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 裁定取引は、こういうことでしょうか?
先物が割高なとき、先物売り、現物買いにしておけば、
期日に買っておいた現物を先物で決めた価格で売るので儲かる。
 これが正しいとして、さらにわからないのが、期日前の
裁定解消です。
期日前にいつでも先物を売れるものなのでしょうか?
いつでも売れるのなら買った次の日でも先物売りの価格で売れば
すぐに儲かるはずです。
 しかし、逆ザヤになるまで待つと書いています。
逆ザヤというのもどう関係してくるのかよくわからないのですが。

A 回答 (2件)

■先物は期日前にいつでも売れます。

しかし、昨日の値段で今日売れるとは限りません。先物は市場で値がつくものなので、昨日18000円でも今日は17800円でも売れないことがありえます。なので、先物が割高なうちに売りの取引をしておく必要があるのです。

■裁定取引で「期日」まで持ちきる場合はこのようなイメージ(以下すごい大雑把な説明です)

(1)先物が割高なとき、先物売り、現物買いにしておいた

(2)期日に、先物の買主に現物買いしておいた株券を引き渡す(決済)

そうすると、「先物売り代金-現物買い代金-必要だった資金にかかった利息」の儲けが出ます。

■期日前の裁定解消は、こんなイメージ。

(1)先物が割高なとき、先物売り、現物買いにしておいた

先物が割安でなくなってくる

(2)先物を買い戻し、現物を売る

そうすると、次のような儲けが出ます。

+先物売り代金(割高)-先物買戻し代金(普通)
+現物売り代金(普通)-現物買い代金(普通)
-必要だった資金にかかった利息

要するに、「割高-普通-利息」が儲けになります。

■逆ザヤについて。普通は、先物が現物よりもちょっぴり割高の値がつきます。これが順ザヤ。ところが株式市場の需給などいろいろな原因により先物が現物よりも割安になることがあります。これが逆ザヤ。

そうすると、儲けは、

+先物売り代金(割高)-先物買戻し代金(割安)
+現物売り代金(普通)-現物買い代金(普通)
-必要だった資金にかかった利息

要するに、「割高-割安-利息」が儲けなので、逆ザヤになると儲けがより大きくなります。

■決済日については、先物の買主に対応する株券が引き渡されるのが本来なので、必ず先物価格が現物価格と一致すると考えられます。現金による決済がSQという価格で行われることについては別に調べてください。
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この回答へのお礼

くわしい説明ありがとうございます。
しばらく考えてみてわかりました。
期日が決まった先物が取引されていて、だんだん利息分が
減少して期日には一致するのでしょう。

お礼日時:2007/06/23 14:27

>先物が割高なとき、先物売り、現物買いにしておけば、


>期日に買っておいた現物を先物で決めた価格で売るので儲かる。

ここが誤解されていると思うのですが、現物価格と先物価格は期日に達するまでは別々ですので、現物はその時の現物の価格でしか売れませんし、先物はその時の先物の価格でしか買戻しできません。

ところが、先物の決済日は、必ず先物価格が現物価格と一致するので、ここで先物の買戻しと現物の売りを行えば、その時の価格がいくらであろうとも、絶対に購入時の先物と現物の価格差だけ儲かることになります。

大して資金効率の良い取引とも思わないのですが、金利が低いとせめてこんなので利ざやを掠め取っていこうと言うことになるのでしょうね。

この回答への補足

なるほど、期日までは、別々ですか。
ということは、先物が理論価格になったときに、
反対売買・現物売りをすれば割高だった分の差額が儲けになる
のですよね?
(理論的な差額は利息分とかで、いれないとして)
>先物の決済日は、必ず先物価格が現物価格と一致する
決済日は、特殊なのでしょうか?
決済日もそのときの先物市場の先物価格があるのでしょうが、
決済日ということで、現物価格が用いられるのでしょうか?

補足日時:2007/06/19 06:54
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