プロが教えるわが家の防犯対策術!

皆さんは短編小説を読みますか?
私はなんだか苦手です。
短編だとなんだか良い作品だと思ってもすぐ終わってしまって(終わる所がいいのかもしれませんが)
感情移入ができず不完全燃焼な感じを受けてしまいます。
これは今まで読んだ作品が悪かった(おそらく私の感受性の問題だろうが)のでしょうか?
そこで今短編小説に関して私が感じている事を打破(?言葉がわからない)してくれるような作品はあるのでしょうか?

また、皆さんはどうして短編小説をお読みになりますか?

A 回答 (11件中1~10件)

私は、長編/短編の区別はなく、読みたい/読みたくない、(作者やテーマが)好き/嫌いという判断基準しか持っていません。

確かに短編と言われるものは、読後に何か物足りない感じがすることも多いかと思いますが、長編でも作品によっては同じことが言えませんか?

短編でも満足できる作品は多いと思います。「短編」という何だかあいまいな区別で先入観を持つより、とにかく何でも読んでみるのが一番です。数をこなすには、図書館で借りるのがが便利です(最新作はなかなか借りられませんが...)。

あなたのお好みに合うかどうか...
幸田露伴: 五重塔、 風流仏 などは如何でしょうか。

ところで、長編/短編の区別はどこからでしょうネ?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに長編でもだらだらとしたのもありますね。

あくまでイメージなのですが短編には落ちがありますよね。
それが短い文章の中で人物像をしっかり捕らえていない(えられない)ので
なんか物足りなく感じてしまうと思います。
だからおそらくシリーズの短編なら面白く読めるのではないかと今思いました。

中篇なんてものもあるんで5,60ページ以下くらいが短編ではないですか?

お礼日時:2002/08/16 01:01

連作短編というのはどうでしょうか。



加納朋子さんの『ななつのこ』、『魔法飛行』がオススメです。(両タイトルとも創元推理文庫から発売されています、心あたたまるちょっとしたミステリーです)

こんな内容です
短大に通う入江駒子さんは、表紙のイラストに一目惚れした童話集「ななつのこ」の著者佐伯綾乃さんにファンレターを書こうと思い立ちました。
駒子さんの身近で起こったスイカジュース事件について書いて送ったところ、驚くことに返事が来たのです。
しかも、そこには事件に関する“想像”という名の鮮やかな回答までもかかれていました…
駒子さんと綾乃さんの文通はその後も続いたのでした。

『魔法飛行』は『ななつのこ』の続編です。

加納朋子さんのカトレアの泉のHPです。表紙がかわいいので是非行ってみてね

参考URL:http://www.bh.wakwak.com/~aogiri/kanou/
    • good
    • 0

私は、話の長さというよりも、その作家が好きかどうかで本を読みます。


好きな作家の長編が発売されればより嬉しいのは事実なんですがね、長い時間作品世界に浸れるから。
しかし、長編よりも短編のほうがうまい作家というのは確実にいて(まあ・・・というか、そこに好みがあると思うんですが・・・)、そういう作品を読むことをお勧めします。
皆さんが紹介していないので、山田詠美を!
彼女は現代作家の中では三本の指に入るくらい(?)の短編の名手なのではないでしょうか。
私は彼女の短編がとても好きです。
新しめの作品で
「4U」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344400 …
「マグネット」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344402 …
「姫君」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163201 …
は年齢性別を問わず誰でも読めるという感じです。
とくに、マグネットの最後に収録されている「最後の資料」という義弟とその家族と作者のふれあいと死を描いた短編小説は、読んでいると涙が出ます。
そういうお話を読めば、短編集の深みや感動が分かるんじゃないかな~と思ったりします。
一部分を書いているのに、それ以外の場面や背景が自然に見えてきてしまう、山田さんの短編にはそういう魅力があると思います。
長くなりましたがこんなところでしょうか。
    • good
    • 0

短編小説は、壮大なドラマではありませんね。

長編小説とは、趣を異にします。もっと気楽に読めば、そのよさが分かってくると思います。
    • good
    • 0

過去の経験を振り返ると,短編に合っている時期と長編に合っている時期があったような感じがします。



 中学生の頃は,集中力に欠けており,一冊の本に何週間もかかって読んでいるうちに登場人物や伏線などが混乱していまい,途中で諦めてしまう傾向にあったので,短編小説をよく読んでいました。その頃は,「星新一」一辺倒で手当り次第に呼んでおり,本屋さんで,本でいない本を見つけるのが大変に面白いかったことを覚えています。

 その後,集中力がUP(?)してきて,長編を読むようになり,読む本は,上下巻あるものやいきなり分厚い本を読むのが楽しくなってきました。まあ,この時期は,学生だったこともあり,時間に余裕があり,徹夜してでも読んいたような感じに思います。
 しかし,さすがに,長編ばかり読んでいると,肉体的にも精神的にも疲れてくるので,短編も読んでいたというか,読んだ本がたまたま短編,中篇だったということですが・・・。
 そうやって,読んでいるうちに,長編といっても,ただらだらと続いているものや短編なのにやたら内容が濃いものがあるんだなと思うようになりました。
 その頃,短編(?中篇に入るものあるかもしれません)のお気に入りは,
 尾崎翠 特に「初恋」
 梶井基次郎 特に「檸檬」
 川端康成「掌小説」全編(新潮文庫)
連作短(?中)編では,
 福永武彦「忘却の河」(新潮文庫)
でしょうか?
 特に,個人的には,長編を読んだ後なので,あまり集中して読めず,特に気に入った作品を,一人深読みをしていました。好きな短編は,色々,考えが膨らんでいくような感じするものが特に好きです。何か,ハリウッド映画ではない,ヨーロッパ映画を見て,ああでもないこうでもないと考えているな感じに近いかもしれません。

 しかし,そういう時期が過ぎ,最近では,長編(特に上下巻)があるものには,食指が動かないというか,どちらかというと,短中篇やノンフィクションを主に読んでいる短編・ノンフィクションモードかもしれません。まあ,また時間が経てば,再び,長編モードになるかもしれません。
 
 以上のような訳で,自分の中に短編モード,長編モード,何でもOKモード,全部ダメモードという時間が繰り返しあったように思いますので,sanpogoさんも,ふとしたきっかけで,短編モードのようなものに入るかもしれませんねと思ったりもしたのでした。 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

私は短編の方が集中力を要すると思っています。
なぜなら長編ならば作者が言いたい事をふんだんに字数を使う事が出来るからです。
短編ならば少ない文章の中から何かを読み取るという能力を必要とし集中しなければなりません。
短編の方がより積極的な読書(?)なのかもしれませんね。

ありがとうございました。

梶井基次郎「檸檬」はなんかの試験の問題で読んだ気がします。

お礼日時:2002/08/17 14:08

私も昔はよく小説を読んでいたのですが、短編とか中篇、長編とか


の区別はしていなかったと思います。でも今振り返ってみると
好きな作家は、と聞かれると三島由紀夫とか太宰治とか答えて
しまいます。特に「晩年」で始まり「グッドバイ」で終わった
太宰の作品は取りつかれてしまうように一気に読んだ気がします。
太宰の作品は全て私小説なので太宰の人生や人生観に興味の
もてない人には退屈極まりないものかもしれません。
でも、その中で「グッドバイ」は一読の価値があると思います。
私流に解釈すると太宰はいつも自殺することを考えているような
人間です。ですからその作品は死を覚悟した人の気負いが溢れた
個性の強い作品が多いです。「人間失格」とか「斜陽」とか
、たまにはこんなものも書けるんだぞと強調するかのような
作品としては「走れメロス」とか「白」とかあります。
こういうのは確かにだからどうなんだという「不完全燃焼」を感じました。
ところが「グッドバイ」は違いました。
絶筆ということもあるかもしれませんが、太宰を読んできた私には
「これは違うぞ、もっと読みたい」という気持ちに素直になれました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

太宰治を読んだ事がなく、最後がどろどろに終わりそうというイメージを持っていてハッピーエンドしか面白いと感じない人間なので手を出していません。

いろいろな回答を見てなんだか先入観を持っていて
読む作家が絞られてだんだん読みたい本を探すのに苦労してきたので
いろいろ読んでみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/08/16 19:45

短編って書くのがすごく難しいと思います。



皆さんがかかれているような作家のほかに現代作家のなかにも短編の名手と言われる方があります。
すごいと思うのは森瑶子。
これ以上の短編はないというくらいの短編ですが、読んでいてドキドキします。(あまりにも真実を描きすぎて)
淺田次郎の「霞町物語」のなかに収められた短編にも感動しました。

短編を読むのは、作家にもよりますが面白いから。
食事で言うとスナックみたいかな。たまにはいいでしょう?
    • good
    • 0

短編と一言でいっても、いわゆる文学作品とエンターテインメント小説とでは捉え方が違ってくると思われます。



エンターテインメント小説の場合ですと、やはり結末のつけ方の出来不出来がその作品の良し悪しを決定するような気がします。ですから登場人物への感情移入などはあまり問題にならないかと…。

で、文学作品の場合ですが、素人の私があれこれ駄弁を費やすよりも、数々の傑作短編小説をものしている石川淳が『文学大概』(中公文庫)で短編小説について考察していますので、まずそちらを御一読されるとよろしいかと思います。

なお先に回答されている方々が挙げられている作家に、上記の石川淳と短編の名手と謳われた志賀直哉を付け足してお奨めします。
    • good
    • 0

>すぐ終わってしまって


具体的にはどれくらいの時間で読み終えるのでしょうか?1時間とかですか?
>感情移入ができず不完全燃焼な感じを受けてしまいます。
短編だからと偏重な考え方を持っていませんか?短編でも面白い小説、感銘を受けるものなどあると思います。あるいはたまたま好きな作家にそのような作品がないとかです。
>どうして短編小説をお読みになりますか?
好きな作家が書いているなどです。

回答ですが、
色々読むことをお勧めします。多読・濫読です。図書館で借りれば金銭的な負担はないでしょうし、大手の古本チェーン店を利用してもいいでしょう。
人から勧められたからといっても、必ずしもご自分に合うとはかぎりません。強いて個人的にお勧めする短編小説は・・・
1.シャーロックホームズの冒険 新潮文庫
2.オーヘンリー短編集(1)~(3)新潮文庫

などがおもしろおかしく読むことができます。

この回答への補足

語弊がありました。すぐ終わるとは内容の少なさ(感じ方によるのだと思いますが)のことをさしています。

たしかに今まで読んだ短編でがっかりしてしまったので手が出ないのかもしれません。
オーヘンリー短編集は読んだ事があります。
小学校の頃に呼んだので忘れてしまいましたが面白く読んだのを覚えています。

やはり皆さんとりあえず読んでみるというのがいいようですねありがとうございました。

補足日時:2002/08/16 01:02
    • good
    • 0

初めて読んだ児童文学以外の小説が阿刀田高さんという短編作家でしたので、苦手だともなんとも思わずに育ちました。


感情移入するタイプの小説ではないと思います。
最近読み返してるんですが、いい奴なんてほとんど全くと言っていいほど出てきませんからね。
読む途中で良い作品だ、と思うこともないです。
読み終わってやっと評価のできる作品です。
読んだことがないのでしたら一度読んでみて下さい。
でも、短編というよりショート・ショートに近いかんじなので、今回の話しにはそぐわない作品かもしれません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!