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フランス人の一般的な、『人に対してのある考え方』についてお尋ねしたいのですが。
たとえば、人づきあいの中で、(恋人、夫婦、友人同士・・)相手が望んでいる行為をその相手のためにするとします。された相手は、ありがとう、とても助かった、と喜んだとして感謝の気持ちを伝えていたとします。でも、相手にも同様に自分がしたことのような行為を求めているのでしょうか?
感謝されることだけには、満足できないのでしょうか?つきあいが長くなっていくと、あの時、こうしたのに、あなたは(君は)何一つ、してくれなかったと責めることが、少なからずあるのでしょうか?仮に相手はあれこれと尽くしたつもりでしたが、してもらった行為についての受容性はあまり持ち合わせていない人が多いのでしょうか?(忘れてしまう?) 相手はこんな気持ちでやってくれてたんだから、自分の望む結果にならなくても、ありがたい、という気持ちは、生まれないことが多いのでしょうか?フランス人との接し方で、理解していきたい、知っておきたいことがたくさんあるのですが、男女限らず違うフランス人と接していても、私の中にいつも沸き起こるある種の感情があります。たとえば、ひとつの例なのですが、仕事を探していて、たくさん応募しているのに、どこからもいい返答がもらえないという場合、それは、私から見れば、自分のスキル的な問題、やり方の問題を再考するなど自己を省みることが先決だと思うのですが、何でも人のせい?すべて自分以外のせいで、こうなったと、憤慨しておしまい・・・?それは、もともとそういう国民性なのでしょうか?それにどう対応していくのがいい方法なのか、どなたか教えて頂けますでしょうか?

そして一般的なフランス人気質についてお伺いしています。
どうぞ宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

私も、それほど多くのフランス人と接しているわけではないのですが、フランス人ほど「一般的」という言葉が合わない人たちも少ないのではないかと思います。

よく「個人主義の国」などと言われますが、とにかく「人は人、自分は自分」という感じで、「一般的にどうこう」と言うのは、非常に難しいように思うのです。
また、ちょっと性格的に複雑な人が多いようにも思うので、本音と建前というわけではありませんが、なかなかスっと思っていることを直接的な表現では言ってくれない人がけっこういます。

そういう前提の下で、まず代償行為を求めるかどうかですが、求めない人のほうが多いように思います。その代わり、よほど重要なことでない限り、過去にいろいろしてもらったことをいつまでも感謝しているということもないでしょう。その場で「ありがとう」と言って終わりです。ただ、親切な人、やさしい人のほうが、信頼されるのは当然で、また相手を信じているということがそれなりの代償であるのかもしれません。

また、例として挙げていらっしゃる、就職の件ですが、これはフランスの国情に依存するところも多いように思います。
フランスは、未経験者や新規の求人が非常に少ないところで、逆に一度就職してしまえばその身分はかなり強固に保証されています。ですから、就職できないのは自分のせいであることより、政府や企業やその他の環境のせいであることは、ある意味で事実なのです。そういう環境の中にいると、フランス以外の国でも、こと就職に関しては、自分以外の外部的な要素だと思ってしまう癖がついているのは、無理からぬことでしょう。

さらに、フランス人気質的なことで補足すると、日本よりも個性を重視するところがあるので、自分を否定的に考えたりはしないということも、影響しているかもしれません。
自分の個性を偽ってまで就職したくはないということが、日本人ほど自分を謙虚に見ていないように感じられることはあると思います。

ただいずれも、一般的といえるほどのフランス人の分析ではありません。本当に人それぞれで、謙虚な人もいれば、フランスこそ世界第一の国という人もいます。うそつきもいますし、そんなバカ正直でいいの?という人もいます。
私の狭い経験でもそうなのですから、質問者様のようにフランス人と多く触れ合う環境にいらっしゃるらしい方なら、なおさらでしょう。

個別の問題はともかく、言いたいことは言ってしまって、(少なくともこれは多くのフランス人がそうだと思うのですが)議論好きの彼らの意見をきちんと聞いてみると、なるほどと思えることも多いかもしれませんよ。

この回答への補足

uskt 様
はじめまして。早々のご回答ありがとうございました。大変参考になりました。特に就職についての彼らの考えはよくわかりました。頭ではわかっていたつもりだったのですが、確かに・・・おっしゃる通りだと思いました。彼らの議論は確かに一理あるな、と思うこともあります。
それらを聞いた上で、確かにそうだよね、と思うところ以外の対応としては、こちらもその憤慨、怒りに都度、真剣に対応していったほうが、人間関係うまくいくものなのでしょうか?それらの怒り(としか私には思えないのですが)に面とむかっていると、自分が責められているような感情が沸いてきてしまい、最終的にはこちらがまいってしまうことが多いのです。彼らにしてみれば、議論することの行為そのものに意義(喜び?)を感じているような気がしてきて、結果、だからどうしよう、ということにまで行き着かないのが、とても疲れます・・・

補足日時:2007/07/11 15:19
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No.1のusktです。



なるほど、フランス人の議論好きに、かなりお疲れのようですね(笑)
ご推測の通り、彼らは口角泡を飛ばす勢いでいろいろな問題に不満をぶちまけ、「そうじゃないか?」と聞いてきますが、これは単に議論好きということがほとんどだと思います。
日本人で考えるところの軽い世間話が、彼らの議論に相当するでしょう。しかも、三段論法式に、けっこうしっかり自分たちでも理論武装して世間話をしてくるので、気軽に応じるとすぐに「そんなことはない。これこれで自分は正しい」などと正面から反論されたりして、グッタリですよね。

でも、フランス人も、誰彼かまわず議論をしていては、時間の無駄だし、余計な感情のしこりを産むことは知っています。議論を仕掛ける相手は、それなりに話し相手として足る人間として認識してるということだろうと思いますよ。
個別の問題について、その場で結論なりその先の方向性を見つけるための議論ではないので、質問者様もあまり「解決の方向性を示してあげよう」と思わずに「じゃあこういう場合はどうなの?あなたはどう思うの?」と議論をふっかけ返してあげるといいでしょう。
彼らはその論題自体に「自分はこんなに問題意識を持っている」と示すために、憤りを伴って語るわけであって、本当に怒っていてなんとかしたいわけではないのです。

要は世間話なので、苦手な相手なら「ふーんそう。でもそんなこと私に言われてもどうしようもないから」と相手にならなければいいですし、好きな人なら、とことん客観的に相手になってあげればいいでしょう。
質問者様に感情をぶつけているのではなく、感情を表現しながら世間話をしてるだけなんだなーというスタンスですね。

そういえば私も、フランス人の同僚ができた頃は、「これだから日本は…」などと延々言われて、むっとしていたことがありました。
彼らの議論好きは、確かに「一般的」と言っていいようですね(笑)

この回答への補足

たびたびのご返答恐れ入ります。本当に、ぐったりです(笑)これだから日本人は・・のようなことは、口癖のように聞かされます。それで、同じ内容のことを延々繰り返し(しつこいんですよ・・)言われると、もう頼むから黙って、と思うこともしばしばです。ただusktさんがおっしゃっている三段論法式には、私も議論の内容そのものよりも、そちらに感心してしまうことがあります。どうでもいいじゃないか、そんなこと、と返事をすることはなるべく避けて、なるほど、うんうんと聞いていると、「そうじゃないか?」から始まり「あなた(君)はどう思う?」「あなた(君)の意見は?」と連呼され、「うーん・・」と考えているうちに話はどんどん相手のペースにはまっていって、最終的に「ねえ、なぜいつもむずかしい顔するの?」と言われる始末でした(笑)。それでも、彼らも相手が誰でもいいわけじゃない、とのことなので、私もここでめげずに、接していきたいです。こう感じているのが自分だけじゃないことが救われました。ありがとうございます!

補足日時:2007/07/11 16:22
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