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資産運用の本に「経済は長期的に見れば必ず成長しているので、長期投資をすれば必ず成功する」みたいなことが書かれていたのですが、そこにはその根拠となる理由が説明されてませんでした。根拠がないと、本当に成長しているのかなと疑問に思います。
その理由を知っている方は、できるだけ詳しく説明してもらえませんでしょうか。

A 回答 (5件)

一応の理屈はありますが、経験則だと思って良いと思います。



理屈:
一人当たりの生産は、一人当たりの資本量と、生産技術によって決まる。生産技術は日々向上するし、一人当たりの資本量は自由に変動させることが出来るから最適な量を選択できるはずだ。
また生産技術の向上は、労働を使わない方向に向上するから、一人当たりの生産は増加するので、経済は長期的に見れば必ず成長し、生産した財の資本の取り分である投資収益も長期的には増大する。
したがって、長期投資をすれば必ず成功する。

経験則:
価格据置でのGDPを実質GDPと言いますが、太平洋戦争前後の混乱期やわずかな例外を除くと、日本の実質GDPはバブル崩壊まで上昇を続けていますし、バブル後も1%以下の成長率とはいえ上昇しています。
↓の3-1表中段に実際の数値を見ることが出来ます。

サブサハラの話はちょっと別です。人口だけは成長しているが内戦・砂漠化・病気と成長が阻害される要因が多すぎ、また食料生産すら追いつかない状況なので人口成長がマイナス要因として働いています。

参考URL:http://www.stat.go.jp/data/chouki/03.htm
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 経済成長とはなにか? 私も疑問に思っています。



 20世紀中ごろまで、生活に必要不可欠なもの物が生産物の主体であった頃、その時代なら確かな経済成長のイメージを作ることが出来ます。

 農業生産・工業生産が増え、今まで5千万人が生活できていたのが、1億人が同じ生活レベルで生活できるようになれば、経済は100パーセントアップ。今まで簡単な道具で苦労して少ない生産だったものが、沢山生産できるようになれば(その分の消費があるとすれば)その分だけ経済成長とみなせます。

 ところが、現在では生産物のかなりの部分が生活必需品ではなく、またハイテクの物が多いのです。
 そしてハイテクの物の場合、製造のための材料費そのものに比べて付加価値が大きく、その付加価値も、デザインや希少性といった消費者の主観で左右されるようになりました。

 携帯電話やゲームソフトなど、生産数量は倍になったが価格が4分の一に下落した場合、現在のGDPの計算方法では、経済は半分に縮小しているとみなされます。生産され消費される物の数は倍になったにもかかわらずです。

 生活必需品を消費する経済なら、増産は経済成長につながりやすいといえますが、趣味・興味本位の趣向品や一度買えば駄目になったとしても再び買わないようなゲームソフトのようなものの場合、その生産高が経済成長といえる性質のものであるのかどうか、疑問に思っております。
 情報化社会となって、情報に価格をつけるようになった現在では、昨日まで価値のあった情報が今日はほとんど価値が無いようなことも起こりえるわけですし、ソフトのような情報価値が価格に大きく含まれる製品の場合(家電製品・自動車なども電子制御され、ソフトを組み込むのが当たり前です。)経済成長にはなじまないのかもしれません。

 「経済成長」という概念は、経済指標として既に時代遅れになりつつあるのではと、個人的には思っております。
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その本がいう「長期」がどのくらいの長さなのかにもよるかと思いますが・・


かなり長い、たとえば、50年、100年のスパンではないかと感じました。

たとえ100年後は今よりも必ず経済が成長しているとしても、
そんなに長く投資期間を設定できるのか・・という疑問がわきました。

投資期間ってせいぜい30年くらいではないでしょうか。
100年かけて経済が成長する過程で、どうしても景気の上り下りは、
あると思うのですが、自分の投資を回収したい30年目に
たまたま景気が下がっていたら、どうしたらいいんでしょう。

成功のためには、「経済が必ずよくなるまであと70年待て」ということなのでしょうか。

それを待つことが成功てことでしょうか・・。
なんだかあまり現実的な気がしませんでした。

脱線回答ですみません。
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 日本の経済は長期的に見れば成長して来ました。

けれどもサブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカ諸国)は、人口は毎年2%ずつ増えているのに経済成長は0%です。
 つまり、「経済は長期的に見れば必ず成長している」は「過去の日本経済は」という前提のもとに言えることで、将来も必ずそうなるとは言えません。それでも「経済は長期的に見れば必ず成長しているので、長期投資をすれば必ず成功する」と言わなければ投資客を集めることが出来ないと考えて、そのように言っているのでしょう。
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hohohohoho0307さんの痛快なご質問、


なるほどですよね!

数値でいえば、
数値が大きければ、成長してるといえますが、

明治の1円と今の1円とは経済実態での価値がぜんぜん違いますものね。。
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