従軍慰安婦問題に関して。

Question

「従軍慰安婦問題」に関して。
当時慰安婦だったとされる韓国の方々が、日本に対して謝罪や賠償を要求するようになったのは、一体いつからなのでしょうか？
「慰安婦問題」が日本で公に取り沙汰されるようになったのは、吉田清治氏が本を出版してから、と私自身は認識しているのですが。
それより前から、韓国の方々は日本に対して謝罪や賠償を要求していた（もしくわ、そういう事実があったと主張していた）のでしょうか？

詳しい方、教えて頂けると幸いです。

tiuhti · Accepted Answer

韓国で、慰安婦（挺身隊という言葉が使われた）の問題が取り上げられるようになったのは、1987年の盧泰愚（のち大統領）による民主化宣言を受けて、「人権意識」（特に女性の意識）が高まり、88年から女性団体がこの問題の調査を始めてからです。1989年には、韓国女性団体連合が、昭和天皇の葬儀への弔問使節派遣に反対する声明書を出して、その中で、慰安婦問題に対する謝罪要求が入っています。

ところで、「慰安婦問題」が日本で公に取り沙汰されるようになった、というのが、それまでは密かに語られていた、あるいはほとんど話題にならなかった、という意味であれば、かなり事実と違います。1973年にでた千田夏光の著書「従軍慰安婦」もかなり話題になりましたし、それ以前から、（誰に騙されたかは別にして）「騙されて慰安婦になった」といった話は、元兵士の回想の中に出ています。1978年に出た「終わりなき海軍」（松浦敬紀『終わりなき海軍』文化放送開発センター)では、中曽根元首相が堂々と、若い兵士の為に慰安所を作ってやった、と言っています。勿論、強制連行したなどとは言っていないのですが、元首相が「軍が慰安所を作った」と言ってしまったら、今であれば結構な問題ですよね？でも、韓国側から謝罪・賠償請求が来る迄は、戦争犯罪として大きく問題視されていなかったので、「触れてはならない話題」でもないし、一方で「何か言うと直ぐに注目される話題」でもなかった、そういう事です。吉田清治は、元兵士が自ら連行した、と発言した事で、ある程度話題になったのは事実ですが、日本で大きな議論になったのは、上記のような韓国側での調査・抗議・謝罪要求を受けて、国会でも議論されるようになった1990年からです。秦郁彦による吉田清治の「私の戦争犯罪」に対する疑問・批判も、出版後10年近くたった1992年に出ています。（因みに、1977年に沖縄在住の朝鮮人女性が慰安婦であった事を日本において認めましたが、日本でもそれ程大きな話題にはならなかったし、独裁政権下の韓国は無反応でした。）

つまり、大きな話題・議論になりはじめた、という点では、日韓とも、韓国の民主化宣言が話の始まりで、吉田清治の本がきっかけでは全然ないです。よって、吉田清治以前以後で分ける意味はありません。韓国の女性団体の調査も、女性が名乗り出たのも、吉田清治の証言を受けてではありません。

Nyarlathot · Answer

1970年代に、1973年の『従軍慰安婦』の他、1976年の『天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦』（金一勉著：三一書房刊）や1977年の『朝鮮人慰安婦と日本人』（吉田清治著：新人物往来社刊）が出版されました。
その中で彼らは、当時自分を含む日本軍人が朝鮮の女性を強制連行し慰安婦にしたと証言しました。
それに伴って、韓国では尹貞玉らが挺身隊（吉田清治が著作の中で用いた言葉）の調査を開始することになります。

1982年には吉田清治が第一次樺太朝鮮人裁判で朝鮮人の奴隷狩りを証言しました。

1991年には韓国で初めて元慰安婦であることを証言した金学順が日本政府に謝罪を求め東京地裁に提訴したのです。

PENPENMAKKY · Answer

１９８３年だったと思いますが吉田清治が捏造を行い、それに基いて１９９１年に被害者なる人物が名乗り出たのが始まりです。騒ぎが拡がったのは１９９３年の河野談話以降です。

従軍慰安婦問題に関して。

1970年代に、1973年の『従軍慰安婦』の他、1976年の『天皇の軍隊と朝鮮人慰安婦』（金一勉著：三一書房刊）や1977年の『朝鮮人慰安婦と日本人』（吉田清治著：新人物往来社刊）が出版されました。

１９８３年だったと思いますが吉田清治が捏造を行い、それに基いて１９９１年に被害者なる人物が名乗り出たのが始まりです。

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