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釣りが好きで管理釣り場をして趣味と実益を兼ねたいと思っています。
さいわい、資金援助してもいいという人もいて詳しく調べようと思っているのですがある程度のフィールドを作るにはどのくらいの広さの土地と池が必要でしょうか??

また池を作り水を循環させるにはどのくらいの費用と固定費がかかるのでしょうか??池にはブラウンやレインボーを放そうと思っています。

隣の市に管理釣り場があり、私も行きますが平日で日にだいたい20~30人ほど来ているようです。
料金は1時間1000円、3時間2000円ですがこの金額でこの客数で採算はあっているのでしょうか?

どなたか教えていただければ幸いです。

A 回答 (1件)

どうも、釣りバカです。



私も釣り好きが高じてフライとルアーのロッドの製作・販売を始めましたが、本音を言えば『釣りを仕事にすると釣りに行けなくなる』ので釣りが好きな人にはあまりお勧めしませんが…

それはともかく私の知人の管理釣場(うらたんざわ渓流釣場)の管理人さんに言わせると「結構大変」だそうで、まずは釣り人のどのあたりの人にアピールするかで広さは大きく違ってきます。例えば同じ『土日には述べ200人の集客を確保できる』と言ってもエサ釣りとルアー/フライではルアー/フライは飛距離が出るのでエサ釣りのほうがこじんまりとまとめる事ができる、またルアーとフライではフライのほうがバックヤードが必要になるので延べ面積は圧倒的にフライのほうが必要になってきます。ルアーで考えるとフルキャストで約60mとすれば直径120mの丸池が最低基準となり、フライのWFフルラインキャストを考えるとおよそ30mなので直径60mの丸池+バックヤードと歩行者の歩く余地が基準となります。ひとつの池の最低基準がこれくらいで、あとは見込める集客数で池の数が決定する、というわけです。
池だと常に水を循環させないとサカナが死んでしまいますね。そこでポンプが必要となるわけですが、Googleで『養殖 ポンプ』と検索するとポンプ・メーカーのサイトを探す事ができます。価格は1基ン100万で、メーカーと取り付ける数で多少価格が違ってくるようです。残念ながら「ズバリ○○万円」と言えないのは見積もりと交渉で価格が変わってくる(値引きですね)ので、他の管理釣場の管理人さんに聞いてもまず教えてくれません(当たり前ですね)からまずは見積もりを出してもらう事ですね。
さらに止水型だと水の確保と排水ルートの確保が問題になってきます。特に排水は地方公共団体の規定によってたいていのところでは『産業排水』扱いになってダダ流しをしていたら一発で『御用』となります。排水にはそれなりの浄化装置が必要になってきます。これも地方によって違ってくるので市町村もしくは都道府県に確認を取る必要があります。実際排水に問題があるという事で市町村が目をつけている管理釣場が結構あるそうです。同様に水を河川から引き込む場合は地方公共団体の許可が必要になる場合もありますので『どの道一度は役所に行かなければならない』ということです。
さらにさらにお忘れのようですが、生まれて5年もすれば死んでしまうトラウトを養殖するようなものですから『補充』が必要になってきます。そこで養殖業者から稚魚・成魚の買い付けルートと自社養殖が必要になってきます。前述のうらたんざわでも1/3は買い付け・1/3は自社養殖・1/3は自然繁殖でサカナを確保しています(本当に綺麗な川を利用しているので自然繁殖が期待できるのです)。止水型だと自然繁殖は期待できないので前者半々となるでしょうが、自社養殖だと鯉の養殖場ほどの生簀があれば充分です(サカナ1尾個体の2倍の水があれば良いので)。ここにもポンプなどが必要になってきますが、100%養殖場から買い付けるよりランニング・コストは大幅に節約できます。

入場料設定ですが、延べ面積と池の数とそこに投資した額にもよりますが、神奈川県内の管理釣場では 半日3500円/1日4000円 が一般的な設定で川崎市にある某管理釣場のような1時間○○円では「高い!」と感じるのがユーザーの正直な感想です。質問内容によると隣町に管理釣場があるようなのでそこと全く同じ設定では苦戦を強いられるでしょう。何しろ家電量販店が横並びで並んでいるようなものですから。あとは『価格で差をつける』という手段を取るか『マニアックを売りにする』か『オプションで差をつける』かの手段となるでしょう。価格で差をつけるなら隣町の管理釣場より常にちょっとだけ安くすればいいのですが、収入に大きく影響してくる部分なので慎重に行きたいところです。オプションで差をつけるのであれば開成フォレストスプリングのように屋台業者を入れたりカフェを充実させたり釣り具屋さん並みの売店を充実させる等のアイデアが勝負となりますが、お客が入らなければお金は出るばかりなので雑誌掲載広告等のCMが大変です。マニアックな管理釣場を売りにすると爆発的な集客は望めませんが、『ウチは難しいよ』を売りにすることで上級者の心を掴んで長ーく集客を望む事ができます。うらたんざわの場合「ウチはフライの釣り場だから」を売りにして他の管理釣場と明らかに異質な存在として固定客を確保しています。

まずは「釣り人のどの層にアピールする管理釣場にするか」が重要なのでそこをリサーチするのが肝心です…以上、うらたんざわ管理人さんの話を纏めてみました。リサーチは釣り具屋さんや釣り場で一人ひとり丁寧に聞いてあるのが一番です。
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この回答へのお礼

たいへん詳しく教えていただあきありがとうございました。

お礼日時:2007/09/19 09:03

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