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「祝福」というのは相手に何かいいことがあったときに「おめでとう」って言う事とか祝う気持ちのことだと思うのですが、クリスチャンが「あなたに神様の祝福がありますように」という時にはその意味が当てはまらないように思います。クリスチャンの知人に聞くと「あなたと会えて話せる事も神様の祝福なのよ」と言うので、察するにこの「祝福」とは「恵み」という意味で使っているように思います。しかし国語辞典にはそんな意味は載っていませんし、「祝う事」と「恵み」は意味が違います。もしかしたらこれはもともと外国語からの訳し間違いがあるのではないかと考えます。そのあたりの事情についてお考えをください。

A 回答 (7件)

こんにちは。


外国語のカテゴリーでこの話題を回答するとは思いませんでした(笑)

クリスチャンです。ポルトガル語の学習者でもあります。

そういえばそうかなーと思って、手持ちの国語辞典を開いてみますと、こう書いてあります。
<祝福>
1.幸せを祈り、喜び祝うこと
2.キリスト教で、神から与えられる幸せ

ということで、この2番に当たるのかと。ちなみに、旺文社の国語辞典です。

あと、「福音を祝う」と解釈してもいいと思います。(違ってたりして 笑)
<福音>
1.うれしい知らせ
2.キリストにより人類が救われるという教え

えっと、つまり、クリスチャンにとっては、「既に」神は存在するものであり、キリストによって「救われている」という「祝福すべきこと」が起こったという「過去形」なので、「祝う」のではないかと。

とすると、
>「あなたに神様の祝福がありますように」
というのは、
あなたの人生においても、キリストにより人類が救われた喜び(祝うべきこと)が訪れますように、
ひいては、
(あなたが神様を求めることによって)あなたが必要なときには神様が手を差し伸べ、背中を押し、事故災いにあうことがないように守ってくださいますように・・・
というくらいの意味でしょうか。

うーん。一生懸命考えてみましたが、違うかも?(苦笑)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。人が人を「祝福」するのは何か良いことがあった後のことなので、キリスト教の「祝福がありますように」は「すでによいことが起こっているあなたに、神様がそれを気付かせてくれますように」という気持ちから、「祝福」という言葉が使われるようになったのでしょうか。後半がよく理解できなかったのですが、そこから意味が変わってきたということかもしれませんね。重要なヒントをいただきました。ありがとうございます。

お礼日時:2007/05/24 09:36

No.6です。



>これはキリスト教以外で使われる「祝福」の用法ですね。

いえ、非常にキリスト教的な概念だなと私は思いました。

この世界に存在していること自体が祝福的なことなんですよ。
神様がこの世も人も動物も全部お創りになったという話ですから。
(米国のにはダーウィンの進化論を否定するクリスチャンもいるそうです。そうじゃない人もたくさんいるでしょうけど>NASAがあるぐらいだし)

キリスト教の神様が言うことは、「人が人に対して」言うのとは立場関係や位置関係が全然違うようです。
相対的ではなく、絶対的です。
たぶんキリスト教を理解しないと、本当には解らないのだろうと私は思っています。
地元の教会のマリア様を御輿に担いで練り歩くカトリックのお祭りなんかは、お祭り的で共感できそうなんですが、一点に集中する深い信仰というのは、私にはちょっとよく解らない感覚です。

キリスト教は嫌いではないんですが、違和感のほうが多いんです。
だからこそ、神様の祝福というのはすごいものなんだな(規模が)と感じるのであります。


単語の意味としては、他の方々がおっしゃっている語源や、ラテン系言語の国などの広義の「よいこと」「祝い」などなんじゃないでしょうか。

直訳できない、ぴったり言い表すのが難しいから便宜的に訳す・意訳するということは、キリスト教以外にもあります。
翻訳の永遠の課題でしょう。

訳者以外の人が訳を見て、「この単語はちょっと合わないんじゃない?」「自分だったらそうは訳さない」と思うのも、翻訳には永遠につきものだと思います。
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます。「この世界に存在していること自体が祝福的なこと」の「祝福」はキリスト教で言う祝福(恵み)の意味ですね。「貧しきものは幸い」と言うときは「貧しいということ自体が祝福(恵み)」ということなのか、「貧しきものよ、あなたは幸いだ」と「述べること」が「祝福(祝っていること)」なのかはっきりしませんね。私にはURLにある牧師の説教は後者のように受け取れたのですが。

お礼日時:2007/05/30 09:46

訳し間違えたのか、それともキリスト教精神を表わすためにあえて「祝福」という語を選んだのか??



キリスト教用語として、ちょっと検索してみたのですが、たとえば女子パウロ会のサイトの中に、

「すべての神のみわざは「祝福」(賛美)という言葉で言い表すことができます。「祝福」とは、御父を源とする神の働きで、いのちを与えるものです。この神の祝福は、ことばとたまものが一体となったものです。」

「聖書の初めから、神の救いのご計画を伝える聖書は、神の祝福で満ちています。天地創造の時から、人間を創造された時から、神はすべてを祝福なさっておられます」

等の解説がありました。
http://pauline.or.jp/modules/weblog0/index.php?c …

たしかに、なにやらキリスト今日には、「祝う」という語はよく出てきます。
聖母マリアは受胎告知の場面で、天使ガブリエルから「おめでとう、マリア、恵まれた方よ」と祝われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B4% …

なんかこういう「おめでとう」精神があって、御父と御子と聖霊に、人間という存在が祝われていると。
それで祝うという字の入った語が選ばれてるんじゃないかと思ったりもするんですけど。
幸いなるかな・・・みたいな言い回しもありますし。
私はクリスチャンではないので深くは理解できませんが。

聖職者が信者に「祝福を与える」という使い方もしますね。
教会の儀式などで。

牧師さんが「祝福とは」「主イエスの祝福」を考察なさっている文章もありました。
人によって見解は若干異なるんでしょうけど、クリスチャンとしてはこういう深い考察があるんじゃないでしょうか。
http://w2322.nsk.ne.jp/~tkchurch/mes_k066.html

ヘンな言い方かもしれないけど、もはや専門用語とか宗教用語という気もします。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。この説教は大変興味深いお話です。「貧しいものは幸いだ」という「祝福」は貧しい人に向かって「貧しくて良かったね、おめでとう、神の国はあなたがたのもの」という意味なのですね。これはキリスト教以外で使われる「祝福」の用法ですね。「祝福」の反対は「呪い」とも言っています。もう少しよく考えてみます。

お礼日時:2007/05/26 19:14

南米在住です。

こちらでは主にクリスチャン同士の挨拶のときSenor bendiga.神様の祝福があるように、と言います。カトリックの国ですから、普通の人が不特定多数の人に向かってお願いする(バスでの物売り等)時、よくこの言葉を使います。ですから、相手や自分の宗教とは無関係に使うこともあります。
 祝う事と恵みは意味が違いますが、祝福と恵みは同じ意味で使われています。日本語で考えるから違うとなりますが、当地での通常使用例としては同じことです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。そちらはスペイン語でしょうか。祝う事を意味する「祝福」と恵みを意味する「祝福」は別の単語でしょうか。

お礼日時:2007/05/26 19:00

ギリシャ語ではキリスト教的な文脈での「祝福」(英語のblessing)はeulogiaエウロギアーといいます。



eu-は「良い」ということで、logiaはlogosつまり言葉や認識に関わることです。もともとの(つまりキリスト教以前の)意味は「良しとして言葉に表すこと」「よいものと認めること」「肯定的に捉えること」「賞賛」といったあたりです。これを日本語で、>「おめでとう」って言う事とか祝う気持ちのこと< を意味する「祝福」と訳したのは理にかなっています。そしてその「祝福」を表現、表明したものが「恵み」であるとは考えられないでしょうか。
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この回答へのお礼

どうも私には理解できませんでした。語源について教えていただきありがとうございます。興味深いです。

お礼日時:2007/05/26 18:52

広辞苑には下記のようにありますが。


【祝福】(2)キリスト教で、神から賜る幸福。

あなたに、神様が幸せをくださいますように、とか。
あなたと会えたことは、神様からいただいた幸せだ、などという意味でしょうか。
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この回答へのお礼

広辞苑見てませんでした。ありがとうございました。手元の辞書では祝福とは「キリスト教では神の恵みを祈り求めることを指す」とありましたが意味不明でした。しかしどうして「神から賜る幸福」に対して「祝福」という言葉を当てはめてしまったのか不思議です。

お礼日時:2007/05/23 13:47

「あなたに神様の祝福がありますように」とは"God bless you"の


和訳だと思います。

そして、元々、blessという言葉自体が、"祝福"という日本語とは
少し意味が異なっている言葉です。
blessという言葉は、ただの祝福という意味ではなくて、
神聖な加護のような意味に近いと思います。

ということで、和訳する際に、意味が少し異なってしまっているのだと
思います。

ただ、日本語と外国語には完全に対応する言葉が存在するわけではないので、
和訳した時点で、元の言語の意味と完全に一致するとは限らないと思います。

(※たとえば、英語で寿司を表現したくても、寿司を表す単語が英語にはなかったように)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よくわかりました。

お礼日時:2007/05/23 13:37

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