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人間以外の生物は、すべて人間のために存在すると考える方に質問です。

私はクリスチャンである親の影響で、小さい頃からキリスト教に触れて育ちました。そして聖書には、神は地上に植物や動物をすべて人間がそれらを支配し、食らうためにをつくったと書いてあることを知りました。

しかし疑問がわきました。
もしそうならなぜ人間を襲う生物がいるのでしょうか。
インドなどのワニは人間を主食のひとつにしており年間何千人も犠牲になっていると聞いたことがあります。犬だって懐いていない人間には吠えるし噛み付くし、蜂も巣の数メートル範囲内に人が入ってきたら刺します。家畜だって殺すときは苦しんで抵抗します。(実際見たことはありませんがそうだと想像します。)

なぜなんでしょうか。なぜ人間に自らを差し出さず、生きようとする本能?のまま行動するのでしょうか。
聖書に書いてあることを信じている方、またそれと類似する考えを持っている方、どう思われますか?

A 回答 (8件)

 これは、聖書解釈の問題なので神学に長けた方に聞いてみる方がよいと思いますが、まず創世記1:29-30を良く見て下さい。

神は、天地創造の時点では、地の植物「すべて」が人間の食べ物となる、とし、また地の獣、空の鳥、命ある物「すべて」には「植物」を食べさせる、と述べておられます。すなわち、創造の時点では害獣も有毒な植物も存在しなかったのです。
 聖書の教えをこの面からのみ受け取ると、kanase62さんのような疑問も当然湧いてくるでしょう。しかし重要なのは、その先です。人間達は善悪の知識の木の実を食べ原罪を犯してしまいます。そのような人間達に対して神は、次の様におっしゃります。

 お前は女の声に従い取って食べるなと命じた木から食べた。お前のゆえに、土は呪われるものとなった。お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。お前に対して土は茨とあざみを生えいでさせる、野の草を食べようとするお前に。(3:17-18)

ここにあるように、原罪を犯してしまった人間には、天地創造の時点のようには、動植物の支配と食物の確保とが約束されてはいないのです。現在の人間は罪において仮の命を与えられているというのが聖書の考えであり、このこと踏まえておけば、聖書における人間と人間以外の生命との関係にもよりいっそう理解が深まるはずです。
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この回答へのお礼

なるほど。原罪を犯した前と後では違うのですね。
しかし害獣がいなかったと考えると、人間に間接的に危害を与えた(=そそのかした)蛇は害獣ではなかったんでしょうか。3:1に蛇は一番狡猾であったとあるから、他の動物も狡猾なものがいたのか・・人間が支配できるはずの動物がなぜ狡猾だったのか。と疑問がわいてしまいました。

それにしても3:18は見落としていたところでした。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/04 16:13

>完璧に管理できる能力を人に与えたということではないのですね。



そうだよ。それを見越し与えたのではないかな?それが神の愛でしょう
一人で無理だからエバだったかな?作ったのでしょう

>ワニに食われるのはワニを知ることが足りないからだということになりますか?まあそんな感じ 生き物を知らずに治める事は出来ない

>責任があるということの意味がよくわかりませんが、

本来管理するものが管理されるものの言うことを聞きますか?治めろと命じているんだから狡猾な蛇をだまらせ嘘だ!と言わなければいけない。人間が蛇の言うことを聞いてしまったと言う事ですよね。
支配できなかった人間の弱さですよね

後ね、人間は自分を治めないといけない部分がありますよね?
あいつが悪いとか言う心の問題も、まあ質問内容とそれましたが・・
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
かなり理解できてきました(と思います。)

人間は自分を治めないといけない部分を持っている。
創世記ですでにそれが記されていたんですね。

またいろいろ疑問がわいてきましたが
(蛇は何だったのか?なぜ善悪の木の実が存在したのか等)
人間の知るところではないのかもしれませんが・・

とりあえずここで締め切らせて頂きます。
回答して頂いた皆様。ありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2007/08/06 12:51

食らうためにとは過激な言葉ですね。

創世記を読んでください
神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる

ここで言う支配は管理すると考えてください 管理するにはワニの事を知る必要がありますね。

後狡猾な蛇の言葉を信じたのは誰でしょうか?
神から生まれたものはすべてが清い、この清いというのは嘘をつくとか
つかないのではなく 神の基準から見た清さですね

狡猾なものでも管理する側に責任がありますよ
すべてを治めよ。と聖書は言ってます
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この回答へのお礼

>食らうためにとは過激な言葉ですね
確かにそういう記述には聖書にはありませんでした。すみません。

生き物をすべて支配せよ=生き物をすべて管理せよ
と神は命じますが、完璧に管理できる能力を人に与えた
ということではないのですね。

>管理するにはワニの事を知る必要がありますね。
これはどういう意味ですか?
ワニが人を食う事を知る必要がある→
ワニに食われるのはワニを知ることが足りないからだ
ということになりますか?

蛇の言葉を信じたのは人間ですよね・・
そそのかされたのも人間の自由意志?ということでしょうか
責任があるということの意味がよくわかりませんが、
人間も悪いということはわかります。

じっくり考えましたが、間違った解釈をしていたらすみません。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/05 17:44

信者ではないものからの理解ですのでが、、、



>人間以外の生物は、すべて人間のために存在すると考える方に質問です。

私が知る限り、そのような考えはキリスト教には無いと思います。

「必要なものは全て神が備えてくださっている」という教えだったと思います。


例えば、神殿工事のパトロンが、職人を集めに人の集まる場所に行った。
何人か集めて仕事を与えた。

数時間後 また広場にいると、誰からも仕事をもらっていない人たちがいたのを見かけ、その人は仕事にあぶれていた人も連れていって仕事を与えた。

そしてパトロンは、朝から働いていた人にも、後から来た人にも同じ額を支払った。
当然、不平が出たわけです。

それに対して、「ご主人様が決めたことにとやかく言うな。」が聖書の教え。
決めるのはご主人様。
ご主人様が両方に必要だと思う額を払ったまで。

このご主人様を神に例えて聖書は説明していたと思います。


それを曲解すると、「隣の国は富んでいるが、自分達のために備えてくださっているのだから、自分達のものだ。」という侵略肯定思想になってしまう。

曲解して、盗み・強奪を当然の権利だとなってしまった人に対して、「神様はあなたの取り分を既に備えてくれているので、殺すな、奪うな、他人のものを欲しがるな、といっているではないか」と10戒を改めて示し、戒めをするわけです。


この10戒の解釈をめぐって、律法学者たちは、「姦淫するな」とあるが、何をもって姦淫なのか と議論したんですね。

そして何をもって姦淫とみなすか決めていった。
現代人が律法を読むと、「なぜ?」って思うような内容です。


聖書を読むと、洗礼者ヨハネがヘロデを姦淫したと批判しています。
ヘロデは兄弟の妻を、兄弟がまだ生きているのに、自分の妻としました。
神が決めた結婚相手を、亭主がまだ生きているのに、奪ったわけです。
それをヨハネは姦淫だとした。
これが当時の姦淫の概念だったようです。
(レビレート婚)


「マグダラのマリアは売春婦だったが、イエスが改心させた」という話もあるが、その当時の姦淫って、今の姦淫の概念とは違うんですね。


例えば、亭主が死んだら、その亭主の独身の兄弟と再婚しなければならなかった。(レビレート婚)
(財産の流出を防ぐためにできた法律だと思います。)

兄弟で独身がいなかった亭主の親族の誰かと結婚しなければならなかった。
聖書では同じような話が別の箇所にもある。
そして土地を取り戻している。



結婚相手は親はそのグループの長が決めていたんですね。
自由恋愛などご法度。

そのような時代において、姦淫したと親族から殺されそうになった女がいた。

では、一体どこから、マグダラのマリアは売春婦だったとなってしまったのでしょうか。

神官だというのであれば、神殿娼婦という意味で、娼婦と呼ばれるに至った理由はわかりますが。


というわけで、古代の慣習と中世の慣習、現代の慣習って違うんですね。


で、、、「神はあなたに必要なものは全て備えてくださっています」となった意義は?

「産んでやったんだから、子供は親の言うことに絶対服従で、親は子供を生かそうと殺そうと勝手にできる」は「備えてくださった」の曲解。

子供がグレててこずってしまったら、神が自分の成長のために与えてくださった試練 と考えるのが、本来のキリスト教の教えだと思います。


ですが、キリスト教ではない人でしたが、子供がグレにグレまくって、精神科医に相談したところ、「耐えなさい 逆らっては駄目だ」と指導したんですね。

親が叱らないものだから、子供はさらに図にのって、家族に激しい暴行を加えるようになった。
「耐えなさい 子供のために 試練です。その先には天国が、、、」という方向にはならなかった。
逆効果で、家族が全く抵抗しなかったことで、子供はいよいよ暴力を強めた。


父親、子供を殺しました。

息子は精神異常でもなんでもない。
家族に甘え、家族をなめ、図にのりすぎた。

叱ることを放棄させたことで、子供を殺すしかない状態にまで家族を追い込んでしまった。


父親は自分が死刑になるのと引き換えに、家族を地獄から解放しようとしたんですね。


映画ドッグヴィルはヨハネの黙示録からきていると思うんですね。
天使の怒り、そして刈り取り。

「動物は人間のために備えられているから、どうしようと人間の勝手。動物は人間に服従するべきである。」という考えでいる者は、天使から刈り取られる。


親に今回ここでされた質問をぶつけてみてはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

う~~~ん、、考えさせられるお話、ありがとうございます。

>私が知る限り、そのような考えはキリスト教には無いと思います。
そうなんですか?小さい頃そう教えられた記憶が・・
少なくともそう考える信者さんは周りにいたように思います。
でも確かに聖書にはそんな記述ないかも・・

>天使の怒り、そして刈り取り。
つまり、”神に与えられた必要なもの”を勝手に拡大解釈してはいけない。
ということでしょうか。

>親に今回ここでされた質問をぶつけてみてはどうでしょうか
いつか聞きたいと思いますがなかなか聞きにくいです
ここで色々な人の考えを聞けてとても嬉しいです。
それにしても信者ではないkigurumiさんがここまでキリスト教に詳しいとゆうことに驚きです。
たくさん勉強されたのでしょうね。
kigurumiさん自身に興味がわいてしまいました(笑 すみません。

丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/05 17:09

いつも思うけど、「教義が間違っているから」


の一言であっさり片付くと思うんだけどなあ・・・

教義を守ろうとして辻褄を合わせようとするから、
次から次にドグマの上塗りをしなきゃいけなくなる
必然、聖書のあっちの書物をひっぱってきたり、
こっちの言葉を拡大解釈してみたりで、
ついにはフランケンシュタイン博士の怪物みたいな代物が出来上がる

ちなみに、キリスト教では、
インディアンが「人間になった」のはつい最近なんだよね。
はお。インディアン嘘つかない
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この回答へのお礼

taco8chさんや信者でない私にとってはあっさり片付くかもしれませんが、
信者の方にとっては片付かないと思ったので、質問しました。

>次から次にドグマの上塗りをしなきゃいけなくなる
私もそう感じてしまうことはあります
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/04 16:59

宗教を超えた話として


全ての生物、全ての存在は決して自分のためだけに生きている、存在している、訳ではありません
自分のためもありますが、広い解釈として、一個体は宇宙全体のために存在しています
たとえ話を
魚は一度に卵を何万個と産みますよね
なぜでしょうか?
それは自分の子孫を高確率で存続させるためですが、
他方の考え方として、捕食動物のために生まれた、とも解釈できます
つまり、食べられる生物は、食べる生物のために生まれたのです
産んだ卵が全部大人の魚になったら大変!
海がその魚でいっぱいになってしまいます
この捕食関係、これが食物連鎖です
(食物連鎖は全ての存在にとって「悪」ではありえません)
ちょっと仏教的な考え方ですね
分かりますか?
防衛本能も、捕食されるのも、理由があるのです
全ては自然の理、全ての存在は宇宙の真理なのです
まずそこをしっかり把握してから、
そこから発展して考えると理解ができると思います
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この回答へのお礼

私には少し難しくて、理解するのに時間がかかりそうです。
じっくり考えて見ます。
すべてのことには理由、理があるということでしょうか・・
興味深い考え、ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/04 15:53

初めに、私はクリスチャンでもなければどこかの宗教に属している


者ではありません。

クリスチャンの方にとってこんな考えは辛いのかもしれませんが、
宗教に属していない人間からしたら聖書なんて物は、昔の人が作った
人類誕生をネタとして扱った小説にしか思えません。

実際冷静に考えてみてください。
人間も含めて、すべての生物は力の差などは除いて同等の条件で
生まれてきます。そして、すべての生物は自分のために生きています。
その根元は、生殖だと思います。
ただ、ちからの違いはあります。たまたま、現在人間がその頂点にいる
だけでしかありません。
もし、人間より上級の生物が現れた場合人間はその生物以外の動物を
食べなければなりません。ですが、人間は必死に抵抗しようとするでしょう。それと同じです。
すべての生物は平等で、自分のために生きています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私はクリスチャンではありません。
信者の方はどう考えるのか、ということを知りたかったのでした。

ただ、実際冷静に考えてみてください。から下の部分は
私が今、周りを見て感じることにとても近いです。

お礼日時:2007/08/04 15:47

私は専門家ではありませんが、私の考えを書きます


聖書を信じる、という仮定において

「人間以外の万物は人間のためにある」ということは
動物が人間を襲撃するとは、それも人間のためなのです
その襲撃は、端的に見れば人間を苦しめているようですが、
全体的に見れば、それも人間のために何かの警鐘のため、
なにかの含蓄のために襲撃したと考えられます
その襲撃によって、(襲撃された人も含めて)多くの人が
なにかしらの恩恵を被ったのです

結構苦しいかな・・・
ちなみに家畜が殺されるときは抵抗しません
殺されると言うことが分からない間に殺されてしまいますからね
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
う~ん、全体的に見ればなにか人間のためになっている・・
確かにそう見れば通るかもしれませんね。しかもそれは人間には気づきにくいことだと。
私の親は私がワニに食われたらそれも何かの恩恵と受け止めるのかな・・受け止めようとするのが信者のあり方なんでしょうね。

家畜は抵抗しないうちに殺してしまうんですか。知りませんでした。
確かに抵抗したら大変ですよね(^^;

どうもありがとうございました!

お礼日時:2007/08/04 04:00

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