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僕は小説はあまり読まず、詳しくもないのですが、安部公房の「砂の女」、カフカの「変身」のような小説を求めています。どちらも読みやすく、それでいながら奇妙で、どっぷりとその世界に引きづりこまれていくような小説でした。作品名やおすすめの作者がいたら教えてください。

A 回答 (4件)

安部公房とかが良いなら、草上仁の短編はどうでしょう。


書籍名だと「クラゲの日」「こちらITT」あたりですね。
長い物も良いのですが、この人の短編は独特のほのぼの感があって、つい読んでしまいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。さっそく読んでみます。

お礼日時:2007/10/12 18:23

わたしも安部公房を天才と尊敬する者です。

趣味は一致すると思います。

ロベルト・ムージル「三人の女」と「黒つぐみ」。岩波文庫で1冊にまとまっています。日常の中への神秘の突如とした乱入。たまりません。ただし、読みにくい小説の部類に入ります。短いので気合で読んじゃいましょう。

アルフレート・クービン「裏面」。マイナー小説ですが、表現主義(ヒトラーから退廃芸術と罵倒された絵描きたち)の系譜に位置する小説で、大都市の幻影的腐敗を描いたもの。なお、アルフレート・クビーン自身が絵描きでもあります。

ちょっと方向性は違い、明るい感じですが、大原まり子「スバル星人」。暖かな日常の裏に潜む、残酷な裏面、それを乗り越えようと生きる主人公の勇気(ラストシーン)が感動もの。一見POPに見えて、意外に残酷。

ミヒャエル・エンデ「果てしない物語」。ご存知、映画「ネバーエンディングストーリー」の原作。この手の作品の場合、原作の持つ深さは、映画では表現されていないことが多いですよね。いったんは英雄になった主人公が全てを失い、殺し合いまでした、もうひとりの主人公が、真の友人として助けに来てくれるシーンは感動します。一見、やさしげな月の子供が、実は読者のエネルギーを奪って生き続ける本の支配者であったというのも、ショッキング。

マンガですが、楳図かずお「わたしは真悟」。楳図と言えば恐怖漫画家のイメージがあるかもしれませんが、これは哲学マンガです。本人が、あの代表作「漂流教室」の十倍の感動を提供してみせると豪語して描いた、まさに最高傑作です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%9F% …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ご丁寧にいろいろご説明していただいて感謝してます。
さっそくメモって昼休みにでも本屋に行ってきます。

お礼日時:2007/10/12 18:25

私も、安部公房、カフカ好きなのでおそらく気に入るかと思うのですが、あまりポピュラーではないけれど日野啓三の作品はとてもテイストが似ています。

『天窓のあるガレージ』など作品は多いのでどれもお勧めです。自分のプレゼンスを色んな形で確認しようとする足元の定まらない感じが非常に好きなところで、是非お勧めです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。さっそく読んでみようと思います。

お礼日時:2007/10/12 18:22

こんにちわ。



宮城谷昌光「天空の舟」をご存知ですか。

中国の古典を題材に小説を書かれている方ですが、
漢字にこだわっている人で、どっぷりと宮城谷ワールドに浸れます。
これはその処女作。後期の作品はビジネスマン向けの軽い
読み物の印象が強いですが、これはお薦めです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%9F%8E% …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
さっそく参考にさせていただきます。

お礼日時:2007/10/12 18:27

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