映画のエンドロール観る派?観ない派?

バス釣りをしていて思った事なのですが、同じ池でもバスの体に付いている粘膜というのでしょうか、それがあまり無いのとすごくヌルヌルしているものとがあります。なぜなんでしょうか?教えてください。真剣に質問しているので、多分とか思い込みで答えるのはやめて下さい。失礼ですがお願いします。

A 回答 (2件)

どうも、釣りバカです。



バスの生態は実は謎の部分が多い「何気に未知の魚」なのです。そこで淡水魚の一般論からお話しますと…

生命の起源は海であり、原始の海に発生したアミノ酸が変化して最初の生命が誕生した事はご存知ですね?だから母なる海と呼ばれるわけですが、動物でも植物でも少々の塩分が混ざった水は生命維持に必要不可欠です。例えば人間も身体の70%前後は生理食塩水です。まずこれが根底にある。
ところが淡水に生きるサカナの場合塩分が混ざっていない真水で生活するために何の防御策もなければ体内の塩分が流出してしまいます。生命維持で塩分が減るのは死を意味するわけですから流れ出さないように守らなければならないわけです。さらに真水が体内に染み込むと体内の塩分のパーセンテージが薄まってしまう、これも生命維持の危険を意味します。そこで塩分が逃げ出さない・淡水が染み込まないように粘着質の物質で身体を保護する、これがヌメリというわけです。
さてキレイな水と汚い水の決定的な違いは何か、というと細菌・雑菌の数です。例えば人間の場合肺を保護するために大都市圏の空気の汚い所で生活していくうちに鼻毛が濃く太くなる、都会で生まれ育った人が田舎暮らしを始めたら鼻毛が細くなる、という事が必ずあります。これと同様に雑菌や細菌の多い場所のサカナはヌメリが多くなる、というわけです。と、ここまではちょっと科学的な雑誌レベルの話。

同じ池なのにヌメヌメなサカナとさほどヌメッていないサカナがどうして混在するか…まずは釣れたポイントの周りを見てみましょう。
例えば生活排水が流れ込むドブ臭いポイントで釣れたサカナは排水に含まれる雑菌と戦いながら生活している(人間で言えば大都市圏で暮らしている)わけですからより身体を保護しなければいけない=ヌメリが多くなる、反面アシ際や水生植物などのあるポイントで釣ったサカナは植物の水質浄化作用の恩恵で晒される細菌の数がグッと減る(人間で言えば田舎暮らしをしている)ので必要最小限のヌメリだけがあれば良い、というわけです。
また同じ学校の同じクラスにいるはずなのにアイツは風を引きやすいがコイツは風邪を引いたのを見たことがない、と個性が分かれるようにバスでも細菌・雑菌に強い個体もいれば弱い固体もいます。同じポイントでバラつきがあるのは飽くまでこの個体差で、弱い奴ほど細菌・雑菌に対する抵抗力が弱くヌメッているというわけです。もし全てのバスが同じ体力・同じ抵抗力であったら数が増えすぎてすぐに食料不足に陥って自滅してしまいます。自然界では自ずと強い奴と弱い奴が生まれるという点は種の保存の法則としてうまくできていると感心させられます。

淡水魚の法則から考えると以上2つの理由が考えられます。実は粘膜ひとつで同種でも強いサカナと弱いサカナが見分ける事ができて弱肉強食の自然界は決して甘くはない世界だと痛感できます。興味深いでしょ?
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。とてもうれしいです。僕の考えはバスの生態をいろいろ悩んで理解した方が楽しいし、釣りもうまくなると思っています。ちなみに、そのような知識をどこで勉強されるのですか?もし参考になるホームページなどがありましたら教えて下さい。本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/06/19 09:54

どうも、釣りバカです。



恐縮です。
>そのような知識をどこで勉強されるのですか?
HP/ブログを作成している手前ネタ本はばらす事ができないのが一般的ですが、私の場合他人に実害が出ない限り教えてしまうんですね…

http://shopping.yahoo.co.jp/search?p=%C4%E0%A4%E …
↑一番参考にしているネタ本は矢口高雄「釣りキチ三平」で、伊東●樹の“鬼手仏心”のネタ元・●田基の冒険スタイル、並木敏●のアメリカン・トーナメント志向、田辺●男のマルチフィッシングスタイル(何でも釣ります)のルーツです。何しろ80年代に釣りブームを引き起こしたマンガですから得るものは多いですよ。なにしろ三平君はウグイやオイカワからカジキ・ビワコオオナマズ・タキタロウまで釣ってますから。
さらに我流ですが
http://shopping.yahoo.co.jp/search?p=%A5%B9%A5%B …
↑スタートレックシリーズは一見すると釣りとは何の関係もなさそうですが、科学的なアプローチを養うにはカッコウのネタ元です。生命の起源や進化の可能性など“Newton”などの科学雑誌で調べるとチンプンカンプンですが、ピカード艦長やMr.スポックに話してもらうと意外と簡単に理解できるんですね。

釣りに限らずアウトドアで多いのは「何でもかんでも書いてあるマニュアルを探す」事に躍起になっている人が多すぎる、ということ。千変万化する自然を相手にして(釣りキチ三平の一平じいさん風)完璧なマニュアルなんて存在しません。そこで「こうやって考えて、こうやって推測して、こうやって結論を出す」というアプローチをいろいろな角度から推測する事が大事なんです。例えば「ミノーはサカナを模しているからサカナと思って喰ってきているに違いない」と決め付けるのは早計で、色に興味があったのかもしれないし泳ぎ方に興味があったのかもしれないし単に動いている奴が気に入らなかっただけかもしれない…人間主体の偏見や思い込みを捨てていろいろな可能性を考えていかないと釣れるものも釣れないというわけ。
そこで得た結論を立証・確認するうえで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4% …
http://fishing-forum.org/zukan/
↑ウィキペディアやWEB魚図鑑は役に立つ、というわけ。もちろん
http://www.okwave.co.jp/index.html
↑このサイト(OK Wave)も思い切り役に立ちます。

もちろん1日2日で身につくものではありませんが、時間をかけてじっくり取り組めば自分の釣り理論が完成します。頑張ってね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。まだ一方向からしか物事を見れませんが少しずつ角度を変えて色々な物事から見ていく努力をします。 

お礼日時:2007/06/19 15:13

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