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リニアモーターカ(超高速列車)の開発が日本ではじまって数十年が経過しますが,
限界速度は500km/h程度なんでしょうか?
どんなに頑張ってもジェット旅客機(約800km/h)にはかなわないのでしょうか?
1000km/h位で走らせる事は不可能なのでしょうか?

それと不思議に思うのですが何故リニアモーターカの研究が未だ行われているのでしょうか?
せいぜい500km/hが限界速度で目まいがするくらいの建設費+電気代を必要とするリニアモーターカを誰が欲しがるのでしょうか?

少なくとも防衛費ですら足りない現在の日本なのにリニアモーターカ建設なんて二の次,三の次ですよね。
他国に輸出するとしても非現実的な建設費(それとせいぜい500km/h)を要するリニアモーターカをどこの国が欲しがるのでしょうか?

建設費+電気代を大幅削減するという研究は全く行われていないのでしょうか?

A 回答 (8件)

>>限界速度は500km/h程度なんでしょうか?<<



そうではありません。営業線として運転するならそれくらいで十分だという判断があるだけです。東京-大阪ほどの距離ならば、現在のたかだか最高時速270キロ程度の新幹線にも飛行機に対する優位性があるのですから、時速が飛行機に劣ることは問題にならないわけです。むしろ時速500キロ、1時間で東京-大阪を結べ、かつ、今の飛行機程度かそれより多少高い程度の料金になるならば、リニア新幹線の圧勝となることは容易に想像が出来ます(飛行機はこの区間を50分程度の飛行時間で結んでいますが、実際には郊外にある飛行場へのアクセス、搭乗手続きにかかる時間などを考えると2時間くらいは簡単にかかってしまいます)。

なお技術的な限界速度が研究されているかどうかは寡聞にして知りませんが、電磁力による推進という特性からして、現在の方式では700~800キロあたりが一つの壁ではないかと思います(それ以上を出そうとすると、沿線に多数の変電所を設けて次々に電流を切り替え車両に浮力・推進力を与えている現在の仕組みでは間に合わなくなることが想像されます。このため、たとえば、車両自体に発電装置を積むといった方式がとられるでしょうが、そのためには“常温超電導”の技術開発が不可欠でしょう)。

>>せいぜい500km/hが限界速度で目まいがするくらいの建設費+電気代を必要とするリニアモーターカを誰が欲しがるのでしょうか?<<

上述のように500キロで飛行機に対し圧倒的な優位が得られるならば、ビジネス客中心に需要は高いといえるでしょう。そもそも、東海道新幹線を作った当時の負担は、IMFから莫大な借金までして作ったわけですから、現在のリニア建設の負担より重いと言えるかも知れません。JR東海は5年で数千億円の投資負担に耐えられる企業ですから、多少の補助金はないとつらいでしょうが、リニア全線の建設費をほぼ独力で捻出することも不可能ではないでしょう。

それ以前に一番作って欲しい、作りたいと思っているのはJR東海自体でしょうけどね。整備新幹線計画における中央新幹線は、在来型でないリニア方式だから建設の可能性があるのであって、在来型の新幹線では(すでに東海道新幹線が走っている以上)作られる順番としては一番最後でしょう。また作られる場合であっても、在来型新幹線であればJR東海以外にも建設が可能ですから、事業主体がいつのまにかJR東日本になっている可能性だって否定できないわけです。そうすると、東海道新幹線以外はすべて赤字路線のJR東海には死活問題になってしまいます。
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お礼日時:2008/08/14 04:25

この前TVでジェットエンジンを使って実験したとやっていましたがブレーキがかからずどっかに衝突したそうです。


500キロが最大なんじゃありませんか。?
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お礼日時:2008/08/14 04:23

#2です。



>限界速度というものはリニアモーターカーにはないんですね。出そうと思えば1000km/hでも2000km/hでも可能なのですね。

技術革新により可能になるかもしれませんが、実際は限りなく無理でしょう。
・前述の衝撃波の問題
・超音速走行→宇宙飛行士なみの加速減速Gに耐えられるだけの人間しか乗れないのでは?→果たして公共交通機関としての性格にそぐうのか?
・上と関連しますが、加速は良いとして、リニア実現の一番の障害が、減速の問題。 2000kmを出して東京~大阪を走ったとしたら、人間の体に耐えられるだけのGで減速していくと、東京発なら大阪を通りすぎるのではw

>空前絶後の建設費(100兆円くらい?)が掛かるのにですか?クーデターが起こるかも。
100兆という数字を前提にすると、さすがに日本の国家予算の支出1年分以上ですから、さすがに建設経費削減策をしないと無理でしょうね。
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お礼日時:2008/08/14 04:24

 速度の問題については、ほかの回答者様が語っておられますので、小生はその他について述べさせていただきましょう。



 リニアモーターというと、日本ではどうしても超高速列車、への利用ばかりが取り沙汰されてしまうのですが・・・

 中国があれほど熱心にリニアモーター(って言うより超伝導技術)を研究しているのは、軍事目的への転用が容易だからです。航空母艦のカタパルトとか、ミサイル発射台とか。
 そんな理由もあって、日本は現行の新幹線技術は供与しても、リニアモーターだけはかたくなに中国への提供を拒否しているのです。
 軍事への応用が利く、となれば、これはある程度採算度外視、という流れになるのは自然のことです。東西冷戦時代の米ソの宇宙開発競争の歴史を見れば一目瞭然ですね。そういえば現代の中国も、宇宙開発にご執心ですし。
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お礼日時:2008/08/14 04:26

JR東海では、技術開発がすすんだ結果、当初の見込みからかなり建設費が減額できる見込みがたち、東京~名古屋なら5兆円程度の建設費で済むと試算しているようです。



http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070803AT1D …
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kaisetsu/news/ …

これは、国鉄債務のうちJR東海が返済を行う約5兆5000億円よりも少なく、最悪の場合は、自社の責任で負担が可能な範囲と考えているようです。名古屋まで建設すれば、名阪間は行政からの支援も期待できるという目論見があるのでしょう。
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お礼日時:2008/08/14 04:26

リニアモーターカーの研究が続けられているのはJR東海が必要としているからです。

東海道新幹線の代替え路線(中央新幹線)として計画が進んでいます。代替えですから中央新幹線は通常の新幹線でも用は足りるのですが、どうせなら航空機に対応できるリニアモーターカーにしたいという考えのようです。

速度向上や超伝導電磁石などの技術研究は一通り終了し、今後は実用化に向けたコストダウンや安定化などの研究に進んでいくようです。
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この回答へのお礼

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お礼日時:2008/08/14 04:27

書けることだけ。



>1000km/h位で走らせる事は不可能なのでしょうか?
時速1000kmくらいの音速近くまでもっていくと、到達時速の速さより、周辺の窓ガラスが割れるなど、衝撃波の問題が生じます。気温次第では、ソニックブームが発生=衝撃波対策など、要らぬコストが発生します=時速500キロでの経済効果と、時速1000キロでの経済効果を考えたら、諸コストを勘案したら、前者の方が経済効果に優れています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%8B% …
コンコルドが飛行していた空港が限定されていたのも、上記要因もかなりあります。

>少なくとも防衛費ですら足りない現在の日本なのにリニアモーターカ建設なんて二の次,三の次ですよね。
政治家他の利権がどれだけ潤うかによって、鉄道関係は建設されますから、それ次第。時の権力者がリニア利権に興味をもったら、真っ先に建設されるでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ご説明有難うございます。

因みに参考としてお伺いしますが
限界速度というものはリニアモーターカーにはないんですね。
出そうと思えば1000km/hでも2000km/hでも可能なのですね。

> それ次第。時の権力者がリニア利権に興味をもったら、
> 真っ先に建設されるでしょう。
空前絶後の建設費(100兆円くらい?)が掛かるのにですか?
クーデターが起こるかも。

お礼日時:2007/09/29 22:05

JRマグレブ方式についてのご質問だと思いますのでそれについて回答いたします。



まず地上で音速を超えると衝撃波が大変なことになります。それに500km/hであっても東京~大阪間が1時間程度で結ばれることになりますので十分である、という考えがあります。それに高速になればなるほど騒音も大きくなりますので、それとのバランスをとって営業速度は決定されます。

リニアモーターカーの意義ですが、現在の研究では中央新幹線としての建設を目指しています。これは東海道新幹線の輸送力が年々逼迫してきており、第2の路線が必要となりつつあることと、万一東海道新幹線が不通となった際の代替路線が要求されていることです。東京~大阪間の移動が難しくなるとなれば日本経済において大きな打撃を与えるとされています。(飛行機と新幹線では輸送力に大きな差がある)
そして前述のように1時間で東京~大阪間を結ぶことになると経済活動に大きなメリットを与え、日本の更なる発展が見込まれる、と予想されています。

またリニアモーターカーの研究はすなわち超伝導をいかに高い温度で実現するか、ということといっても過言ではありません。いまは-253℃くらいで超伝導状態になる磁石が開発されています。当然のことながら超伝導状態を派生されるためにはその温度まで冷却しなければならず、この温度が高ければ冷やすのに必要な電気代等も少なくて済みます。

輸出は念頭に置いていないと考えられます。新幹線技術は台湾に輸出されましたが…。あと中国はドイツからリニアモーターカー技術を輸入して現在430km/hで営業運転中ですね。

-------------蛇足
ちなみに日本でもリニアモーターカーそのものは営業運転中です。古いところでは大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線、新しいところでは愛知高速交通東部丘陵線があります。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

現在の需要は東京~大阪間のみなのでしょうか?
他の地域では赤字確実なのでしょうか?

20年前も建設費が途方も無く掛かり非現実的と言われてましたが建設費問題についてはその後,進展はあったのでしょうか?


まさか,高速増殖炉"もんじゅ"のように研究打ち切りになんてならないですよね。
もし,そうなったら宮崎や山梨の実験線や今迄の研究費は何だったの?になっちゃいますよね。


> 輸出は念頭に置いていないと考えられます。

何処の国からも欲しがられてないのですね。とほほ。。。


> -------------蛇足
これは一応,知ってます。

お礼日時:2007/09/29 08:51

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