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いわゆるロジスティック曲線(S字カーブ)によって飽和状態になった個体は、それからどのような経緯を辿るのでしょうか。減少していくとしても、継続していくとしても、その生態や原因などを知りたいと思います。まず、生物一般論として、次に人類の未来について、このことを考える上で参考になる書物などがあれば是非お教えください。

A 回答 (3件)

#2ですがまずは訂正をします。

個体群密度に関しましては「群集生態学」ではなく「個体群生態学」ですね。S字型の曲線は個体群密度が増加中の状態を表したもので,その後は増減を繰り返す訳ですが,そのようなグラフは確かに余り目にしませんね。

ご質問者さんは現在が人類のピークとの予測ですが,日本について述べれば社会学の専門家の中には少子高齢化社会でもはやピークは過ぎたと思っている方もおられるようです。その方達の予測は2200年から2300年には日本の人口は4500万人弱程度のようです。

古代から日本の人口は江戸時代まで増え続けたと考えられています。江戸時代は3200万~3600万程度を変動したと予測されています。江戸時代は閉鎖された経済ですから,江戸時代には日本という国土が自ら養える人口は3500万弱程度なのでしょう。現代の知識を持ってすればもう少し養えそうです。

ここら辺に「豊かな社会の生存方法としての経済活動」の回答がないでしょうか。外国人は江戸時代の日本を「物質的には恵まれてはいないが,大変文化的で豊かな人たち」と評価していたようです。

今までのお話は,現在の環境が続いたらとの前提です。私は温暖化は食い止めることは不可能と思っています。そしてその後に続く大氷河期を人類が乗り切れるとも思ってはいません。悲観論者なもので…
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S字型の曲線となるのは,個体数の増加に伴って限られた資源を巡る種内の競争が激化しますので,個体数の増加は頭打ちになるからです。

このような個体数増加に与えるマイナスの影響を密度効果(環境抵抗)といいます。環境抵抗の代表的なものは,餌や生活空間を巡る争いです。

S字型の曲線(ロジスティック式)は資源量一定を前提としています。例えば他の環境要因は余裕があり,餌が一定の場合とか,餌は豊富だが営巣の空間が一定している等です。

現実には資源量は年変動があります。ですから,個体群密度は増減を繰り返します。ここら辺は群集生態学の基本中の基本です。群集生態学の適当な本をお探し下さい。

さて人類についてですが,空間の奪い合い・食料の奪い合い・富の奪い合い,これらの種内競争のために人類はどのような方法を用いてきたかは歴史書を紐解く方が早いのではないかと思います。近代史は人類の種内競争の歴史そのものです。何かの参考になりましたなら…

この回答への補足

回答ありがとうございます。
わたしはこの方面はまったく素人です。しかし、今、持っている仮説のひとつが、人類も飽和点(?)に近づきつつあるのかもしれないということと、その中で豊かな社会の生存方法としての経済活動の新しい視座を見出さなければならないのではないかという点です。そういう意味で、生態学上の知見が役に立たないのだろうか・・・などと(汗)

補足日時:2007/03/30 15:44
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飽和状態になると、


・生まれてくる個体数と、死んでいく個体数がバランスして、群の個体数が一定になる
状態になっているかと思います。
また、K(環境で決まる容量)が一定しているということから、おそらく群の中での年齢別の固体の割合も安定しているかと思います。
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