

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