プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 ニュースの一般人インタビューで、よく「それはモラルの問題ですね。」と答えますね。
 私が一番始めに聞いたのは、駅前の違法駐輪問題で、町会長と紹介された人の「困ったことです。モラルの問題です。」とのコメントでした。思わず、大爆笑してしまいました。「モラルの問題」と言えば、良識の問題、すなわちその人の思想・信条の問題で他人がとやかく言うことではない、と言うのが国語的に正しい意味だと考えていたからです。「違法」(刑事法規や行政法規に抵触)と言っているのに、「他人がとやか言える問題じゃない」、とはこれ如何に?ですよね。
 以前は、そんなコメントを聞くたびに「こいつバカじゃん!」て笑っていたのです。

 ところが最近、高速道路のパーキングやスーパーの駐車場の障害者専用スペースに、健常者が止めている問題で、一般の人が「モラルの問題でしょ。だからその人の判断にまかせとけば。」と言ってたのですね。
 今度は、ちょっと背筋が冷えました。用法は正しいのですが、「モラルの問題」を連呼しているうちに、みんなどんどん他人に冷たくなってきてるのではないか?と思ったからです。

 そこで、くだらない質問ですが、皆さんは「モラルの問題」という言葉について、どのようなイメージ・お考えを持ってますか?

A 回答 (6件)

こんばんわ。


>高速道路のパーキングやスーパーの駐車場の障害者専用スペースに、健常者が止めている問題

については、最近とみに気になる問題なので乱入させていただきます。
確かに法律で決められている訳ではないのでモラルの問題だといえます。
深夜や他の駐車場ががらがらの時間帯に、ちょっと停めるくらいなら
ともかく、
平時に遠くに停めるのがめんどくさいという理由で、あきらかにそれとは違うと思われる人が
停めているのは、正直、むかつきます。若いヤンキー(古いけど)みたいなのならともかく、
外車に乗ったセレブっぽい女性や普通の主婦までが平気で停めているのを見ると、
世も末だなぁ。と感じる次第です。

こうなってくると、介護者のいない障害者にとっては大変なストレスでしょうし、
法律で取り締まってほしいと思うほどです。なんでもかんでも法律で取り締まらないと、
あるべき姿を守れない社会というのは、実にあさましい、貧困な社会だなぁと思います。

ぐちになりましたが。
    • good
    • 0

町会長さんの言葉の意味


違法かどうかを考える以前に人として当然守るべきことができていないと批判する言い方。つまり、人間としてだめだという強い批判です。仮に法律が分からなくてもそれくらい分かるだろということ。
「他人がとやかく言うことではない」という意味は含まれていません。

質問文の中の一般の人の言葉の意味
違法でなければ何やってもその人のかってだ。
こちらが「他人がとやかく言うことではない」という意味です。これは、冷たいのではなくその人自身が他人に迷惑をかけても平気な人のように思える。

用法が正しいのは町会長さんの方だと思いますが。
    • good
    • 1

>良識の問題、すなわちその人の思想・信条の問題で他人がとやかく言うことではない


これが国語的に正しいとはとても思えないのですが。思想・信条とモラルは直接的に関連するものではないでしょう。自転車の違法駐輪に思想や信条が絡むものなのでしょうか??
例えばエホバの信者が輸血を拒否するのはモラルの問題と言うのでしょうか? あるいは卒業式の国旗・国歌の問題とか。
またモラルをこの定義で使うならこれらが「他人がとやかく言うことではない」という立場で論拠されることはあるのでしょうか。とやかく言われまくっている問題ではと思います。

でよく使われるモラルの問題については2番さんのご指摘の通りだと思います。モラルやマナーの問題については思想の自由と放置されるべきというような社会的な通念は存在していません。注意することで面倒に巻き込まれるからとか、関わりたくないというような風潮は増えてきていると思いますが、これは決して相手の思想や信条を尊重しているわけでもありません。冷たいというのが、モラルやマナーを社会が監視しなくなったということであれば、それは合っていると思いますが、個人の自由としてそれを社会が認めてきたというのは錯誤されていると思います。

で話はちょっと変わりますが、「モラルハザード」という言葉があります。元々これは経済用語で、保険業界等で使われていた言葉です。被保険者が、保険(セーフティーネット)を過信して慎重さを欠く行為をすることを示しています。具体的に言うと自動車保険があるからと速度違反を繰り返すようなことです。
これを防ぐには、免責事項などを設けて被保険者に責任の大部分が有る場合は保険は適用されないとかのムチ、あるいは逆に保険に入っていてもそれを利用せずに長期間たてば別途割引するなどのアメを使うことで、被保険者にハザードをさせないことでのメリットを与えるということが重要になります。つまり保険があるからと言って過信しないで下さいねという言葉やマナー向上という呼びかけだけではモラルは維持されるものではないのです。
従来の日本では村社会的な価値観がモラルの維持に非常に有効でしたが、これが崩壊してしまっている以上、別の価値観で縛らなければなりません。それは例えば法律や条令になってしまうのでしょうが、問題の違法駐輪の話だと、これはもう具体的に司法による取締りを強化するということしかないでしょう。
ただこういう縛りの問題については、社会心理学的な見解から言えばより悪循環を生みやすくなることもあるので、安易に司法に頼るというのも問題です。簡単にいうと、周囲の迷惑になるからマナーは守るべきという価値判断が違法行為だからやめるという価値判断に摩り替わってしまうような状態のことです。
    • good
    • 1

町会長さんは、「モラル」を「人として守るべき当たり前の良心、道徳」という意味で、「問題」を「疑問だ」という意味で用いたのでしょう。


すなわち非常識な奴だ、「モラル=人として守るべき当たり前の良心」が無い!、それは人として「疑問だ」!と怒っているわけです。
勿論、「違法な事をするとは、人としての良心があるのか疑問である」と言えば分かり易いのですが。「モラルに疑問」という風に言えば良いということでしょうか。

国語は大部分の人が間違った使い方をすると、その使い方も正しくなりますよね。
たとえばイギリスの諺「転がる岩にコケは付かない」は、落ち着きの無い人に対する否定的なものでしたが、アメリカでは、行動的な人を肯定するものになりましたよね。
「モラルの問題」もその一例かと思います。
最近ではこの用法も市民権を得た(?)と個人的には思います。

駐車場のインタビューの件では、確かにあまり他人に関わりたくないとい印象を受けます。
    • good
    • 0

ちょっと勘違いされているようなので


モラルについて説明をします。

モラルとは一般的には道徳や倫理感とも呼ばれ
社会や共同体において習慣の中から自然発生的に
生まれた規範のことを言います。
いわば「不文律」のことです。

法律などとの厳格な規範規則とは違い、そもそも
明確な定義はありません。そういう意味で法律は
「最低限の道徳」と呼ばれます。

だから、モラルというのは決して
「個人個人の考え」というものではありません。

ましてや「人の思想・信条の問題で他人がとやかく
言うことではない」というものでもありません。
むしろ「とやかく言われない為に守るべき共同体の
構成員としてのルール」なのです。

日本は古来よりムラ社会として成立してきました。
そんな中、ある一定の道徳観(モラル)がありました。
それが「恥」という概念です。
共同体の構成員として生きていくには
恥ずかしい行為はなるべくなら慎まなくてはいけない。
と言う事なのです。

決して「個人の思想の自由」ということではありません。

このようにモラルは欧米のパブリックの概念からくる
マナーとは区別して使います。

ちなみにマナーはあくまでも個人が自発的に守るものであり、
それ自体罰則はありません。
逆にモラルというのは違反すると社会的な制裁が課せられる
のが常道です。昔なら「村八分」といって仲間外れにされました。
あなたの言うのは「モラルの問題」
というよりも「マナーの問題」のことなのです。

くれぐれも参考まで
    • good
    • 0

モラルとはお互いの人間関係をスムーズに行うためのマナーのことです。


これを自己中心的な考えにすると、貴方が思っているような権利主張になります。
そして、他人のことは、どうでもよくなり、自分に被害が会った時にだけ主張し、相手を傷つけ、やがては、人間不信に陥ることがあります。
それが、大きくなると、「自分が正しいことだけを主張して、何が悪い」と思うようになり、喧嘩になります。
そして、戦争にまで発展します。
モラルの低下が、そこまでなることは、世界ではまれにあります。
日本人はおとなしいのでそこまでは、ならないですが。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!