激凹みから立ち直る方法

お世話になります。
過去、歴史のお話かもしれませんが、歴戦の勇士さんにお聞きしたいと
思います。
また経済に詳しい方にもお願いします。
質問ですが・・・

現在は、
円安は、株価を上げる方向でベクトルが働いていると思います。
これは、現在内需で潤う金額より輸出で潤う金額の方が多いから
輸出産業銘柄にとって有利に働くものと認識しております。
(原料輸入には困るけど)

ところが、ちょっと昔のバブルの頃・・
このスタートはプラザ合意にあると考えていますが
このプラザ合意で円高容認が決定されその後円は確か、75円くらい
まで円高になったと記憶してます。(数値は記憶の範囲)

前記した理由からは円高は株価にとってマイナスのイメージがある
のですが、何故このバブルには円高なのに株高になったのでしょうか?

現在、間違いなく円安に向かっています。
でも限界はくるでしょう。
円高に振れ始めたとき、現状の日本の状況からして株価は下がる方向
と認識していいのでしょうか?
それとも、バブルといっしょとはいいませんが、株高にいくと認識
した方がいいのでしょうか?

投機的な質問ではなく、一般論で結構です
コメントよろしくお願いします。

A 回答 (8件)

既に良い回答が出ていますので補足を・・・


>円高に振れ始めたとき、
>現状の日本の状況からして株価は下がる方向と認識していいのでしょうか?
>それとも、バブルといっしょとはいいませんが、
>株高にいくと認識した方がいいのでしょうか?
基本的には長期的な円高要因であれば株価に影響はありません。
だって、プラザ合意前のトヨタ自動車の株価と、今のトヨタ自動車の株価を比較すれば誰でも分かります。
この手の問題を解く鍵は実質実効為替レートが握っています。
要は昔の京成電鉄の大人初乗り運賃が70円の時代と今のような130円の時代ではどちらが高いの???って聞かれても分からないですよね。
京成電鉄の運賃に限らず、ラーメンの値段も昔と今は大きく違っていますね。
ちなみに、日清めんくらべ(インスタントラーメン)のお値段が45円でしたから(30年近く昔でしたから)、今と比較すると本当に高いのはどちらか?と聞かれても分かりません。
だから、プラザ合意以前の1$=240円と今の1$=120円ではどちらが本当に円安だったのかが分からないのです。

そこで注目は実質実効為替レートです。
これは1973年3月を100として、数字が大きければ円高、数字が小さければ円安と言うひとつの目安です。
この為替レートは普通の為替を物価指数で実質化した上で通関輸出ウェイトで加重平均した物です。
2005年時点でのウェイトが大きいのは米国25.82%、中国15.41%、ユーロエリア12.36%、・・・ちなみに豪州は2.39%と小さいのですね。
で、これを見れば輸出企業にどの程度有利な為替なのかを大雑把に知る最も簡単な方法です。
2007/04/01~09までの平均は98でして、これは1985年9月の94.8以来の実に約20年ぶりの円安水準です。
現時点では輸出企業には非常に有利な円安水準ふだと考えて良いでしょう。
しかし、ウェイトの大きい米国を始めとした国々の物価上昇率は日本に比べて大きいので、為替レートが変わらなくても実質実効為替レートの数値は小さく(円安になる)なります。
だから、仮にも円高になっても日本と外国の物価上昇格差分を打ち消す程度の長期的な円高であれば、長期的にそれほど株価には影響は無いと言えます。

それから、輸出企業って為替管理を自社独自に行う事で日本企業はそれを乗越えてきました。
実際に1995年4月の実質実効為替レートは165.5と言う超円高時代もありました(1$=79.95円の史上最高値の時代です)。
ですが、先ほど挙げたトヨタ自動車の株価はどうなっているでしょうか?
確かに輸出企業にとって、円高はマイナス要因ですが、そんな一時的な要因でくたばるような企業では無いんです。
ですから、仮にも1$=100円突破の円高になっても長期で見ればほとんど影響は無いのでは?
但し、短期的な株価下落の可能性は高いので、こう言う輸出企業の株価は20年以上の単位で見る事をお勧めします。

参考URL:http://www.boj.or.jp/type/exp/stat/exrate.htm

この回答への補足

yohoushiさん
キターーーー 目からウロコのコメントです。
すばらしいです。
長いコメント書いて頂き本当にありがとうございます。
>プラザ合意以前の1$=240円と今の1$=120円ではどちらが本当に円安だったのかが分からないのです。

確かに、そうですね。
実質実効為替レート・・・リンク先見ました。
見方がわからなかったですが、yohoushiさんのコメント中の数字と
日付を頼りに見方が理解できました。
Real側のセルを見るのですね!
早速Real側のセルだけを、チャートに起こしてみます。

株についてですが、個別に限定するとわかりにくいので
日経平均で比較しようと思います。
(トヨタは比較的同調銘柄ではありますが)

いや~凄く為になるコメントでした。
私だけでなく他の方にも為になると思います。

補足日時:2007/05/04 10:18
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>>4


マンガ日本経済入門(石ノ森章太郎?)の最初の4巻ほどを見れば
不動産バブル前後の経済情勢は大体判ります
あと当時は株式の系列企業間での持ち合い構造があったという点が
今日と決定的に異なります
少ない浮動株を特金などで買い上がったため、株価が高騰したということです
買いあがった土地も担保にして更に融資を引き出せて
その余資で更に株を買い上げたという現象もあったようです
株価が高騰すれば、転換社債を発行する企業が増え、その調達した資金を
営業特金に回して財テク・資金運用して、更に株価も上がった
そういう時代でした
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この回答へのお礼

straker505さん
コメントありがとうございます。
私も(石ノ森章太郎?)持っています。
でも 続きものではなく、読みきりの本でした。
確か竹中平蔵さんが大臣になる前に監修協力した本でした。
内容は、今から思えば恐ろしいほどの売り煽り本でしたね。(笑)
本当に日本はそのようになるのかと思った。
実際株価は下がり続けていたし・・・
でもそのすぐ後、大底つけたのはいうまでもありません。(笑)
竹中さん おんどりゃゴラぁーーーーです。
更にその後、郵政民営化否決時のザラ場の先物の動き
今思い出しても笑います。
メディアにあふれる情報は、すっかり信じないようになりました。
ましてやTVの投資番組、これは突っ込みどころが多い
お笑い番組として見るようになりました。

脱線しました。
マンガ日本経済入門(石ノ森章太郎?)紹介頂いた本はわかりやすく
経済を教えてくれるものだと思いますし、過去の動向も理解しやすい
ようにマンガで書いてあると思います。
読んでみます。

お礼日時:2007/05/04 10:47

#6です、一部誤りを訂正します。


実際に1995年4月の実質実効為替レートは165.5と言う超円高時代もありました(1$=79.95円の史上最高値の時代です)。

実際に1995年4月の実質実効為替レートは165.5と言う超円高時代もありました(1$=「79.75円」の史上最高値の時代です)。
1$=79.75円の間違えでした、又、#6は種類:回答になっていますが、アドバイスの間違えでした。
大変失礼しました。

この回答への補足

大丈夫です。
リンク先のデータ見方わかりましたので。

さて、話少し、脱線しますが・・
現在、予想通り円安に向かっています。
株価(CME-N225F)も当然上げていますね。
当面の為替目標が121円とするならば今後どう動くのか
興味があります。
円安基調は今後も続くと思いますが、短期で押し戻される
可能性もあり株をやっている一人としては気になるところです。

補足日時:2007/05/04 10:28
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ジャブジャブに余ったお金が、為替差損のない国内の株や不動産に流れ込んだというのがポイントでしょう。



今ですと、外人投資家の動向しだいで、どうにでもなるでしょう。

参考URL:http://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/bubble_e. …
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この回答へのお礼

masuling21さん
リンク先とてもわかりやすく短くまとめてあり良かったです。
行き場を失ったお金が為替に影響受けない国内に向かったと
いうことなんですね。
その流れが加速していく途中はみんな為替は円高に向かうと
確実視していたのでしょうね。
だから、国内の方が安全だとしたのでしょうね。
一箇所に一度に集まった為小さなバブルが起こるそれが
また中くらいのバブルを起こす。
ループになり大きくなったんだなと思いました。

現在はどうでしょうか、都市では土地バブルが起こっているようにも
思います。大規模なのかどうかはわかりませんが。

お礼日時:2007/05/04 10:17

不動産バブル時の株価高騰は、土地価格高騰・地上げ・


都市銀行の不動産投資関係過剰融資が主因であったかと・・・
その過剰な余裕資金および低金利下の
特金・ファントラ・転換社債絡みの企業の財テク運用資金が
東証に向かったため、一方的な株高になりました
日本株買いによる円高で、当時の東証の時価総額は世界随一でした
個人のNTT株上場も機を一にしたため
個人の株式投資ブ-ムも、ありました。
ITバブル時は全世界的な株高による余裕資金・IT企業株式公開による余裕資金の再生産・株投資利益が利益を生む、上がるから買う、買うから上がるの循環であったかな?と・・・
今回は円高になっても円安の一時的修正・ブレによるもので、
円安基調は変わらないようです 物価の下落もありますし。
内需拡大の円高とは行かず、円安が輸出企業を引っ張り
景気も回復というシナリオでは?

この回答への補足

皆様コメントありがとうございます。
細かい説明皆さんありがとう。
読めば読むほど判断難しいですね。
そもそも、株価を考えると業績に対して正当な値段をつける
とはいえないのが株価であり(笑)それを考慮せずに深く考えようと
すると混乱するだけですね。

プラザ合意に関することはわかりました。
ウィキで見るのが良かったですね。
当時の株バブルがひとつは、不動産から起因していたことも再度認識
しました。

為替に対する株価動向について・・・
ん~~、なんかもう少しすっきり出来ればいいのですが。

例えばある数値がこのような場合、状況であれば、為替が円安に動く
場合には、株高に向かう。

こんなわかりやすい指標みたいなものがあればいいのですが・・・
どんなもんでしょう?

補足日時:2007/05/03 16:03
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プラザ合意自体は、対ドル高対策として進められたものです。


その後、円高不況になるかもしれない、
という懸念に対して政府が低金利政策を取ったことにより、
株などへの投機熱が高まって発生したそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9% …

個人的には、政府の無理な?介入により、本来市場の持つバランスが崩れたため
異常な状態が発生したのでは、と考えています。


>円高に振れ始めたとき、現状の日本の状況からして株価は下がる方向
>と認識していいのでしょうか?

これは難しいですね。
当時と異なり、今はユーロや中国の存在などもありますし
国内株式も個人投資家が増えたりしています。
為替にしても、株式にしても現在は「参加者」が大きく変わってきていますので、
単純に昔と同じシナリオにはならないと思います。

また、円高の進行具合にもよるのでは、と思います。
円高がゆるやかに進行した場合、その円高効果を長期的に吸収できていけば
株安が発生しない可能性はあります。
※ただし、円高による心理的な嫌気から個人投資家が敏感に反応して…
などとなれば、企業業績が問題なくても株価は下がってしまうかもしれません。
一方、急激な円高が発生すれば、輸出企業へのダメージは大きいはずです。
円高の進行具合によっては致命的なダメージが発生するかもしれません。
このとき、低金利政策を取ったとしても、現在の「低金利」状態でどれほど効果が出るか…

すみません。はっきりとした結論はでませんでしたが、
その時の経済情勢次第といったところでしょうか。
(と言っても専門家ではないので、「その時」になっても適切な判断はできないだろうな…)
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確かに輸出企業にとっては、円高はマイナスです。


しかし、企業は輸出だけではありません。
内需の場合、円高は輸入資材はコスト安になります。
輸出企業でも原料安になり決してマイナス要因でもありません。
確りとした為替政策さえとれば円高でも利益を取ることは可能です。
要は、企業の為替予約の予想の失敗が折角の利益を圧迫している場合が多いと思います。
株は、その時々の為替政策を突いて時として円高がプラスになったりマイナスになったりします。
たしかバブルがはじけた頃、円が150円目指したとき市場参加者はこぞって円安だから株安で円高になりさえすれば株は持ち直すといっていましたがその後100円突破して株は暴落しました。
因みに90円台つけて日経14000円台で底をつけ円安とともに2万円に回復したと記憶しています。
個人的には、評論家の後付け評論に過ぎないと思っています。

本来、日本の経済状態がいいから円高になるのだから評価すべきことなのですが今は、日米のそれぞれの利害や思惑だけで円安になったり円高になったり投機的な動きなので正常とは思えません。

おそらく130円超えて140、150となっていくとガソリン価格など高騰して株安。
110円割れたりするとやれ円高だといって株安。
今が一番心地よい水準だと思います。
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簡単に言うと、過剰な円高を抑えるために、通貨当局が金利を低く抑える政策を採ったためです。



当時は、実体経済に対してドルが高すぎるということは、周知の事実であり、プラザ合意では、ドルの切り下げを決めておきながら、このままでは急激にドルが下がることは目に見えていたので、関係各国、特に日本では、円の価値をなるべく下げることに、通貨当局の努力が払われたわけです。

一方で、日本はまだ2度のオイルショックを乗り越えて、高度成長の継続に社会全体が自信を持っていた時期なので、各社とも金利が低くなると、当然設備投資に走り、新商品を投入し、企業価値の増大を図ります。
高度成長期には、あまり過剰ストックということが意識されなかったので、低金利は当然企業体力を増大し、利益を拡大すると認識されました。これが株高の原因です。

もちろん、円高によって、海外進出が促進され、収益機会が増えるなど、それ以外の要因も多いと思いますが、主因はやはり現在と同じく、低金利による景気刺激と考えていいでしょう。
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