アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

現在使用している会社のプリンタ(canon LBP-1510)が長年使ってきて調子が悪くなってきたので代替機を探しているのですが、プリンタの機能の意味がよくわからず、機種の比較がうまく出来ずに困っております。
 現在検討しているのはcanonのLBP-1420とLBP3500です。今使っているものに似ているのは1420の方だと思うのですが、3500の方は、1420より少し安いのにプリンタ速度が1420より速かったりしてでこちらの方が機能がいいのかな?と思うのですが、1420より少し安い理由がよくわかりません。 
 以下の機能はどちらが良いのでしょうか?
 (1)オンデマンド定着方式とローラ定着方式
 (2)動作モード CAPTとLIPS IVs
ちなみに私の会社は少人数で、毎日使うもののプリンタ量はそんなにありません。
 どなたかアドバイスをよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

プリンタの修理屋です。



LBP-1510とLBP-1420はメカ部分は基本的に大差なく、故障の発生の仕方も一緒です。
コピー、レーザープリンタでは、紙の上に静電気でトナーをのせて、それを熱を加えてプレスし溶かして固定します。
通常は直径3cmくらいのアルミのパイプ(これを定着ローラーといいます)の中にガラス管ヒーターをいれ、加熱し温度を上げます。
反対側からゴムローラーで押し付け定着させます。
この方式をローラー定着方式といい、昔から使われている方式です。
欠点はヒーターと紙の間に空間があり、熱の伝わりが悪く大きなヒーターが必要になること。さらに、使用可能な温度に上がるまで時間がかかることです。

これに対して、キヤノンはセラミックヒーターを特殊なフィルムチューブで巻いて(チューブはヒーターのまわりを回るように余裕はあります)、紙に当てて定着します。
この方式では薄い樹脂のフィルム越しにヒーターと紙がほぼダイレクトに接触するため、小さいヒーターでも充分に温度を上げることができ、省エネタイプの機械が作れます。
このフィルム定着方式を「オンデマンド定着」と呼んでいます。
スイッチを入れて待ち時間なしにすぐ印刷できます。

キヤノンはオンデマンド定着をメインで押していきたかったのですが、当初はフィルムの偏りや耐久性の問題で高速機が作れず、ローラー定着は高速機として残りました。
オンデマンド定着も改良が進み高速機が登場すると、ローラー定着は低価格のエントリー機としてLBP-1510/1710が登場しました。
その後、少し速度が上がったLBP-1420が登場。
このときオンデマンド定着はLBP-1820/1620、その後LBP3600/3700/3800、LBP3500/3900/3950、LBP3920/3970と進んできました。

ここでLIPS(リップスと読みます)の話になりますが、LIPSはキヤノンがレーザープリンタを出した当初から採用されていた「ページ記述言語」です。しかしながら、完全にキヤノンの内製ではなく、社外で開発したものを採用しているようでしたので、それなりの料金を支払っていたようです。
CAPT(キャプト)は完全にキヤノンの内製で余計なコストは抑えられたわけです。A3機ではLBP3600に続く採用です。


この2台の価格差ですが、LBP-1420は2~3世代前の機械で、もともとのコストが高かったという理由があります。また、ドライバの差による価格差も無視は出来ません。

新しいものの方が性能もよく価格も安くというのはプリンタと言う商品の常です。
購入するのでしたらLBP3500をお勧めします。

LBP-1420系は低価格機として専用設計されたものでして、耐久性に乏しく、使い込むと駆動系のトラブルは付いて回ります。
全く個人的な所見ですが、LBP-1420系は3万ページを越えると色々とトラブルが出始め、大体5万ページ位で更新するケースが多いようです。
シリーズの中で一番評判のよかった、LBP-850系(LBP-840、870、880、910、1810、1610、1820、1620)なら4~5倍くらいはもちます。

LBP3500は上位機種のLBP3900などと基本的には一緒ですし、現実問題として故障の発生率はかなり少ないようです。
CAPTは少々クセのあるドライバなのですが、普通のアプリケーションを使う限りでは全く問題ありません。


なぜ、LBP-1420が継続して販売されているかと言うことになりますが、産業の現場ではいまだにDOS機やWindows95などの機械が働いています。
Windows2000のマシンにわざわざNT4.0をインストールして使うという事例もあります。
その時代に作った業務用のアプリケーションはコストもかかっていたこともありますが、仕事のやり方が変わってしまうと困るため、昔のスタイルを守るわけです。

CAPTは新しい時代のドライバですので、古い機械には対応していません。また、新しいプリンタにはUSBポートだけで、昔ながらのセントロポートは省略されました。

したがって古いアプリにも対応できるLIPS+セントロ仕様のプリンタの需要は固定してあるのです。
商売として成立する数は望めませんので、古い機種の継続販売となるわけです。
A4のLBP-350も同様の理由で販売されています。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

こんなにも詳しくわかりやすいお答えを専門家の方から頂けるとは思ってもおりませんでしたので、大変嬉しいです!!3500の方にしたいと思います。丁寧なお答えを本当にありがとうございました!

お礼日時:2007/09/26 10:05

下記で比較を


http://kakaku.com/prdsearch/prdcompare.asp?PrdKe …

それぞれに、長所短所有りで・・・

>調子が悪くなってきたので代替機を探している
会社で使用しているなら、 ネットワーク印刷 の必要性は?

この回答への補足

早速のお答えありがとうございます。リンクまで貼っていただき助かりました。会社のプリンタは全員で共有して使っているのですが、3500だと何か別の器具を買ってとりつけないといけないのでしょうか?会社の人に製品仕様を見てもらったところ、どちらも(全員で)使えるのではないかと言われました。

補足日時:2007/09/25 14:21
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!