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古典以前に使われていた装飾音の長前打音にはスラーのあるものと
無い物が有るんですが、それぞれの演奏法の違いの分かる方、
教えてください!

長前打音は強拍で弾かれ、短前打音は近代以降の
作品では主要音が強拍にくることまでは理解しているのですが、
なぜ長前打音にスラーのあるものと無いものが存在するのかが分かりません。

A 回答 (2件)

>なぜ長前打音にスラーのあるものと無いものが存在するのかが分かりません。



なぜかは私にも分かりませんが,興味深いので調べてみました。
楽典では,それについての記述はありませんでした。
楽典には奏法の譜例があり,そこに示された長前打音には全て,
主音符とを結ぶスラー(線)が付いています。

楽譜もいくつか見てみました。
モーツァルトのピアノ譜,バッハのヴァイオリン譜,どれもスラーが付いています。
ところが,手持ちの2種類のモーツァルトの弦楽四重奏曲では,
ドイツ輸入版では全てにスラーが付いているのですが,
アメリカ輸入版では付いていない箇所が多いです。
もう少し正確に言うと,ドイツ輸入版の方にも付いていない箇所があるのですが,
そこはフレーズ全体にスラーがついています。
反対にアメリカ輸入版の方ではスラーが付いているところもあり,
ご質問のような疑問が出てきます。
同じ曲なのに出版社によって違いがありました。
出版社,印刷業の曖昧さではないかと判断しています。

それがスラーを意味しているのなら,ヴァイオリンの場合,奏法としては
長前打音と主音符の間で弓を返さないことになります。
でも,ピアノ譜では,テンポが速い曲なら,前打音にスラーがついていても,
奏法の解説ではスラーなしの八分音符や十六分音符で書かれています。

以下,素人の推測なので余談という程度に受け留めてください。
長前打音と主音符の間にスラーを付けるか,付けないか,
そこまでこの当時の作曲者は意図していたのだろうかと思ったりもします。
装飾音や装飾記号では,演奏者の解釈によって違ってきますので,
もし,明らかな意図があれば,後の作曲家のように装飾音を使わないで,
細かく音符で書いていたのではないかと思います。
また,スラーのように見えますが,スラーなのだろうかと思ったりもしました。
この前打音は,どの音符にかかっているのかを示すために,線でつないであるだけ
かもしれないとも思いました。
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kosakaipu-さん 初めまして。


私はリコーダーを通して古楽にいそしんでいます。前打音にスラッシュの有る無しは作曲者本人の記譜法や印刷の間違いなども含め、色々理由はあると思いますが現代譜の場合、後の解釈なども含めて大まかにけ、スラッシュのない場合は前打音と実音を二分する(例えば4分音符のドにレの前打音というばあい、レもドも八分音符に成ります)。もしスラッシュがあった場合は前打音は16分音符ぐらいで引っかけるように演奏します。大まかな説明ですがより詳しい古楽の演奏法については下記のホームペイジから検索してみてください。

参考URL:http://www.biwanoin.to/ja-link/s1_links.cgi?acti …
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