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大根おろしを使って、ルミノール反応(発光)ができる。
ということをどこかで見たのですが(もう、よく覚えていませんが)
本当にできるのでしょうか?
また、大根おろしをなにの変わりに使うのでしょうか。

A 回答 (1件)

ルミノール反応は、過酸化水素を分解する触媒あるいは酵素に、ルミノールと過酸化水素の混合液を加えたとき、過酸化水素が分解してできる酸素とルミノールが反応することによっておこります。



金属の塩や錯体は触媒として働きます(二酸化マンガンを過酸化水素水に加える実験やりましたよね)。血痕の検出では、赤血球に含まれるヘモグロビン(鉄イオンとタンパク質の錯体)やそれが変性したものが触媒になります。

大根おろしにはperoxidase(パーオキシダーゼ)という酵素が含まれていて、これが過酸化水素を分解します。大根おろしに限らず、ジャガイモでもリンゴでも同じです。ちなみにperoxidaseで標識た抗体を使って、免疫染色やウェスタンブロットで特定のタンパク質を検出するという実験技法があります。このperoxidaseは、大根と同じアブラナ科のhorse raddish(セイヨウワサビ)由来のものが使われます。
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この回答へのお礼

酵素の力なのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/02 11:39

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