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イギリスに今でも「貴族院」なんて議会があるのはなぜ?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E6%97%8F% …

日本の議会は参議院も衆議院も国民の選挙によって、選出されます。
二院制を採用している国は多数ありますが、たいていは日本と同じく
選挙により両院の議員が選出されるシステムをとっています。

ところが、イギリスの「貴族院」とは、その名の通り爵位を持った「貴族」
集団により構成されています。
この「貴族院」とは名誉職的な存在ではなくれっきとした権力機関です。

イギリスという国は先進国でありながら、なぜこんな時代遅れ的な
政治システムが現代でも存続しているんでしょうか?

A 回答 (6件)

 ちょっと気になったので…。



>(1)イギリスでは、「勲章」の次に名誉ある称号に「ナイト」(騎士)と呼ばれる地位があります。
 イギリスでは、

   勲章を貰う事 = 騎士団に所属を認められる = 騎士に成る

 例えば、イギリスの最高勲章のガーター勲章は、ガーター騎士団(Kights of the Garter)の一員になるという意味を持っており、一般に勲章と呼ばれる記章はその団員章で有ったりします。
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%BC% …

>ナイトは、言ってみれば、王室の親衛隊を意味します。
 例えば、我が国の元首たる今上陛下を始めとした歴代の天皇(明治~昭和天皇)もガータ騎士団の一員だったりするのですが…。

 ナイトの語源自体が騎乗して戦う戦士たるcavalier(キャヴァリアー)[フランス語での騎士を示すchevalier(シュヴァリエ)と同語源]とは異なる物ですし…。

>そうした人々は、いまだに「貴族」と呼ばれています。
 騎士はイギリスの法律で貴族では有りません。なお、騎士の上の階級とされる準男爵も含めて、貴族でないと規定されています。
 (所謂ジェントリ階級、近代イギリスを舞台にした映画や小説で、紳士淑女が集まった場所でよく言われる「レディ アンド ジェントルマン」と言う掛け声のジェントルマンと言うのが彼等、騎士及び準男爵階級あるいは称号は無いが資産を持っている男性に対する呼称です。[レディは侯爵夫人以下の地位の女性に対する物])

 ぶっちゃけ貴族院に議席を持つと言う事が貴族の最低条件です。
 (世襲・一代貴族を含め男爵以上の階級)

>「貴族院」は、そうした「貴族」たちの意見を反映する場所であり、貴族ではなくても「多額納税者」の代弁者としての地位を得ているのです。
 イギリスでは、大日本帝国の貴族院と異なり「多額納税者」は参加できませんし、世襲貴族であっても資産家はあまり居ません。

 先祖の財産(手放す者も多い)や貴族としての体面を維持するのに汲々としているのが現状です。(平日はサラリーマンやってて、庶民の上司にどやされてる貴族の当主も多い。)

 まあ、ノブレス・オブリージュ[高貴なる者の義務]を果すべく第1次大戦や第2次大戦で貴族の子弟が大量戦死して、廃絶した所も多いせいですが…。

 現在の貴族議員742名中、世襲貴族は92名しか居ませんので本当の意味での貴族の意思反映機関として貴族院が成立しているとはいえませんし…。
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15年に初の英上院選挙を キャメロン首相が意向
http://www.47news.jp/CN/201007/CN201007100100081 …
 【ロンドン共同】キャメロン英首相はデーリー・メール紙のインタビューで、任命制と一部世襲制となっている英上院(貴族院)議員を、
2015年には選挙で選ぶための法案作成を進める考えを示した。上院選が実現すれば英国史上初。同年5月に予定される下院選と
同時実施したいとしている。10日付同紙が伝えた。

 首相は5月の議会開会式で、上院議員を比例代表制選挙で選ぶ改革を推進すると表明したが、上院選の実施時期などは示さなかった。

 首相は、8割を選挙で、2割を任命で選ぶよう上院改革を進める意向とされ「年末までに法案を(つくることを)望んでいる」と述べた。

 上院議員は現在、約760人。下院に比べて権限は小さいが、下院を通過した法案に超党派、良識の立場から修正を加える役割を果たしている。

※とりあえず、ここまで来ましたが・・・・
世襲貴族は議席失い、裁判官・学識経験者・老練政治家などの一代貴族が、わずかに残ることになります。

時代遅れというより、王室も貴族院も廃止された清教徒革命時代みたいな、急進派の暴走抑制のためでしょう。
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 時代遅れという点では、君主制度そのものが典型でしょう。

貴族は、君主によって選ばれ、君主を守る役割を有しています。また、君主は国教会の長ですから、高位の聖職者も議員です。

 実際には、貴族院はボランティアによる議論の場であって、決定権はほとんどありません。また、最高裁判所の機能を兼ねていますが、これも経験豊かな法曹人が選ばれて審議に参加しているだけで、政党色はありません。

 なお、ナイトは叙勲であって叙爵ではありません。貴族院議員は世襲貴族、功績で選ばれた一代貴族、宗教貴族が基本です。
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>イギリスという国は先進国でありながら、なぜこんな時代遅れ的な政治システムが現代でも存続しているんでしょうか?


 結構、便利な制度なんですよ貴族院って…。

 何故かと言いますと、貴族院の議員の殆どは一代貴族で、首相が英国国王へ推挙する事で成立しています。

 要は首相にとって、目の上のたんこぶ的な政界の大物を貴族と言う名の実権の無い名誉称号を与えた上で厄介払いできるのですから。
 (貴族院は、庶民院が可決した法律については不備が有れば修正を要求して再可決を求めますが、完全否決をしない事を内規としています。つまり実権が少ない割りに、構成員は海千山千の大政治家と有識者。しかも人数が多い…。)

 日本の政界を見れば、一度政府や政党の大物に成るとその権力を使って(人事や選挙時の公認・費用の配分など)派閥を形成し、10年20年と政治を牛耳っています。
 ↑私はこの様な政治家を老害と呼んでます。

 それに一度権力の中枢にいると、その後の選挙でもほぼ確実に当選してしまいます。
 権力を持っているが故に当選してくる人が、本質的な意味での民意を反映しているかは正直微妙だと思います。

 また、本当の意味での政治家として優れた才覚と正しい理念を持った立候補者が居ても、同じ選挙区に老害的政治家が居るだけで当選が絶望的で、しかもその老外政治家は下手をすると自分の寿命が無くなるまでその選挙区を固持し、死後は能力の有無に関係なく2世議員に地盤・看板・鞄を引き渡してしまう訳ですし…。

 それから、貴族院には一定数の学識者を一代貴族として参加させています。今の日本の様に国会議員に専門家がいない為、常に官僚の原稿を棒読みするだけの答弁なども無くなります。
 (英国貴族院を「世界で最高の演説が聞ける場所」と言われるのはここに由来する。)

 あと、貴族院は給与を払わないので国庫には優しいですよ。
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こんにちは。



>>イギリスに今でも「貴族院」なんて議会があるのはなぜ?

(1)イギリスでは、「勲章」の次に名誉ある称号に「ナイト」(騎士)と呼ばれる地位があります。

(2)ナイトは、言ってみれば、王室の親衛隊を意味します。

(3)そうした人々は、いまだに「貴族」と呼ばれています。

(4)「貴族院」は、そうした「貴族」たちの意見を反映する場所であり、貴族ではなくても「多額納税者」の代弁者としての地位を得ているのです。
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「選挙」がある意味「人気投票」であることを考えると, 必ずしも「選挙によって議員を選ぶ」ことがベストではないともいえる. 「貴族院

」が「貴族」のためだけに動くのでなければ, それはそれで「やりかたの 1つ」ですな.
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