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農学部二年生です。牛の分娩後一週間程度の初乳と呼ばれるものは市乳、つまり市販用に出荷できないと聞きました。どうしてなのでしょうか?

A 回答 (3件)

 法的には、乳等省令の別表に分べん後五日以内の牛からは、乳を搾取してはならないと規定されています。


 わかり易い理由としては、色調が白色ではなくて黄金色を呈していてそれだけ成分が濃くなっています。
 また、経産牛という2産次以降の乳牛の場合、分娩前のおよそ60日間は乾乳期間(dry)で搾乳がおこなわれませんが、おおくの酪農家ではその間に乳腺炎の治療ないし防止を目的とて抗生剤を乳腺に注入します。
 したがって、現場では分娩後、5日以後でも生乳から抗生剤の反応が消失するまでは、市乳としての出荷は行いません。
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牛の初乳はIgG(免疫グロブリン、抗体)含量が高いので


仔牛に飲ませて抗体を供給して感染に対する免疫をつけなければいけません。
なので出荷はできません。
ちなみ、この抗体が仔牛の腸管から吸収されるのは
生後36時間程度のあいだらしいです。
その時間内に初乳を与えなければいけません。

授業でやったのに教科書を見ないと思い出せませんでした。
復習になりました。ありがとうございました。
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教科書には載っていないのでしょうか。


酪農の教本には必ず載っている内容なのですが。

成分が大きく違うことと、加熱により凝固しやすいためです。

分娩後5日以内の牛乳は出荷できない決まりになっています。
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