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昔の人の名前で,「麻呂」とか「麿」などがついているの人は当然貴族なのでしょうか?辞書では「男性の一人称」などと書いてあるのですが,一般人が使うということはあったのかが知りたいのです。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

詳しくはないですが、「麻呂」や「麿」は貴族以外の人名にもよく使われています。


『万葉集』には、防人の歌がかなりありますが、例えば「生部道麻呂」「有度部牛麿」「占部虫麿」「丈部稲麿」「物部古麿」などで、他にもあります。
もちろん、貴族の人名にも使われています。
万葉集の解説書では、貴族の場合は略歴が記載されていますが、防人は庶民なのでいずれも伝未詳となっています。

手元の古語辞典では、男性の一人称としての「まろ」は、中古では男女・貴賎・老若を問わず用いたとあります。
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この回答へのお礼

教えていただいてありがとうございます。これではっきりと疑問が解決することができました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/05/16 06:53

こんにちは。


飯沼賢司「人名小考」という論文によると
「九世紀前半までは『マロ』は地域を問わず、あらゆる階層に見られた」
ということなので公家でない者の間でも広く用いられていたと考えて良いのではないでしょうか。
九世紀後半からは次第に「マロ」型の名前は減少していき、「マロ」は専らお公家さん達の一人称に使われるようになっていったようです。
「まろ、此の歌の返しせん」(土佐日記)
「げにまろか知りたると思ほさめ」(落窪物語)
「院宣には、まろが計らひにあるべからず」(義経記)
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。あらかじめ自分なりに調べてみたのですが、よくわからなくて困っていました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/16 06:41

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