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whenの中にはどうして未来形はつかえないのでしょうか。

A 回答 (4件)

えとぉ、英語には動詞の活用としての未来形はないのであまり"未来形"という言い方は好きではないのですが、ここでは便宜的に「will+原形のことを未来形」として説明しますね。


で、念のためにもう少し厳密に言えば「いつ○○するのかということ」というような名詞節の時のwhenでは未来のことを表す際には特にいわゆる"未来形"でwillを使っても問題はありません。
未来のことも現在形で表すのは「~する時に」というwhenや条件を表すif節などの"副詞節"の時ですね。
因みに、「もしも来る気に(つもりに)なったら」とか「来る気に(つもりに)なった時に」というようにwillが持つ"意志の力"を色濃く表す必要があれば、例え副詞節の中であってもwillを使っても何ら問題はありません。
そのため、あたかも「"絶対に"使えない」くらいの勢いで教えてしまうケースもあるようですが、それは間違いです!

動詞を使った表現に於いて事柄をどのように伝えるかという話し手の気分というか心持ちを示すのに「法(mood)」と言うモノがあります。
事実をありのままつたえる「直説法」、命令・依頼・忠告などを表す「命令法」、事実としてではなく話し手の心の中の想像・意図・願望などを表す「仮定法」です。
そして、どの時間の出来事をどの程度の実現性と捉えているかによって仮定法は以下のようにわかれます。
 名   称 | 時 間 | 実 現 性 
仮定法現在  |現在・未来|不確実だが充分あり得る
仮定法過去  |現在   |ない   
仮定法過去完了|過去   |ない   
仮定法未来  |現在・未来|"万一、ひょっとして"レベル

かつては、未来を表す副詞節の中では上記からも分かるように"仮定法現在"を使っていました。
実際に起っているorいたことなら真偽が分かるのでそれをありのまま直説法で伝えれば良いわけですが、未来のことはまだ起っていないために話し手の想像であったり願望の中での話だからです。
ただ、確率的にはどっちにでも転ぶ状況なので仮定法未来ではなく仮定法現在となるわけです。
で、この時の動詞の形は主語の人称に関わらず動詞の原形を使います。
一般動詞には3人称単数でも語尾に-sなどは付かず、be動詞に於いては主語に合わせて変化させずにbeのままで良いということですね。
古英語にまで精通しているわけではありませんが、兄弟言語のドイツ語から類推するに昔は独自の活用があったのかも知れませんが、それがひとつの形に集約されたようにも感じます。
因みに、主張などを表す動詞(insistやdemandなど)が節を導く際に、その中で原形が唐突に現れることがありますが、それも仮定法現在です。
また、現在では命令法を意識することはほとんど無いでしょうが命令文で原形が使われるのも、今、現在やってないからorある状態でないからそうあって欲しいという"現在の事実とは違う、でも実現性は充分認めている"事柄への願望として命令しているので、仮定法現在と同様に原形であるものとも推察されます。

shallを使っていたいきさつについては浅学のため分かりかねますが、仮定法現在が直説法現在に変わっていったいきさつとしては、"心の距離感"が影響しています。
仮定法の用法の中で、助動詞の過去形を用いることによって推量の度合いを弱めたり、遠回しな表現にしたり、丁寧さを加味するモノがありますよね?
過去形というのは、現在とは切り離された感覚があるために現在のことなのにわざわざ使うことによって"心の距離感"が少し遠くなったことを示せるからです。
ここで、未来の事に於いて仮定法を直説法にすると言うことは上記とは逆に、"心の距離感"を縮める意識が働いています。
まだ起ってもいない、事実かどうか確定してもいない仮定法の世界にあるはずの出来事を、直説法の世界に引き寄せて表現することにより「あたかももう今そこで実現したかのようにかなりリアルに想定した表現」という気持ちの表れなんだと思います。
また、仮定法現在の動詞の形は原形ですからbe動詞及び一般動詞でも3単現以外では見た目的にも現在形のような感じもします。
そういうところからも、直説法に置き換わっていったとも言えそうです。
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こんにちは!



(1)when 節の中は、副詞節の時は、未来のことでも現在形ですが、名詞節ですと、未来のことは未来形ですので、そこはきっちり区別して下さい。

例)
a) I will give him a big hug when he comes back. (副詞節)
b) I don't know when he will come back. (名詞節)

(2)理論的、歴史的な詳しい情報は、文法の専門家に委ねたいと思いますが、僕は、a (x + y) = ax + ay と似て、a) のwill は1つあれば、未来のことだと分かるから、言わない、と単純化して考えています。副詞節であれば、所詮主節のwill give に掛かってきますから、未来であることは必然的になります。日本語でも、I didn't know he was there. を、「私は彼が【いた】ことを知らなかった」とも「私は彼が【いる】ことを知らなかった」とも言いますが、後者が成立するのは、【知らなかった】ということで、過去時制が保証されているので、現在形でもОKであるわけですが、その消息と、どことなくよく似ています。

(3)名詞節ですと、構造的にそのことは保証されませんので、客観的時制を表示せねばならず、未来のことであれば未来形となります。

I will find out when he came home on that day.
I will find out when he usually comes home.
I will find out when he will come home on that day.

(4)何事にも例外というものがあり、副詞節の中でもwillを使うことがなくはありません。ただし、極めて少ない頻度ですので、あまり強調されません。

以上、少しでも御参考になれば幸いです。
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No1です。

さきほど書いたことをどこで読んだか見つけたのでもう一度書きます。

(a)昔は人称にかかわらず無意志未来のshallを用いたが、(b)いつかそのshallが落ちてSubjunctive Present(仮定法現在)となり、(c)ついで三人称単数には-sがつくIndicative Present(直説法現在)となったのである。
井上義昌編『詳解英文法辞典』開拓社昭和41年p1008

でも、どうしてこのように変化していったのかはわかりませんでした。申し訳ない。
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時を表す副詞節中で現在は、未来の内容を現在形で表現します。


どうしてこのようになったのかは、知りませんが、以前は未来形を用いていたようです。
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